続・ROCK‘N’ROLL退屈男

読み難い駄ブログに付き、御注意下さい。

「大宮酒場 もつ焼きエビス参」【大宮】

◆「大宮酒場 もつ焼きエビス参」【大宮】

 

 …昨晩。

  今週は何だか、独りでゆっくり、外で酒を飲りたい気分で、

  久し振りにサタデイナイトヒーヴァーをしに、十七時半過ぎに家出。

  休日に態々電車に乗り、大宮の街へと出て、毎度の此方へと急行する。

  店内に入ると、御店主から「御帰りなさい」と迎えられ、

  何時もの指定席の止まり木にヨッコイショーイチ。

  「ホッピー!?レバ、タン!?」と声が掛かり、「御願いします」と発注。

 

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 ◎「ホッピーセット(白)」五〇〇円

 …焼酎の入ったジョッキと瓶を受け取り、ホッピーで割ったら、

  心の中で「御疲れ様でした」と自らを労い、グイっと呷る。

  致死量に近い焼酎は、ガツンと肝臓に直撃する旨さ。

  店内のテレヴィヂョンは、ラ式蹴球世界杯の新西蘭対愛蘭戦が流れており、

  僕は携帯電話で、プロ野球日本選手権シリーズの経過に見入り乍ら過ごす。

 

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 ◎「レバ刺し」四八〇円+「タン刺し」五五〇円

 …さてさて、摘みは此れに限る。

  低温調理済みの肉刺し的な物が無いと、酒宴は始まらない。

  「レバ刺し」は胡麻油と塩のテレレで頂く。

  ぷりっとした弾力、コリッとした歯触り、濃厚な味わいは秀逸。

  「タン刺し」は醤油味の特製のテレレで頂く。

  しっとり、むっちり、コリッと、幾つもの食感、口当たりを堪能出来、

  見ての通りの綺麗な桃色で、脂が程好く入っており、豚との熱いヴェーゼを交わす。

 

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 ◎「豚バラキムチ」四八〇円

 …肉刺し的な物を存分に堪能し、ホッピーも三杯目が空き、新たに発注したので、

  趣きを変えて、摘みも発注しよう。

  久し振りに此れを蛋黄酱付きで御願いをする。

  豚バラ肉は厚味が有り、確りとした存在感。

  表面はカリッとして、噛むとさっくりと千切れ、脂身の旨味が迸る。

  朝鮮漬は辛味も控え目だが、蛋黄酱が円やかにして呉れ、コクが増して良い。

  白米が欲しくなるが、代わりにホッピーで流し込む。

 

 ホッピーを六杯頂き、二十二時に迫ろうとしているので、〆に向かおうかしら…。

「麺屋 六文銭」【宮原】

◆「麺屋 六文銭」【宮原】

 

 …今週は四日間の労働だったが、何だかんだ、心がぞみぞみし乍ら、

  強制消灯されてからも労働したりと、能力の限界に直面した疲労困憊の一週間。

  此の世知辛い現代社会を生き抜く自信なんぞ丸で無く、生まれて来た事を後悔し、

  早く寿命を全うする事を、一日千秋の思いで暮らす毎日。

  皆様は如何御過ごしだろうか…。

  漸く漕ぎ着けた週末の休日は、八時過ぎにのそのそと起き出し、

  一〇時前にはホスピタりに出掛ける薬物漬けのポンコツおぢさん…。

  簡単な診察を受け、薬物を処方して貰い、十一時には解放される。

  折角歩いて出掛けたからには、昼御飯がてら一杯飲ろうと決めていた。

  九月二十一日以来、一ヶ月もの御無沙汰の此方へ一番乗り。

 

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 ◎「サッポロラガー中瓶」五六〇円

 …カラカラと硝子戸を開けて店内に入り、券売機で一通り食券を購入し、

  女将さんに手渡し、何時もの定位置の止まり木にヨッコイショーイチ。

  直ぐに瓶麦酒が出され、手酌で、十一時十五分から口開けの一杯。

  赤星をグイっと呷れば爽快な苦味が駆け抜ける。

  サッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所から、創業翌年の明治一〇年、

  一八七七年に発売された、現存する日本最古の麦酒銘柄ならではの安心感。

  熱処理麦酒の確りとした厚味の有る味わいが特徴で、此の苦味が何とも心地好い。

 

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 ◎「もりそば(中盛)」八九〇円+「トッピングチャーシュー(40g)」二〇〇円
  +「味付け玉子」一一〇円

 …麦酒をちびちびと飲り、半分程が空き、十五分程でつけ麺の御出座し。

  おっ、叉焼の形状が何時もは丸いが、今日のは角張っていて変わったな。

  其の叉焼をつけ汁に移し、今回は茹で野菜が最初からつけ汁に投入されている。

  さあ、準備万端、万事整ったら、後は麺を手繰って浸して啜るのみ。

  つけ汁は安心、安定の甘酸っぱくも、円やかでコクの有る味わい。

  重過ぎず、さっぱりし過ぎず、絶妙な塩梅で動物系の出汁が力強さを与えている。

  出入口の壁上に飾られた、故・山岸一雄氏の写真と直筆の色紙、

  「宮原に旨いものあり 特もりの忘れられない そばの味」が物語る通り、

  「東池袋大勝軒」で修業、研鑽を積んだ御店主の実直な仕事振りが味に滲み出る。

  国産素材のみを厳選した完全無化調に拘り、滋味溢れる旨味が迸る。

  動物系の出汁は、豚背骨、鶏胴ガラ、拳骨、鶏油、豚背脂、豚頭骨、鶏足、

  鶏頭から炊き出され、円やかでコクの有る味わいが冴え渡る。

  麺は、旧「六文銭」、現「フレンチバル セゾニエ」で打たれた自家製麺

  昨年春頃から、既製の全粒粉から、自家製の全粒粉に変えたとの事で、

  玄小麦を仕入れ、より香ばしくする為に炒り、石臼挽きしていると言う拘り。

  澱粉等の混ぜ粉を使い、茹で時間を短縮し、もちもち感を出す事も出来るが、

  小麦本来の香り、風味が損なわれるので其れをせず、麺を口に入れた瞬間、

  広がる小麦本来の香りと風味全てを引き出す為、北海道産一〇割で、

  全粒粉を始め、四種類を独自に配合していると言い、麺自体に旨味が有る。

  澱粉を使わずして、此の弾力を醸し出すのは、恐れ入谷の鬼子母神だ。

  叉焼はつけ汁の熱で戻され、何時もより脂身の部位が多目で、蕩ける味わい。

  那須高原豚の肉質の良さが堪能出来、確りとした味付けも心強い。

  味付け玉子は齧れば黄身がドピュんと飛び出しそうで、車厘状のねっとり感。

  板東英二でなくても、一日六個以上は食べられるに決まっている旨さ。

  つけ麺を摘みに麦酒を飲り、最後はつけ汁を残らず飲み干し、

  お気に入りの味を存分に堪能し、とぼとぼと歩いて帰る撫で肩のおぢさん…。

「富士らーめん」【浅草(つくばエクスプレス)】

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 ◎「つけ麺(中)」八五〇円+「メンマ」二〇〇円
 
 …水曜日。
  今週は苦手な重たい業務も有り、心身共に草臥れ果てる。
  一度で良いから、大門未知子の様に「私、失敗しないので」と言ってみたい。
  僕の場合、「私、失敗しかしないので」と言う自信だけは有る…。
  さて、話は遡って、真ん中もっこり水曜日。
  此の日は運良く、独りぼっちで昼御飯を摂る機会に恵まれる。
  先週に「らーめん 改」は御邪魔しているので、他を当たろう。
  七月十六日以来、三ヶ月振りの御無沙汰の此方へと出掛けよう。
  浅草六区へと歩き出し、十五分で到着し、木戸を開けて店内へ。
  先ずは券売機で食券を購入するが、増税後も価格は据え置きとは有難い。
  何時通りの食券を購入し、冷水を置かれた止まり木にヨッコイショーイチ。
  食券を手渡し、歩いて火照った身体を冷却すべく、冷水をグイッと呷る。
  厨房内は御店主と、印度、巴基斯坦系の男性店員氏の二人体制で、
  パックンマックンと同じ編成で、此の所は此の布陣で落ち着いている。
  一〇分程で配膳されるが、以前は麺麻は麺の上に配置されていたが、
  今回は別皿で提供されるが、洗い物が増えるので、皿を汚さなくても良いのに…。
  其の麺麻をつけ汁へと全て投入したら、麺を手繰って浸して啜ろう。
  つけ汁は御馴染みの魚介豚骨だが、世間に蔓延るあの味わいとは一線を画し、
  粘度は低く、サラッとしているが、確りと豚骨の骨粉と魚粉が詰まっている。
  濃厚過ぎず、かと言って淡白過ぎず、絶妙な塩梅のコクとすっきり感。
  甘味は微糖程度で、酸味は無く、鰹の風味が嗅覚、味覚に訴え掛けて来る。
  今は無き「麺屋武蔵 江戸きん」、浅草の老舗「与ろゐ屋」で修業したと言い、
  其処で培われた手法と、夫々の良い所を取り入れたと言って良かろう。
  そして、細目の麺はと言うと、此れが、噛むとポキポキ、コリコリと音がして、
  強靭な腰と張り、表面の微かなざらつきが心地好く、箸を持つ手が止まらない。
  出入口付近には製麺機が有り、其れで打たれた自家製麺で、長野県は篠ノ井
  柄木田製粉の中華麺用粉「黒獅子」、超強力小麦粉「ちからのめぐみ」を使用。
  「黒獅子」は、力強く弾力の有る麺に仕上がり、癖の有るスープが確り絡み、
  「ちからのめぐみ」は、北海道産「ゆめちから」と長野県産「ハナマンテン」、
  二種の小麦を配合し、ロール製粉で、麩質が超強力小麦の特徴が有ると言う。
  さて、大量の麺麻に取り掛かろう。
  別皿で提供された物は、提供前に鉄鍋で軽く熱が入れられ、香ばしくしてあり、
  最初からつけ汁に沈んでいる物は其の儘で、麺麻で二種類の味が愉しめる。
  太さも有り、ポリポリ、シャキシャキ、ゴリゴリと、様々な歯触り。
  此れを摘みに麦酒を呑みたい衝動に駆られる旨さで、食べても減らない量感。
  刻み叉焼は相変わらず秀逸で、此れも鉄鍋で軽く焼かれてから投入され、
  香ばしさと共に、蕩ける脂身の膠原質の良さが味わえ、此れを増したい…。
  最後はつけ汁を飲み干し、プリン体を存分に摂取し、久し振りの味を堪能する。

「市場食堂 花いち」【吉野原】

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◆「市場食堂 花いち」【吉野原】

 

 ◎「海老フライ スペシャルわがまま丼(カニ汁付)」二八五〇円

 

 …其れにしても、昨夜の颱風は中々に強敵で、起きている間に通過するのは久し振り。

  風雨は凄かったが、建て付けも悪くないので事無きを得たが、

  甚大な被害が出た地域も有る様で、心より御見舞い申し上げたい。

  三連休の中日の今日は元々、先月に続いて、父親の故郷でもある上田へと、

  玉子を探し求めに出る予定だったので、朝一で高速道路の状況を確認すれば、

  通行止めも無い様なので、八時半前に出立。

  途中、荒川に架かる上江橋を通れば、河川敷の運動場や孔球場は跡形も無く、

  全て濁水の下に沈み、見た事の無い光景に被害の大きさを思い知り、

  遠くに綺麗に見える富士山との対比が何とも皮肉だ…。

  国道二五四号線を北上すると、突如、東松山市に入る手前の交差点で通行止めに。

  脇道から迂回を試み、途中、再度、高速道路の状況を確認したらば、

  何時の間にか、関越自動車道上信越自動車道が通行止めに変わっている。

  当たり前だが、此れは無理だと諦め、突然、今日一日が暇に成る…。

  上田市も国分付近で千曲川が氾濫したと聞くので、此ればかりは致し方無い。

  当てが無く成り、思い付きで秩父方面にとも思うが、御多分に洩れず、

  国道二九九号線も通行止めで、今日は大人しく、ぶらっとして帰ろうかね。

  どうせなら昼御飯を済ませて帰ろうと、遠出で金を使う事も無くなったので、

  何か旨い物を豪勢にと、思い付いたのが大宮総合食品地方卸売市場内の此方。

  一〇年以上前に一度だけ御邪魔した事が有るが、様々な媒体の取材を受けており、

  地元では有名で、昼時は大概、大行列が出来ているが、今日は流石に、

  十一時半過ぎと時間が早く、颱風一過の病み上がりの様な日だけに空いている。

  店内に入り、食卓席にヨッコイショーイチし、献立表を眺める。

  此方は海鮮丼と巨大な海老フライが有名なので、其の両方が味わえる物が良い。

  第一希望は「海老フライ うに丼カニ汁付)」だが、如何せん、三三〇〇円…。

  石油を掘り当てるか、皇室関係でないと無理なので、敢え無く断念。

  止むを得ず、我が儘にも「海老フライ スペシャルわがまま丼(カニ汁付)を発注。

  すると女将さんから、海老フライは有頭だと一本、無頭だと二本と言われ、

  目刺でも柳葉魚でも尾頭付きが縁起が良いので、有頭海老で御願いする。

  厨房内は男性の板さん一名、後は複数名の女性店員氏で切り盛りしているが、

  熟女の中に、金髪のギャルギャルしい感じの若くて綺麗な女性店員氏を発見。

  言っちゃ何だが、如何してこんな所に!?と言う程で、おぢさん、ほの字…。

  目が♡に成っていると、十五分程で女将さんが配膳して呉れる。

  ギャルが良かった…。

  気を取り直し、盆の上に集中すれば、何とも華やかで豪勢で賑やかだ。

  海老フライに檸檬を搾り、卓上の中濃ソースをぶっ掛けた後、

  海鮮丼にも誤って中濃ソースを掛けない様に確認し、醤油をぶっ掛ける。

  先ずは蟹汁で喉湿しをし、丼を持ち、「スペシャルわがまま丼」に取り掛かる。

  構成は鮪の中落ち、甘海老二本、蟹の解し身、飛び子、鮭卵、雲丹、錦糸玉子、

  貝割れ大根、葱、そして別皿で鮭卵が付き、此りゃ良いわぃ。

  鮪は剥き身で、脂の乗りは多くはないが、ねっとりとして鮪の旨味が感じられる。

  甘海老は尻尾を取り、ぷりっとした身を堪能したら、頭をチウチウと吸い、

  海老の脳味噌、脳漿を残らず吸い取り、海老味噌を存分に味わう。

  蟹の解し身はしっとりとして、甲殻類の旨味、プリン体が滲み出ている。

  飛び子は細かな粒々が口内で忙しなく弾け飛び、此れ又、足の親指が悦んでいる。

  鮭卵は醤油漬けで、別皿の物も山葵を溶かして、追い鮭卵宜しく、ぶっ掛ける。

  出汁醤油の味わいと、ぷちぷちと、プリン体の爆薬が次々に誘爆する食感が快感。

  巷では若い婦女子が挙って、芋の木の塊根入りの牛乳紅茶を飲んでいる様だが、

  個人的には、芋の木の塊根の代わりに鮭卵を入れた方が美味しいと思うのだが…。

  雲丹は身が小さく控え目だが、明礬臭さは丸で無く、甘味の有る上質な物。

  さて、海老フライはと言うと、頭からヴァリヴァリと、髭や目玉諸共に齧る。

  口内が血だらけに成らない様に慎重に、頭蓋骨、脳味噌、脳漿をじっくり味わう。

  身は安心、安定の甲殻類なので、弾力が有り、ぶりんぶりんしている。

  中濃ソースとタルタルソース、練り辛子の競演が実に美味しい。

  海鮮丼もぺろりと平らげてしまい、件の金髪美人ギャル店員氏が会計をして呉れ、

  ギンギラギンにさり気無く、冷めた仕草で熱く見て、釣りは要らないとは言えず、

  ちゃんと受け取るポンコツおぢさん…。

「博多ラーメン ガツン 本所本店」【蔵前】

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◆「博多ラーメン ガツン 本所本店」【蔵前】

 

 ◎「ラーメン」六〇〇円

 

 …木曜日。

  徐々に風雨が強まり、目の前の溷川の水位も上昇しており、嵐の接近を感じる。

  別段、工藤静香ではないので、嵐を起こして欲しい訳ではない。

  明日は又しても玉子を求めて上田に出掛けようと予定しているのだが、

  果たして、如何成る事やら、今夜が峠だな…。

  さて、話は遡って一昨日。

  此の日も運良く、二日連続で独りぼっちで昼御飯を摂る機会に恵まれ、

  十三時四〇分に外へ出て、束の間の息抜き、心休まる時間を迎える。

  颱風の前の好天なので、河を渡って少し歩いてみよう。

  脱北者宜しく、スミダ河を決死の覚悟で渡り、スミダ区へ亡命を果たす。

  スミダ区だが、朝鮮漬けの匂いが漂っているなんて事は無いので安心だ。

  向かう先は、九月九日以来、一ヶ月振りの此方へ三度目の訪店。

  定期的に豚骨ラーメンは補充したい性質なので。

  十四時前に店内に入れば、先客は一名のみで、ゆっくりと出来そうだ。

  先ずは券売機で食券を購入するが、過去二回の「全部入りラーメン」は止し、

  「ラーメン」にするが、増税前は五三〇円だったが、六〇〇円へと価格改定。

  国家公務員様、国会議員様の昇給分の穴埋めの為の増税なので、

  庶民は上級国民様の生活を支えなくてはいけないと言う国の仕組みなのだから。

  こんな世の中で、一億人が総活躍出来るとは到底思えないが…。

  賤民の戯言は兎も角、止まり木にヨッコイショーイチし、食券を提示する。

  厨房内には、妙齢の女性店員氏が一人で切り盛りしており、何とも逞しい。

  麺の硬さを訊かれるが、先ずは「普通で」と伝え、出来上がりをヂッと待つ。

  店内は「俺のラーメンの唄」、「ラーメンR&R」と言う曲が繰り返し流れている。

  五分強でラーメンが差し出され、手元へと下ろし、擂り胡麻と紅生姜を投入し、

  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。

  御覧の通り、外気に触れて、表面の膠原質、油分が凝固して行く様が素晴らしい。

  下茹で、灰汁取り、長時間圧力煮込みに依り、豚骨を粉砕して裏漉しする為、

  背脂を入れた様な円やかな仕上がりで、豚骨から抽出された髄と言う。

  純度一〇割の豚骨は円やかで滑らかな口当たりも、野性味溢れる味わいも主張し、

  此れで六〇〇円で、替え玉一玉無料は費用対効果は抜群で、素晴らしいの一言。

  此処「本所本店」を始めとして、「両国店」、「扇橋店」を展開し、

  「多田製麺所」直営と謳い、麺の経費が削れるからだろう。

  其の麺は、季節や気温、湿度、水温の変化に応じて、日々、加水量等を吟味し、

  豚骨スープと相性抜群の低加水麺を製造していると言い、特に夏期は気候を考慮し、

  鮮度保持性の高い冷蔵貯蔵で麺を熟成させ、旨味が凝縮した状態を維持との事。

  もそもそとした感じの細麺は、粉の風味も感じられ、低加水で秀逸。

  叉焼は薄っぺらだが、しっとりとした口当たりで、豚の臭味は感じられない。

  具は他に木耳、浅葱。

  さて、替え玉を御願いしようじゃないか。

  勿論、茹で時間二秒の「湯気通し」で発注し、菜箸で勢い良く撹拌して笊揚げ。

  そして、差し出した丼へと入れて呉れ、此れを啜ると言うより、喰らい付く。

  生と言って良い麺は、噛むと歯にくっ付く程で、此の粉っぽさが堪らない。

  炭水化物偏愛者が悶絶して悦ぶ食感と味わい。

  最後はプースーを飲み干せば、丼の底には、膠泥を乾かして削った様な、

  薄い桃色をした骨粉、髄が沈殿しており、其れも残らず頂いて丼を上げ、

  「御馳走様でした」と告げれば、件の女性店員氏から「綺麗に食べて頂き、

  有難う御座います」と返され、少し照れてみるぽんこつおぢさん…。

「らーめん 改」【蔵前】

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◆「らーめん 改」【蔵前】

 

 ◎「味玉煮干つけ麺」九五〇円

 

 …水曜日。

  何でも、今年最強級の颱風がいらっしゃるとかで、獅子てんや・瀬戸わんや

  個人的には休日で事無きを得たが、仕事の方は大変だろうな。

  停電や断水が起こらない事だけを祈り乍ら、体育座りをして膝を甘噛みし、

  すんすん泣き乍ら過ごすより他無いな…。

  さて、話は遡って水曜日。

  此の日は運良く、独りぼっちで昼御飯に出る機会に恵まれる。

  十三時四〇分に外へと飛び出し、深呼吸をし、溜息を吐き出す。

  折角の機会なので、八月二十三日以来、一ヶ月半振りの此方へと馳せ参じる。

  幸運な事に、店外に待ちも無く、おっ、店内も一席だけ空いている。

  のんびりしちゃ居られないとばかりに、先ずは券売機で食券を購入。

  「全部入り煮干つけ麺」は流石に石油でも掘り当てないと無理なので、

  「味玉煮干つけ麺」にするが、今回の増税で三〇円の値上げと成っている。

  増税をして置き乍ら、赤字国家の公務員の給料が如何して上がるのだろうか。

  御負けに、人口が減っているのに議員の数は増え、増えないのは庶民の給料だけ。

  本当、暮らし難い、生き辛い世の中だ…。

  愚痴は兎も角、止まり木の間に挟まり、ヨッコイショーイチ。

  食券を提示し、冷水を汲み、グイっと呷り、出来上がりをヂッと待つ。

  厨房内は男性三人体制で、横山ホットブラザーズと同じ編成。

  店内に充満する煮干しと貝の香りを深呼吸し、痛風を発症しそうな頃合いで、

  チンチンに熱いつけ汁の器と、キンキンに冷たい麺の丼が配膳される。

  久し振りだが、実に見事な洋灰色をしており、建築資材の様な色味だ。

  麺の上の海苔と叉焼をつけ汁に移したら、さあ、後は手繰って啜ろう。

  一口啜れば、ガツンとした煮干しの風味が脳味噌を揺さ振るかの様に薫る。

  強烈な煮干しの味わいだが、投入された刻み玉葱の甘味、柚子の香りが華やか。

  此方は青梅の名店、鯛と海老で有名な「らーめん・つけめん いつ樹」、

  支店の「らーめん 五ノ神製作所」の御出身と言う事で、「貝塩らーめん」含め、

  魚介系の使い方が絶妙で、培った手法が確りと活かされているのであろう。

  動物系の出汁も確りと存在感を示しており、膨よかで豊潤な旨味が迸る。

  麺は御馴染み、全粒粉入りの太麺で、つけ汁が否が応でもヴェットリと纏わり付く。

  色味はやや茶色を帯びており、粉の風味が感じられ、麺自体に旨味が有る。

  確りと冷水で〆られ、水切りも抜かりが無く、もっちりとした腰と弾力、

  むっちりとした張り、つるっとした喉越し、全てに於いて秀逸。

  弾力で言えば、今、巷で人気と言う、牛乳紅茶に入った芋の木の塊根並みだろう。

  続いては、此方での御愉しみの一つ、若い婦女子の肉襞色をした叉焼に取り掛かる。

  綺麗な桃色をしており、其れがつけ汁の熱に因って茶色へと変化しており、

  丸で、女子の経年を見守るかの様で、ギヤルからBBAへと劣化…。

  しっとりとした潤いに満ちた口当たりは勿論、むっちりとした肉感的な食感、

  淫靡で卑猥な舌触りは格別で、舌で膣壁を舐るプレイの様。

  味付け玉子はねっとりとした黄味は円やかで濃厚、味付けは甘目。

  具は他に細目の麺麻、海苔、葱。

  最後はつけ汁をグイッと飲み干し、煮干しのジャリっとした感じにほくそ笑み、

  少し左の足の親指に痛みを感じる、尿酸値七.〇のポンコツおぢさん…。

「中華そば 葵」【蕨】

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◆「中華そば 葵」【蕨】

 

 ◎「特製塩そば」一一〇〇円

 

 …生きる希望の星の週末の休日も、あっと言う間に、呆気無く終わろうとしている。

  金曜日にはあれだけ頼もしく、解放感たっぷりだったのに、今と成っては、

  明日からの過酷な一週間を思うと、心がぞみぞみして来る…。

  何もかも投げ捨てて蒸発したい気持ちだが、そんな勇気も無く、

  もっと悠然と、自信満々に生きてみたいものだ。

  風前の灯火の休日最後の日曜日は、八時過ぎにのそのそと起き出し、

  午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごし、一〇時半過ぎに買い出しがてら、

  昼御飯を摂りに出て、一先ず、川口方面へと自動車を走らせる。

  野暮用を一つ済ませたら、さあ、昼御飯だ。

  滅多に川口に来る事も無いので、川口市内で有名な、人気のラーメンを頂きたい。

  其の中でも、「中華そば 葵 ララガーデン川口店」、「自家製麺 竜葵」、

  「濃厚鶏そば 葵」、「ガチ盛りラーメン アオイロー」の系列の本店の此方。

  運良く店外に待ちも無く、駐車場も一台のみ空いており、すんなりと入店。

  入って左奥の券売機へと案内され、食券を購入するが、如何やら、

  券売機の左上に「塩そば」が配されているので、恐らく、此れが一押しだろう。

  折角なので、具の全部入りであろう「特製塩そば」が良かろう。

  食券を購入し、運良く空いている止まり木にヨッコイショーイチ。

  食券を提示し、冷水を呷り、出来上がりをヂッと待つ。

  厨房内は男性二人体制で、東京ダイナマイトと同じ編成。

  一〇分と掛からず、丼が熱いからと手元へと下ろして呉れ、期待が高まる。

  何せ、若い婦女子の肉襞色をした叉焼がでろりと、三枚もへばり付いている。

  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。

  澄んだ煌めくプースーは、一口啜っただけで、旨味の洪水に襲われる。

  心の中で「あ゛~」と唸り、味覚が大いに刺激される。

  丸鶏、鶏ガラ、葱、鯖節、宗田節、片口鰯、潤目鰯、椎茸、昆布、浅蜊、干し貝柱、

  厳選された素材が使用されているのが窺え、迸る旨味に打ちのめされる。

  すっきりとして、塩気は角が取れて丸みを帯び、あっさりな清湯スープ。

  麺は綺麗に盛り付けられ、箸で手繰って崩すのが申し訳無い程。

  細麺で、噛むとバツっと千切れると言うよりは、しなやかさが際立っている印象。

  自家製麺と言い、喉の通りが頗る良く、するすると入って来る感覚が心地好い。

  具の叉焼は、先述の通り、若い婦女子の肉襞色をした低温調理の物。

  噛むとむっちりとした食感と共に、しっとりとした淫靡で卑猥な舌触り。

  味付け玉子はと言うと、ぷるんとした半熟で、味付けの醤油ダレの味わいが好み。

  ねっとりと濃厚で、プースーに浸して啜るのも一興。

  岩海苔は風味が良く、具は他に穂先麺麻、白髪葱。

  最後はプースーを愛しむ様に全て飲み干し、存分に堪能して最期の昼餐を終える。