続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

イメージ 1

◆「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

 ◎「ラーメン」六五〇円+「味付けウズラ」一〇〇円

 …そう言えば、初詣を未だ済ませていない事が心の何処かに引っ掛かっていた。
  年明け早々、発熱したり、椎間板ヘルニアの手前に罹ったりと、動ける身体でなかったので、
  何とか一月中に済ませておこうと、思い立って出掛ける。
  其の前に腹拵えをせねば成らず、目当てのラーメン店の殆どが日曜日定休の為、
  此方の「二郎」直系店に、昨年一〇月以来、二度目の訪店を試みる…。
  南銀座の奥まった辺りに、黒山の人集りが出来ている。
  今日も大層な行列が出来ており、十二時半過ぎで三〇人弱の長蛇の列。
  一瞬、並ぶのを止して、未訪の「大勝軒まるいち」に逃れようかとも思ったが、
  其処は初志貫徹、ぶれては成るまいと、日陰の下、腰を摩り乍ら並ぶ。
  待つ事、凡そ四十五分。
  漸く券売機で食券を購入する段に成り、今回は「ラーメン」に「味付けウズラ」を加えてみる。
  再度、行列に戻り、更に待つ事一〇分。
  悴む手を揉み解し乍ら、やっとの思いで席に着く。
  トッピングは「野菜、大蒜、脂」で御願いする。
  念願のラーメンとの対面。
  丼を持った時の温かさと来たら、マザー・テレサの様な慈悲さえ感じられる…。
  此方は蓮華の備えが無いので、丼を持ってスープを啜る。
  僅かに乳化した感じで円やかさが少し感じられるが、醤油ダレの甘辛さも感じられる。
  野菜は盛りは可也控え目で、シャキシャキ感が強い。
  麺はモチッとした印象は有るが、ボキボキと言う縄の様な極太麺のインパクトには劣る。
  所謂、正統派の「二郎」の麺と言う感じ。
  此処で不意に、大蒜を入れ忘れられている事に気付く。
  然し、三分の一程食べ進めてしまったし、無料のトッピングで遣って貰っている手前、
  入っていないからと言って文句を付ける程、面の皮が厚く出来ていないので、其の儘食べ続ける。
  豚は一見、スモークした牛タンの様な見栄えで、パサパサ感が感じられる。
  然し、豚の角煮の様なプルプルした脂身が付着した部位も入っており、何とか及第点。
  初めて頂く「味付けウズラ」は、醤油ダレに鶉の玉子を漬けただけの物で、
  別段、此れは無くても良かったな…と思ってしまう。
  麺の量も今の御時勢なので、然程多くない所為も有り、完食するのは訳無い。
  スープの味、豚の出来のバラつき、大蒜の入れ忘れ等を鑑みると、未だ未だ改善の余地は有ろう。
  一番新しい直系店だけあって、此の味に満足せずに精進して頂きたい所…。

イメージ 2
イメージ 3        
  食後は目的の初詣に出掛けるべく、武蔵国一之宮・氷川神社へと向かう。
  旧・大宮市民は何は無くても氷川神社なのだ…。
  すずらん通り、一の宮通りを抜け、氷川参道へとぶつかり、霊験灼たかな参道に入る。
  未だ一月中とあって、初詣の人も多い様で、其れなりに賑わっている。
  境内に入り、朱色に塗られた楼門を潜り、正面に舞殿を見、其の奥の社殿へと歩みを進める。
  賽銭は、十二分に良い事が有ります様にと、奮発して一二〇円!
  ブルジョアジーならではだ…。
  二礼二拍手一礼の作法に則って参拝。
  あっと言う間の参拝を済ませ、大宮の街中へと戻る。
  書店で太宰 治関連の書物でも物色しようと思ったが、其れらしい物が見当たらず、
  米利堅の珈琲店スターバックスコーヒー」で、外に設えられた席に座り、
  外套の襟を立て、傾き掛けた陽射しを眩しげに遮り、街の喧騒を眺めつつ珈琲を啜る。
  耳元から流れるi-Podからは、冬の歌特集で大滝詠一師の「さらばシベリア鉄道」…。