続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「居酒屋 27」【大和】

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◆「居酒屋 27」【大和】


 ◎「鳥から揚定食」七五〇円

 …昨日。
  大和での作業の合間、昼御飯を摂りに四名で出掛ける。
  此れと言う決め手に欠け、何処にしようかと逡巡してしまったので、
  昨年十二月十六日に一度だけ訪れた事の有る此方へ飛び込んでみる。
  小ぢんまりとした店構えで、住宅街の中に在る小さな居酒屋。
  焼き鳥の持ち帰り用の小窓も設えられている。
  昼間は定食を出しており、地元の常連が固定客として付いている様子。
  店を切り盛りするのは老夫婦で、御孫さんらしき小学生の男児が甲斐甲斐しく手伝いをしている…。
  さて、何を頂こうかしらと、定食メニューが貼り出された板を見詰める。
  一〇種類程の定食メニューの中から、「三丁目 にしや食堂」を越える物は無いだろうと確信し、
  其処で敢えて鶏の唐揚げを頂いてみる。
  …待つ事、三〇分。
  随分と出て来るのが遅い。
  前回もそうだったので、其れを承知の上で入ったので致し方無い。
  老夫婦なので、其れを差っ引かねば成るまい…。
  昼の休憩時間が残り十五分と成った所で、漸く御主人が配膳して呉れる。
  こちとら、肉体労働で腹を空かせた腕白中年。
  慌てて食事に喰らい付く。
  先ずは卓上のマヨネーズをたっぷりと搾り出し、皿の脇に盛る。
  此れに唐揚げをどっぷりと付けて齧り付く。
  こんがり狐色に揚がった唐揚げは香ばしく、表面はカリカリ、中はプリッとした食感。
  こってりとしたマヨネーズの味わいと、中々如何して、良く絡むではないか。
  味付けも先ず先ずで、味も染みている。
  然し、唐揚げが四個と言うのは少々寂しい、と言うか、物足らない…。
  豪快に肉の塊がワンサカ盛られた「三丁目 にしや食堂」を見習って頂きたい。
  一〇〇円安くて、量も一.五倍増しなのだから…。
  食事の後半は、セットで付いて来る生玉子をぶっ掛けて掻っ込む。
  此の、生玉子が付くと言うのは、ブルーカラーにとっては精が付いて良い。
  午後からの仕事の活力に成ると言うものだ…。

  因みに、他のメニューは…、
  ・「さば塩やき定食」七五〇円
  ・「ほっけ定食」七五〇円
  ・「ひれかつ定食」七五〇円
  ・「しょうがやき定食」七五〇円
  ・「やき魚定食(さんま開き、しゃけ)」七〇〇円
  ・「なすバター定食」七〇〇円
  ・「豚肉とねぎ炒め定食」七〇〇円
  ・「やさい炒め定食(キムチ味、塩こしょう味)」七〇〇円
  ・「ゴーヤ炒め定食」七五〇円