続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ イオン北戸田店」【北戸田】

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 ◎「ラーメン(中)」七二〇円+「豚」二〇〇円

 …昨日。
  待ちに待った週末の休日を迎え、朝は割かしゆっくりと、九時前迄は寝床でゴロゴロ。
  普段、平日はこんな事は出来ないので、此処ぞとばかりに自堕落に過ごす。
  のんべんだらりんと午前中を暮らし、正午前に徐に動き始める。
  暇潰しがてら、そして、昼御飯は此方でガッツリした物を頂こうと言う目論見だ。
  此処最近、諸般の事情で本店には余り出掛けられなくなり、寂しい思いをしてる…。
  自動車を走らせれば、北戸田へは大して時間も掛からず、四〇分程で到着。
  買い物客でごった返す中、先ずは昼御飯を済ませたい。
  大型商業施設なので、例によって、簡易的な食事処が固まっている一画へ向かう。
  此の手は、「ジャンクガレッジ イオンレイクタウン店」で経験済みだ。
  立錐の余地も無い位に群集が溢れ、糞餓鬼も佃煮にする位、小賢しいのがうようよしている。
  確りと躾が為されている餓鬼なら未だ良いが、子作りの行為だけが好きな馬鹿親が、
  己の性欲の解消を目的で出来てしまった糞餓鬼なんぞ、目も当てられない。
  傍若無人に走り回る糞餓鬼をとっ捕まえ、大鍋に入れて甘辛く煮詰めて、佃煮にしてやりたい…。
  何とか席を確保した後は、糞餓鬼がぶつかって来ても、此方が悪い風に仕立てられても癪なので、
  そんな糞餓鬼をひらりと躱し、一目散に豚の目印の此方へ向かう。
  数有る飲食店の中でも、一際、人集りが出来ており、其の人気が窺える。
  先払いの「イオンレイクタウン店」とは異なり、此方は小さな自動券売機が設えられている。
  列に並び、食券を購入し、何時も通り、「ラーメン(中)」と「豚」の釦を押す。
  そして、食券を受付に渡す際、麺の種類を訊かれる。
  何でも、暫く来ない内に、昨年十一月頃、極太麺から中太麺に変更した様だが、
  極太麺に慣れ、其の旨さの虜と化している常連客からの反応が悪く、
  万止むを得ず、新しい中太麺と、従来の極太麺、二種類から選択出来る様にしたと言う。
  勿論、僕は極太麺に決まっており、其れを御願いし、更に、トッピングは全増しで発注。
  其の代わりに発信機を持たされ、十五~二〇分掛かる旨を通告され、確保した席に戻る。
  所在無げに、周囲の喧騒に苛立ちつつ、只管に時が経過するのを待ち、十五分強でピーピー鳴る。
  丸で、迷子に成らない様に、発信機を持たされた耄碌爺の如く、取りに出向く。
  昨年一〇月十四日に本店で対面して以来のラーメンは、幾分、野菜の盛りは控え目。
  脇に置いてあるラーメンダレをドレッシング感覚で野菜の山へとぶっ掛け、
  先日の成人病検診結果の事なんぞ忘れ、豪快にドバドバと行ってしまう…。
  鬱陶しい糞餓鬼にぶつかられたらしたら、きっと殺意を覚えてしまうので、慎重に盆を持ち、
  ゆっくりと席へと歩みを進め、来るべき食事の時間を夢見る。
  さて、無事に着席した所で、待望、念願の今年最初の「ジャンクガレッジ」に在り付く。
  先ずは、蓮華を手に取り、プースーから啜るのが流儀だ。
  何時も通りのガツンと来る、脳味噌を揺さぶられる様な、パンチの効いたプースーは健在。
  本店ではなく、こうした簡易的な食事処だろうと、其の味わいは変わらない。
  仄かに乳化した感じで、円やかさが漂い、同時に、加えたラーメンダレの塩気も心地好い。
  次は、野菜の山を遣っ付けないと、麺に辿り着かないので片付ける。
  茹で上げてから時間が経ったのか、冷めてしまっているのは、本店とは違うので致し方無いか。
  然し、茹で加減は絶妙で、僕の好きなシャキシャキとクタクタの中間で、プースーを吸い易い。
  山の聳え方が低かったので、量が少ないと思いきや、中に埋もれる様にして入っている。
  そして、漸く中から麺を引っ張り上げる様にして穿り出す。
  先述の麺に関しての店の貼り紙には、従来の極太麺は、麺の味わいを愉しむ「まぜそば」で、
  新しい中太麺は、相性の良い「ラーメン」で愉しんで欲しいとしてあるが、矢張り極太麺じゃなきゃ。
  「浅草開花楼」製の特注麺は、ワッシワシと喰らい付く様にして啜る麺は唯一無二だ。
  強靭な腰と、モッチリとした強い弾力が懐かしささえ感じさせ、旨さの記憶を呼び戻して呉れる。
  刻み大蒜もたっぷり入り、麺に纏わり付く様にして、一緒に口内に入って来る。
  次の愉しみの豚はと言うと、丼の中で存在感を放っており、見事な迄の肉塊だ。
  一口、がぶりと齧り付くと、バラ肉を巻いた物の端っこの部位で、確りと味が染み込んでいる。
  端っこはやや固さが有るが、全体的にはホロッと解れる柔らかさが有り、
  赤身と脂身も均整が取れており、ギュッと噛み締めたくなる旨さだ。
  背脂もトロッと淡雪の様に振り掛けられており、全体的に甘味を齎している。
  久し振りに頂くと殊更旨く感じるが、矢張り、本店で頂くのが基本だろうな…。