◎「つけそば」七三〇円＋「生玉子」五〇円
…金曜日。
今日も今日とて糞暑いので簡単に…。
先週は焼ける様な、焦げる様な暑さで、一体、どれ位の汗を噴出させたか分かりゃしない。
最終日の金曜日とも成れば、身体はふらふらの襤褸襤褸で参ってしまっている。
そんな中、最後の力を振り絞る様に、汗だくで大井町に出掛ける。
土砂降りの雨にでも遭ったかの様に汗でびしょ濡れで、朝から疲労感たっぷりだ。
寿命は間違い無く削られているだろう…。
溜まった仕事を一つ一つ遣っ付け乍ら、仕事終わりのルービーを夢見て齷齪働く。
十三時に成り、何時も通り、昼休憩を挟む事にする。
さて、こうも暑いと食欲は失せ、正直、何でも良いっちゃ、良い。
ラーメンは流石に地獄なので、せめてつけ麺が良い。
ツルツルっと、喉越し良く流し込める物が有り難い。
大井町には魅惑的な店が多いが、今回は如何しようかしらね。
さっぱりと行きたいが、其れだけでは物足りないので、ガツンと来る物が良い。
余り、あっさりし過ぎても、本当に夏バテしそうだし…。
其処で頭に閃いたのが、和歌山ラーメン店の此方。
店の数十メートル離れた所に居ても、強烈な豚骨臭が漂って来るのが素敵だ。
理想は、此方につけ麺が有れば最高だ。
其れを願って、意を決して店内に飛び込む。
券売機と対峙し、其れらしき釦を探すと、「つけそば」の文字を発見。
「良しっ！」と心の中で叫び、「つけそば」の食券と、「生玉子」の釦も一緒にポチッとな。
食券を手渡し、カウンター席に腰掛け、只管に冷水を呷る。
個人的に、和歌山ラーメンは好きで、ややとろみを帯びた豚骨のコッテリとしたスープの、
コラーゲンたっぷりの濃厚さと、醤油ダレの酸味の効いた味わいが絶妙で好きだ。
其れが、そっくり其の儘、つけ麺に成って出て来れば文句無しだ。
期待して待っていると、茶濁したつけ汁に生玉子が投入された器と、麺の盛られた皿が登場。
つけ汁には胡麻と葱が大量に浮かんでおり、麺は細麺で、艶々として涼しげだ。
いざ、麺を手繰り、濃厚茶褐色のつけ汁にどっぷりと浸し、勢い良く啜ろうではないか。
ヅババババと音を立てて啜ると、つけ汁からは、酸味と胡麻の味わいが真っ先に伝わって来る。
ん！？「中華そば」で味わえる強烈で濃厚な豚骨スープの味わいが随分とさっぱりとしてしまっている。
つけ麺なので、酢を加えて、酸味を増して啜り易くする事に重きを置いているのだろう。
極めて個人的な意見として、豚骨の比重が高いラーメンをつけ麺にする場合、
酸味は加えず、豚骨本来の甘味や旨味を活かした方が良さが出る様に思う。
此方の「つけそば」は、残念と迄は言わないが、酸味が加わり、胡麻の風味が強く出ている。
僕が勝手に想像し、期待をしてのだから、此方が悪いのだから仕方無いが、
そうは言っても、啜り心地は良く、此れに生玉子の滑らかさが加わり、円やかさが良い。
麺はツルッツルとして、腰や弾力と言うよりも、喉越しで喰わせると言った感じ。
つけ汁は最後は、生玉子と一緒に飲み、黄身の円やかさと豚骨スープの味わいを混ぜ合わせ、
口内で至福の時を迎え、灼熱の屋外へと飛び出す…。
今日も今日とて糞暑いので簡単に…。
先週は焼ける様な、焦げる様な暑さで、一体、どれ位の汗を噴出させたか分かりゃしない。
最終日の金曜日とも成れば、身体はふらふらの襤褸襤褸で参ってしまっている。
そんな中、最後の力を振り絞る様に、汗だくで大井町に出掛ける。
土砂降りの雨にでも遭ったかの様に汗でびしょ濡れで、朝から疲労感たっぷりだ。
寿命は間違い無く削られているだろう…。
溜まった仕事を一つ一つ遣っ付け乍ら、仕事終わりのルービーを夢見て齷齪働く。
十三時に成り、何時も通り、昼休憩を挟む事にする。
さて、こうも暑いと食欲は失せ、正直、何でも良いっちゃ、良い。
ラーメンは流石に地獄なので、せめてつけ麺が良い。
ツルツルっと、喉越し良く流し込める物が有り難い。
大井町には魅惑的な店が多いが、今回は如何しようかしらね。
さっぱりと行きたいが、其れだけでは物足りないので、ガツンと来る物が良い。
余り、あっさりし過ぎても、本当に夏バテしそうだし…。
其処で頭に閃いたのが、和歌山ラーメン店の此方。
店の数十メートル離れた所に居ても、強烈な豚骨臭が漂って来るのが素敵だ。
理想は、此方につけ麺が有れば最高だ。
其れを願って、意を決して店内に飛び込む。
券売機と対峙し、其れらしき釦を探すと、「つけそば」の文字を発見。
「良しっ！」と心の中で叫び、「つけそば」の食券と、「生玉子」の釦も一緒にポチッとな。
食券を手渡し、カウンター席に腰掛け、只管に冷水を呷る。
個人的に、和歌山ラーメンは好きで、ややとろみを帯びた豚骨のコッテリとしたスープの、
コラーゲンたっぷりの濃厚さと、醤油ダレの酸味の効いた味わいが絶妙で好きだ。
其れが、そっくり其の儘、つけ麺に成って出て来れば文句無しだ。
期待して待っていると、茶濁したつけ汁に生玉子が投入された器と、麺の盛られた皿が登場。
つけ汁には胡麻と葱が大量に浮かんでおり、麺は細麺で、艶々として涼しげだ。
いざ、麺を手繰り、濃厚茶褐色のつけ汁にどっぷりと浸し、勢い良く啜ろうではないか。
ヅババババと音を立てて啜ると、つけ汁からは、酸味と胡麻の味わいが真っ先に伝わって来る。
ん！？「中華そば」で味わえる強烈で濃厚な豚骨スープの味わいが随分とさっぱりとしてしまっている。
つけ麺なので、酢を加えて、酸味を増して啜り易くする事に重きを置いているのだろう。
極めて個人的な意見として、豚骨の比重が高いラーメンをつけ麺にする場合、
酸味は加えず、豚骨本来の甘味や旨味を活かした方が良さが出る様に思う。
此方の「つけそば」は、残念と迄は言わないが、酸味が加わり、胡麻の風味が強く出ている。
僕が勝手に想像し、期待をしてのだから、此方が悪いのだから仕方無いが、
そうは言っても、啜り心地は良く、此れに生玉子の滑らかさが加わり、円やかさが良い。
麺はツルッツルとして、腰や弾力と言うよりも、喉越しで喰わせると言った感じ。
つけ汁は最後は、生玉子と一緒に飲み、黄身の円やかさと豚骨スープの味わいを混ぜ合わせ、
口内で至福の時を迎え、灼熱の屋外へと飛び出す…。
