続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん蕾 煮干 分家」【大宮】

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◆「つけめん蕾 煮干 分家」【大宮】

 ◎「本日の煮干しつけ麺(大)」七八〇円

 …今週も漸く巡って来た、週に一度有るか無いかの休日が。
  今月で四日目の休日。
  即ち、此の駄ブログを更新するのも、今月で四回目。
  今日は七連勤を終えての休日で、明日からは最低でも六連勤。
  四月に成っても先行きは不透明で、人間らしい暮らしが出来るか如何かは不明…。
  先日の三連休はもう、血尿が出そうな忙しさで、過労死寸前。
  優雅に三連休も取れるブルジョワジー様が全く以って羨ましい。
  此の先、三連休なんて取れないだろうな。
  取れるとしたら、自分の葬儀の時だろうか、永遠の連休を…。
  昨晩も御多分に洩れず、終電車で帰宅し、風呂に入り、晩酌がてら食事をし、
  午前二時に就寝し、泥の様に、永眠するかの様に眠る。
  貴重な休日を無駄にしない様に、目覚ましは九時に掛ける。
  然し、目は覚めても、身体が追い付かず、如何にも起き上がれない。
  背中に根が生えた様に重たく、力を振り絞って一〇時に起き出す。
  ぐったりとして重苦しく、疲労感はたっぷりと蓄積されている。
  怠い中、身支度を整えて十一時過ぎに家を出る。
  予約をしておいた、亡き大滝詠一師匠のコンパクトディスクを購入しに出掛ける。
  『EACH TIME 30th Anniversary Edition』。
  毎年愉しみにしていた三月二十一日だが、来年からは其の愉しみも無くなる…。
  購入した後は、大宮の街で昼御飯を摂ろう。
  一日しか無い休日、其の中での貴重な一食なので、慎重に悩む。
  自動車なので、一杯引っ掛ける事は出来ないので、つけ麺しか無いか。
  と言う訳で、気分は煮干しを存分にガッツリと堪能したいので此方に決定。
  無論、第一希望は「ラーメン二郎 大宮店」なのだが、休みが一日だけでは、
  大蒜をたっぷりと摂れないと言うもどかしさが有るので諦めざるを得ない。
  休日に好きな物すら食べる事を憚られる生活は、生きている価値が有るのか…。
  さて、二〇一二年九月十五日以来、約一年半振り、二度目の訪問。
  店に入れば、前には、昔は若かっただろう女子三人組が、券売機の前で囂しい。
  口を釣り糸と畳針で縫ってやりたい…。
  さて、順番が回り、食券を購入しよう。
  煮干しを堪能するには、「本日のバリ煮干しそば」が良さそうだが、
  如何せん、此の真夏日では、つけ麺に逃げたくなる。
  無難に、前回同様「本日の煮干しつけ麺」にしよう。
  前回は四〇〇グラムの「特」迄が同一価格だったが、今は「大」迄の様だ。
  三〇〇グラムの「大」に甘んじ、釦をポチっとな。
  折角、此の疲労とストレスで窶れて、もとい、痩せて来ているのでね…。
  満席で待たされるも、直ぐに席が空き、カウンター中程に通される。
  食券を差し出し、冷水を受け取り、喉を鳴らして飲み干す。
  店内は煮干しの風味が充満しており、胸一杯に深呼吸したくなる。
  煮干しの匂いを嗅いだだけで、痛風に成りそうで怖いが…。
  今日の煮干しは、九十九里浜沖産の片口鰮で、脂乗りが程好く、上質な出汁で、
  味は濃いが、蘞味は少ないと言う触れ込みで、此れは前回も一緒。
  「今日の煮干し」と言うが、大概は毎日同じ物を使用しているのだろうな。
  十五分程で、疲労で手負いのポンコツ中年の前につけ麺が配膳される。
  つけ汁の器は熱熱で、麺はキラキラと眩しく輝いている。
  おおっ、確りと煮干しの薫りが立ち上っている。
  いざ、麺を手繰り、其の煮干しが凝縮された茶褐色の池に浸して啜ろう。
  粘度は中程度で、ドロッとし過ぎず、サラッとし過ぎず。
  然し、麺にはちゃんと纏わり付くのが心丈夫だ。
  煮干しの風味がガツンと来るが、個人的にはもっと蘞味が有っても良い。
  動物系の出汁も前面に出ており、中々にパンチが効いている。
  麺はと言うと、国産小麦一〇〇パーセントと謳っており、表面はツルツルで、
  口当たりが良く、噛むと歯を押し返さんばかりの強烈な腰、弾力が印象的だ。
  流石は「三河製麺」の麺だな。
  具は、つけ汁に角切りの叉焼、麺麻が沈み、派手さは無いが、及第点の出来。
  最後迄確りと頂き、つけ汁を飲み干し、プリン体を摂取する。