続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 花田」【上野】

◆「麺処 花田」【上野】

 …先週日曜日。
  すっかり、土日は全く動く気力が無くなり、家でヂッとしている事が多いが、
  天気が良く、多少、心と身体が持ち堪えそうなら、外に出ようかと考える。
  此の日は天気が良いが、山手線、京浜東北線が、国鉄の杜撰な設備管理の所為で、
  ずっと止まっている様だが、上野東京ラインに乗車し、上野、浅草散策へ。
  正午前に上野駅に到着し、雑踏の中に分け入り、先ずは腹拵え。
  最近は新規開拓や、入った事の無い店に入ると言う冒険心も無くなったので、
  勝手知ったる、外れの無い所に入るのが一番だ。
  と言う訳で、年明け一月十一日以来、三ヶ月振りに此方へ。
  池袋の本店は、毎日でも行こうと思えば行けるのだが、行列が酷いので。

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 ◎「ビール」五五〇円
 …行列、待ちも無く、直ぐには入れる様なので、迷わず飛び込み、
  先ずは券売機で食券を購入するのだが、こう天気が良いと、呑まないとね。
  まあ、雨でも呑むのだが…。
  着席し、直ぐに瓶麦酒が遣って来て、手酌でグイッと。
  昼間っから、天気の良い中で呑むのは心持ちが良い。
  今年は花見も出来なかったので、外で呑めればどんなに気持ちが良かろう。

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 ◎「味噌つけめん」八九〇円
 …麦酒を半分程頂いた所で、つけ麺が配膳される。
  此方に於いては、此の「味噌つけめん」さえ有れば事足りる。
  普段、味噌ラーメンと言う物を頂く事は無いが、此方に出会って衝撃を受ける。
  無論、美味しい味噌ラーメンは何度と無く頂いて来たが、
  此方のラーメン、つけ麺は嵌り、池袋店には足繁く通ったものだ。
  さて、つけ麺はと言うと、野菜増し、大蒜を御願いしていた。
  先ずは一口、三ヶ月振りの味を確かめる様にして頂く。
  麺を手繰り、とろみの有るつけ汁に浸して啜る。

  「花田系」と自ら謳う濃厚な味噌味のつけ汁、此れが良い。

  厳選された拳骨、鶏ガラ、モミジを合わせて煮込んだ後、豚足、

  背脂を入れたスープに細かく切った玉葱、人参、長葱の青い部位、

  じゃが芋、出汁昆布を加え、野菜を潰し乍ら六時間以上煮込み、

  スープを一日冷やして完成させると言い、粘度は高いが諄くない。

  炒め野菜がたっぷりと入るので、冷める心配も無いが、
  猫舌の僕からしたら、毎回、唇、口内を火傷するので困りものだ…。
  つけ汁はまったりとして円やかで、味噌の風味も感じられる。
  一般的に味噌で味を誤魔化す様な味噌ラーメンが多いが、此方は別格だ。
  麺は「三河製麺」の物で、麺は確りと水で〆られ、

  噛むとミシっと音がする程に腰と張り、弾力が効いており、

  表面はツルっとしていて、喉越しが良く、此れには恐れ入谷の鬼子母神だ。
  刻み大蒜も纏わり付き、ガツンと、パンチの効いた味わいも最高だ。
  何度頂いても、安定した旨さで、流石と言った感じ。
  つけ汁も飲み干し、大蒜の養分を摂取し、サザエさん症候群の薬とする。