「氷川神社」と「氷川参道」【大宮】

■「氷川神社」参道

　…好天の麗らかな午後。
　　散歩をするには持って来いの陽気。
　　県道二号線（旧・国道十六号線）脇に有る二之鳥居から参道へと入った。
　　流石に平日とあって、人の数は疎らだ。
　　休日は、市民の憩いの場として賑わいを見せている。
　　参道脇の並木は萌え立つ様な青をしている。
　　木陰は涼しく、通り抜ける風も実に爽やかで心地好い。
　　春は新緑の青々とした緑。
　　夏は降り注ぐ蝉時雨。
　　秋は何処か物悲しい枯葉。
　　冬は大湯祭、初詣で一気に華やぐ。
　　こんな、四季折々の顔を持つ氷川参道に何時も癒される。

■「氷川神社」

　…言わずと知れた、武蔵野国一之宮。
　　素盞嗚尊、稲田姫命、大己貴命が祀られている。
　　三之鳥居を抜け、太鼓橋を渡ると、
　　正面に朱色が鮮やかな楼門が現れる。
　　そして中に入ると正面には、「大宮薪能」で使われる舞殿が有る。
　　其の奥に、漸く拝殿が目に入って来る。
　　とても、霊験灼たかな張り詰めた空気が感じられる。
　　大宮市民の僕としては、何か有るに連れ、此処に来て神頼みをしてしまう。
　　気紛れだから、御利益が薄いのだな…。