「塩ホルモン 炭や」【大宮】

◆「塩ホルモン 炭や」【大宮】

　…寄席終わりに、会社の方と久し振りに塩ホルモン。
　　以前、狂った様に通っていた「炭火家」は昨年突然の閉店。
　　其の後、「炭八」等にも行ったものの、思った様な塩ホルモンではなく、
　　今回は早い時間だったので、少々歩いて、大宮に於いての
　　＜元祖・塩ホルモン＞的な此の店を訪れた。
　　大人気店だけあって、十八時半を過ぎた辺りから、
　　事前に電話で予約をしないと入れない程。
　　早く来て良かった…。

　◎「生ビール」四七二円
　…「池袋演芸場」が矢鱈と暑く、補助椅子だった為に座り疲れた所為で、
　　麦酒が箆棒に旨く感じられた。

　◎「上ホルモン」四七二円
　…独自の塩ダレで揉み込まれたホルモンは、嫌な臭味は全く無く、
　　炭火の七輪で炙ると、小さく縮んで旨味をギュッと凝縮して焼き上がる。
　　噛むと顎が疲れるが、何とも言えない旨さが口中に拡がると、
　　自然と右手がジョッキに手を伸ばしている。

　◎「サガリ」四二〇円
　…此処に来たら、此の「サガリ」を頼まずに帰る馬鹿は居ない。
　　要は豚のハラミ、横隔膜。
　　此方も塩ダレで味付けされており、焼けたら其の儘頂く。
　　噛み締めると、ジュッと肉汁が染み出す。
　　嗚呼、何て旨いのだろう。
　
　◎「コテコテ」四二〇円
　…初めて頼んでみた。
　　「赤センマイ」との事。
　　コリコリとした歯応えが特徴。

　◎「グレープサワー」三一五円
　…塩ホルモンを頂く時は、何故か「巨峰サワー」と決まっている。
　　此の店では「グレープサワー」と言うらしい。
　　此れを三杯、暑い店内の為にジュース感覚で呑み干した。

　◎「ピーチサワー」三一五円
　…〆は可愛らしく。
　　甘い食べ物は大嫌いだが、甘い呑み物は如何言う訳だか好きだ。