続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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八月下席池袋演芸場(八月二十五日)

今週は珍しく、解放された土曜日を迎えられたので、
すっかり御無沙汰をしてしまっている会社の方をお誘いし、
久方振りに寄席へと出掛けた。
池袋演芸場」は演者一人当たりの持ち時間が長い為、
滅多に聴く事の出来ない根多が掛かるので、非常に愉しみが多い寄席だ。

●八月下席池袋演芸場(八月二十五日)
(昼の部)
 桂 三木男:「転失気」
 鈴々舎馬桜:「暑い日」~踊り「茄子かぼ」
 三遊亭生之助:「質屋蔵」
 ロケット団:漫才
 春風亭小朝:「桃太郎」
 柳家小満ん:「浮世床
 柳家三三:「壺算」
 ―仲入り―
 柳家さん弥:「えすぷれっそ」
 古今亭志ん五:「幇間腹
 翁家勝丸:太神楽曲芸(傘~花籠鞠)
 柳家喜多八:「死神」

流石、滅多に寄席に出演しない小朝師が出るとあって、大入り満員の大盛況振り。
御蔭で、通常の客席には座れずに、最後列の補助椅子と言う有様。
売れっ子噺家だけあって、正直巧い!
澱み無くツラツラと、現代版にアレンジした「桃太郎」を演じる。
場内は爆笑の渦へと巻き込まれた。
三三師の「壺算」は、噺を知っているにも拘らず、
此方の方が単純な計算を間違えて納得しそうになってしまう程の出来。
正蔵師の代演でトリを務めた喜多八師は「死神」。
恥ずかし乍ら、「死神」自体を初めて聴いた。
あの低音の声で演じると非常に迫力が有って、サゲでは思わず怖くなってしまった。