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★『三遊亭白鳥３』三遊亭白鳥
『三遊亭白鳥３』三遊亭白鳥
１．シンデレラ伝説
２．任侠流山動物園
２．任侠流山動物園
…落語ＣＤの殿堂「ワザオギ」から、白鳥師の第三弾が発売になった。
第一弾は、「マキシム・ド・呑ん兵衛」と「青春残酷物語」、
第二弾は、「戦え！おばさん部隊」と「給水塔の幽霊～ラブラブ幽霊大作戦」。
今回収録の噺は、何れも生の高座で聴いた事が有るが、
聴く度に違うアドリブが満載なので、何回聴いても愉しめる。
第一弾は、「マキシム・ド・呑ん兵衛」と「青春残酷物語」、
第二弾は、「戦え！おばさん部隊」と「給水塔の幽霊～ラブラブ幽霊大作戦」。
今回収録の噺は、何れも生の高座で聴いた事が有るが、
聴く度に違うアドリブが満載なので、何回聴いても愉しめる。
「シンデレラ伝説」。
言ってみれば、現代版の「桃太郎」とでも言おうか。
子供から「鎌倉幕府は何年？」と訊かれ、「ヨイクニ作ろう鎌倉幕府、四一九二年！」と
答える様な馬鹿な親が、子供にせがまれて「シンデレラ」の話を聞かせるというもの…。
一番上の姉は板で家を作り、二番目の姉は藁で家を作り、シンデレラは２×４設計の家を作る。
其処へ狼が来て、二人の姉の家が壊され、食べられてしまう。
一人だけ助かったシンデレラは、赤頭巾を被り、寝ている狼の腹を鋏で切り裂いて姉を助け出すも、
既に二人の姉は胃液でドロドロで、見るもおぞましい姿に。
シンデレラは遺体を埋葬しようと綺麗な湖の畔に行くが、石に躓いて姉の遺体を湖に落としてしまう。
すると女神が出て来て、金のお姉さん、銀のお姉さんを出すが、
シンデレラは正直に汚いお姉さんを落としたと言い、金、銀、汚いお姉さんを貰って帰る。
其の後、王子様の舞踏会に招かれ、十二時の鐘で南瓜の馬車に乗って帰る途中に魔法が切れ、
シンデレラは南瓜の中に閉じ込められてしまう。
丁度、脇を流れていた川に落ち、御婆さんに拾われて孝行をすると言う、滅茶苦茶な噺。
言ってみれば、現代版の「桃太郎」とでも言おうか。
子供から「鎌倉幕府は何年？」と訊かれ、「ヨイクニ作ろう鎌倉幕府、四一九二年！」と
答える様な馬鹿な親が、子供にせがまれて「シンデレラ」の話を聞かせるというもの…。
一番上の姉は板で家を作り、二番目の姉は藁で家を作り、シンデレラは２×４設計の家を作る。
其処へ狼が来て、二人の姉の家が壊され、食べられてしまう。
一人だけ助かったシンデレラは、赤頭巾を被り、寝ている狼の腹を鋏で切り裂いて姉を助け出すも、
既に二人の姉は胃液でドロドロで、見るもおぞましい姿に。
シンデレラは遺体を埋葬しようと綺麗な湖の畔に行くが、石に躓いて姉の遺体を湖に落としてしまう。
すると女神が出て来て、金のお姉さん、銀のお姉さんを出すが、
シンデレラは正直に汚いお姉さんを落としたと言い、金、銀、汚いお姉さんを貰って帰る。
其の後、王子様の舞踏会に招かれ、十二時の鐘で南瓜の馬車に乗って帰る途中に魔法が切れ、
シンデレラは南瓜の中に閉じ込められてしまう。
丁度、脇を流れていた川に落ち、御婆さんに拾われて孝行をすると言う、滅茶苦茶な噺。
「任侠流山動物園」
二代目廣澤虎造擬きの浪曲が登場する噺。
千葉の流山動物園。
年老いた象のマサオ、豚の豚次、牛の牛太郎、矮鶏のチャボ子しか居らず、閑古鳥が鳴いており、
唯一の人気者のマサオが病気で臥せってしまい、獣医に診て貰う事も出来ない窮状。
其の窮地を救うべく、豚次は人気者の動物に来て貰おうと上野動物園へと直走る。
頼みは、ブランデーを呑み乍ら笹を食べているパンダ組のパンダ親分。
パンダが流山動物園に来れば客が集まると目論むも、子分の虎雄に尻を齧られて追い返されてしまう。
如何にかしようと、豚次、牛太郎、チャボ子は思案した結果、
人間の言葉を喋れば人気が出るだろうと、園長に喋りの特訓を受ける。
其の甲斐が有って、人間の言葉が喋れる様になり、其の噂がＡＰ通信で世界に配信されて大人気に。
総武流山電鉄は十六両編成の三〇〇往復、四兆円の経済効果を生む大盛況。
其の煽りを喰ったのが上野動物園。
パンダ親分の餌も、竹から塩化ビニールのパイプに代わってしまう程。
パンダ親分の怒りは収まらず、虎男と一緒に流山動物園へと殴り込みに来る。
其処に立ちはだかったのは象のマサオ。
其の実の正体は、其の昔、全国三十六の動物園を取り仕切っていたゴリラの次郎長親分の子分で、
中でも取り分け強かったエレファント・マサイこと大マサ、政五郎。
此処から政五郎と虎男の決闘シーンは浪曲で繰り広げられる。
音程も無茶苦茶な酷い、白鳥師ならではの一節。
政五郎は虎雄を倒し、後は豚次、牛太郎がパンダ親分に立ち向かうが
政五郎の強さを知ったパンダ親分はすっかり戦意喪失し、四川省へと投げ飛ばされてしまう。
ん～、狂った様に毎日聴いているが、此の酷さは堪らない…。
だって、「喰いねぇ、喰いねぇ、笹喰いねぇ。哺乳類だってねぇ。パンダの生まれよ。」だもの…。
二代目廣澤虎造擬きの浪曲が登場する噺。
千葉の流山動物園。
年老いた象のマサオ、豚の豚次、牛の牛太郎、矮鶏のチャボ子しか居らず、閑古鳥が鳴いており、
唯一の人気者のマサオが病気で臥せってしまい、獣医に診て貰う事も出来ない窮状。
其の窮地を救うべく、豚次は人気者の動物に来て貰おうと上野動物園へと直走る。
頼みは、ブランデーを呑み乍ら笹を食べているパンダ組のパンダ親分。
パンダが流山動物園に来れば客が集まると目論むも、子分の虎雄に尻を齧られて追い返されてしまう。
如何にかしようと、豚次、牛太郎、チャボ子は思案した結果、
人間の言葉を喋れば人気が出るだろうと、園長に喋りの特訓を受ける。
其の甲斐が有って、人間の言葉が喋れる様になり、其の噂がＡＰ通信で世界に配信されて大人気に。
総武流山電鉄は十六両編成の三〇〇往復、四兆円の経済効果を生む大盛況。
其の煽りを喰ったのが上野動物園。
パンダ親分の餌も、竹から塩化ビニールのパイプに代わってしまう程。
パンダ親分の怒りは収まらず、虎男と一緒に流山動物園へと殴り込みに来る。
其処に立ちはだかったのは象のマサオ。
其の実の正体は、其の昔、全国三十六の動物園を取り仕切っていたゴリラの次郎長親分の子分で、
中でも取り分け強かったエレファント・マサイこと大マサ、政五郎。
此処から政五郎と虎男の決闘シーンは浪曲で繰り広げられる。
音程も無茶苦茶な酷い、白鳥師ならではの一節。
政五郎は虎雄を倒し、後は豚次、牛太郎がパンダ親分に立ち向かうが
政五郎の強さを知ったパンダ親分はすっかり戦意喪失し、四川省へと投げ飛ばされてしまう。
ん～、狂った様に毎日聴いているが、此の酷さは堪らない…。
だって、「喰いねぇ、喰いねぇ、笹喰いねぇ。哺乳類だってねぇ。パンダの生まれよ。」だもの…。
