http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
午後も無駄に暑く、ジッとしていても汗が出ると言う訳の分からない状態に、
今宵の肴は「生だこ」
心の底から遺憾の意を表したい…。
四季に夏が有る理由が分からない。
只暑いだけだ。
春の次は秋に成ってしまえば良いのだ…。
気付けば二〇時。
晩御飯を摂りに出掛ける元気も無く、かと言って晩御飯を抜く根性も無い。
思案した挙句、やおら立ち上がり、不快指数一〇〇%の外へ出て、
近所のスーパーマーケットへ出掛けた…。
探すは酒の当て。
鰹、鬢長鮪、鰺、帆立貝等の魚介類が並ぶ中、
白羽の矢を立てたのは「生だこ」。
普段、蛸は好んで頂かないが、何と無くの気紛れで、
然も、「生」ならば良いだろうと発想で…。
何と言う贅沢。
罰が当たりそうだ…。
ひとっ風呂浴び、バスタオルを首に掛け、上半身裸で缶麦酒を呷る。
完全に中年の図…。
バックグラウンドミュージックは大滝詠一。
夏は嫌いだが、涼やかな夏の歌は大好きだ。
さて、件の「生だこ」。
北海道産との事で、見た目は瑞々しい。
いざ味わうと、しっかりとした弾力が有り、十分な噛み応えが有る。
こりゃ、顎の運動に良さそうだわい、と思っていると、
槍烏賊の様なネットリと柔らかさも感じられ、意外や意外、旨いではないか。
吸盤は、流石に吸い付く様な事は無いが、コリコリと言った歯触りが特徴で、
箸休め的な風情が有り、珍味の味わい。
此処最近、太り始めて来ているので、晩酌は此れだけ…。
熱帯夜は憂鬱だ…。