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昨年九月に亡くなった祖母の新盆の為、十三、十四日で長野の上田へと帰った。
僕の夏休み~信州・上田
時が経つのは実に早いものだ…。
十三日は昼から親戚が弔問に訪れて酒宴となる。
此の日は朝六時半に起床したり、昼から呑まされた所為で、
十四時過ぎには別間で人知れず寝入ってしまった…。
夕方からは熱帯雨林気候の様な、盆を引っ繰り返した様な雨。
其の為、近所を散歩しようとしたが諦めた…。
今朝。
八時前から近所の方々が弔問に訪れ、田舎の朝の早さを思い知らされる。
父親、叔父、叔母は五時半過ぎには起きていた様だ…。
一〇時頃に成り、一段落したので独り、近所を散歩する。
やや曇り勝ちだったが晴れ、長閑な風景が見られた。
菅平方面の山々がくっきりと映え、心地好い風が吹き渡る。
畑へ行くと、祖父母が亡くなって荒地に成っているかと思いきや、
稲穂が戦ぎ、トマトや茄子が陽を受けて育っている。
田圃の用水路のせせらぎが涼やかで、其の昔、祖父に連れられて沢蟹を捕ったのを思い出した。
家の裏手には、相変わらず、流木を刳り貫いた様な街灯が、
しっかりと立って未だ其処に居た。
僕の中での「田舎」は、紛れも無く此の風景に他ならない。
何時迄も此の風景が壊される事無く、ずっと残っていて欲しいと心底思う…。