続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「三丁目 にしや食堂」【日進】


 …渋谷での永い永い四日間が終わり、疲労困憊で帰宅。
  通常であれば金曜日は「和彩楽酒 かもん」へと出掛けるのだが、
  帰路から反れて寄り道をする気力さえも無い程に疲れ果てていたので、
  道すがらの此方へと御厄介に成る事にする…。

 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …待ちに待った麦酒。
  脹脛が攣りそうに成る様な立ち通し、動き通しの作業も、此の一杯が有ればこそ…。
  足はパンパン、肩は凝り、全身の力が抜ける様な怠さを解消して呉れる魔法の液体。
  乾いた砂漠に、恵みの雨が降った様な心持ち…。
  御通しはマカロニサラダ。

 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …余りの干乾び具合に、御通しのマカロニサラダだけで一杯遣ってしまった。
  身体がどんどん吸い込んで行くので、呑んだ気がしない程。
  摘みに「鶏の唐揚げ」を単品で発注。

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 ◎「鶏の唐揚げ」四〇〇円
 …「和彩楽酒 かもん」で呑み喰いしたと思えば安い物なので、腰を据えて呑む事に決めた!
  僕の最近のお気に入りの「鶏の唐揚げ」。
  勿論、マヨネーズはたっぷりと山盛りに添えて頂いて出て来る。
  有難い…。
  肉質は例によってブリンブリンのプリップリ!
  物凄い弾力乍ら、鶏肉本来の柔らかさが有るのが嬉しい。
  マヨネーズを塗して頂いた日にゃ、此れ又、奥さん、大変だわよ!
  
 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …店内のテレヴィヂョンのチャンネルを勝手に巨人戦に替えさせて頂き、
  伝統の一戦を観乍ら麦酒を呷ると言う、究極の呑み方…。
  奇しくも、巨人が四対三と優勢な所で、小笠原選手の二点本塁打が出たと有っては、
  心の中ではクラッカーがパンパンと鳴っている。

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 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …そんな折、鰈の煮付けを作ったのでと、サーヴィスで振る舞って頂いた。
  然も、選りに選って魚卵の所を出して頂いた。
  クゥ~、無駄に生きていて良かった!
  甘辛く煮付けられた上に、魚卵がプチプチと弾けてやがる。
  何て罪なんだ…。
  もう、足の親指が腫れようが、捥げようが構わない。
  雲丹、イクラ、鮟鱇肝、飛びっ子、何でも蓮華で掬って食べてやる。
  申し訳無いと思いつつも、麦酒を四杯も呑んでしまい、謝罪の気持ちと感謝の気持ちで一杯だ…。