続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 天河水」【上永谷】

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◆「らーめん 天河水」【上永谷


 ◎「つけめん」七五〇円+「中盛」五〇円+「づけ玉子」一〇〇円

 …此処数日、仕事の関係で昼食を摂る時間が遅くなったり、
  食べようと思っていた店が営業していなかったりで、昼食難民と化している。
  御蔭で、昨日、一昨日と「マクドナルド」に二日連続で御世話に成る程…。
  今日は午前中から何だか身体が怠く、全身に力が入らない有様。
  なので、しっかりとした食事を摂ろうと「魚定食 丸や」へ行くと、
  「一〇月五日迄休みます」と言う貼り紙…。
  一昨日は「揚げたて天ぷら 海老虎」が店内改装中の為に休業中。
  昨日は「ステーキ&グラタン B&B」が昼の部の営業終了。
  此れ程迄に行く店行く店外すと、最早清々しささえ感じる…。
  しょんぼりで、次の仕事の上永谷へ向かう。
  一昨日通り掛かって、行列を成していた此方のラーメン店を訪れる。
  九月十八日に開店したばかりらしく、二十四日に其の前を通った時に目星を付けていた。
  話では、昼は魚介系、夜は「二郎」系を出すと言う、言わば「大黒屋本舗」方式。
  券売機で「つけめん」、「中盛」、「づけ玉子」の食券を購入して席に着く。
  店員は皆若く、威勢の良さが感じられる。
  一〇分程でつけ麺が運ばれて来る。
  見た感じ、麺は三五〇グラムも有る様には見えない…。
  つけダレは昨今の流行りの魚介系醤油豚骨で、茶褐色をしている。
  早速、茶色味を帯びた麺を手繰って啜ってみる。
  麺はモチッとした食感が有り、且つ、しっかりとした腰が効いている。
  然し、麺の一本一本が短い所為か、啜り甲斐に欠ける。
  つけダレはとろみが有り、麺との絡みも良く、流行をきちんと押さえている。
  表面に油膜が張っており、濃厚さが窺える。
  一口啜って、此のラーメン激戦区の環状二号線では一番と感じた。
  具は、刻み叉焼、麺麻、鳴門巻き、貝割れ大根
  叉焼は残念乍ら、余り存在感が感じられない。
  麺麻はサックリとした歯触りが良く、太くて食べ出が有って良い。
  最後に残して置いた「づけ玉子」。
  箸で持ち上げると、プルプルとしており、半熟である事が一発で分かる。
  齧ると一気に黄身が溢れ出し、僕の不徳の致す所、つけダレに少し流出してしまった…。
  吸い乍ら齧らねばならないと言うのに…。
  「づけ玉子」と言う割には味が染みておらず、少々拍子抜け。
  〆は、御盆に一緒に載せられて出される、竹の器に入ったスープでつけダレを割る。
  スープには葱と椎茸が入っており、普段、スープ割りをしない僕でも美味しく頂けた。
  永谷近辺を訪れたら、暫くは此方に通ってしまいそう…。
  只、欲を言えば、麺は中盛迄は普通盛と同価格だと非常に有り難いのだが…。