続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン富士丸 北浦和店」【北浦和】

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◆「ラーメン富士丸 北浦和店」【北浦和店】


 ◎「ラーメン」七五〇円

 …十二月に入ってからと言うもの、一日の仕事が終わるとグッタリとする。
  こんな疲労困憊の身体を支えて呉れるのが、何と言っても「二郎」系ラーメン!
  日曜日の昼は「ジャンクガレッジ」、昨日の晩は「らーめん 天河水」。
  今週既に二杯を頂いているが、貪欲に三杯目を狙いに行く。
  もう、「二郎は週に一度迄」と言う己への戒めは反故にする…。
  週に一度の御楽しみの此方へと出向く。
  駐車場から店迄は少し歩くのだが、歩き乍ら財布から七五〇円を取り出し、
  しっかりと右手に握り締め、小走りに店を目指す。
  丸で、小遣いを貰って駄菓子屋へ急行する馬鹿な子供の様…。
  行列は先客五名と比較的少なめなのを確認して、券売機で食券を購入し、最後尾に並ぶ。
  寒空の下、一〇分程経ってから中へと通される。
  順番からすると、僕はカウンター席の三番目に座る筈なのだが、
  ホール担当の若い衆が、僕が端っこ好きなのを知ってか知らずか、
  気を廻して呉れ、僕の前の二人組に「一番端を空けて二番目からお座り下さい」と告げ、
  僕には「一番奥に…」と端っこの席に通して呉れる。
  毎週欠かさず訪れる僕を不憫に思ったのか、嬉しい心配りだ…。
  席に着いて、ラーメンの登場を待っていると、其の若い衆に初めて話し掛けられた。
  まじまじと僕の髪の毛を見て、「今日は何時もより決まってますね!」と。
  まさか、そんな事を言われると予想だにしなかったので、「何時もと一緒ですよ」と返すのがやっと…。
  さて、肝心のラーメンはと言うと、例によって自動的に脂が先に登場し、
  其の後に「今日も全増しで宜しかったですか?」とトッピングを訊かれるのが定番。
  相変わらず、息を飲む様な物凄い盛り!
  スープの身体へ染み込む感じ、野菜のクタクタ感、麺のゴワゴワとした重厚感、
  脂身と赤身のバランスの良い豚の感じ、安っぽい「テーオーニンニク」…。
  何れを取っても満足の行く味。
  其れはそうと、僕の隣りに座った、僕の前に並んでいた客。
  脂の器に豚を漬け込み、ラーメンを食べ終わっても其れには箸を付けず、
  何をしたいのか、持参したビニール袋に器を空け、口を縛って持って帰った…。
  一体、脂塗れの豚を、家で如何遣って食べるのだろうか。
  色々な客が居るものだ…。