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◆「居酒屋 ２７」【大和】
「居酒屋 ２７」【大和】
◎「豚肉とほうれん草炒め定食」七〇〇円
…今日は終日、大和市内を廻る。
毎日毎日、すべき仕事が多く、煩雑で苛苛する事も有るが、グッと堪えて黙々と熟す…。
十三時半を過ぎたので、昼御飯を摂りに外へ出る。
時間も無いので、パッと目に付いた「マクドナルド」か「ＶＯＬＫＳ」、
将又、ビルディングの二階に在る怪しげな、「やさしや」と言うラーメン店か…。
腹を決めて「やさしや」に向かおうとした所、不意に路地の奥に定食の幟が見えた。
店の前迄行ってみると、看板には「居酒屋」と記されており、小ぢんまりとした一軒家の様。
窓から中を覗くと、老夫婦の姿が厨房に見え、意を決して飛び込んでみる。
カウンターは四席、テーブル席は四人、座敷のテーブル二つには八人が座れる程度で、
地元の人が主に訪れているだろう雰囲気が漂っている。
店内に貼り出された定食メニューを見渡し、七〇代半ば位の老店主に発注する。
「豚肉とほうれん草炒め定食」を。
豚肉の炒め物に菠薐草が入るのが珍しいと思い…。
厨房では、老店主の夫人らしき女性がフライパンを振っている。
調理は奥さん、配膳と会計は御主人と言う作業分担の様だ。
料理が出て来る迄、女性週刊誌を四冊はパラパラ捲ったろうか。
決して段取り良く、素早く出て来る様な感じでは無かった…。
運ばれて来た御盆の上は、菠薐草の緑が実に鮮やかだ。
豚肉、玉葱、人参と一緒に塩胡椒で味付けしたシンプルな物で、意外に悪くない。
菠薐草自体は、野菜嫌いの僕でも、野菜の中では好きな部類に入るので、苦も無く頂ける。
塩胡椒のみの簡素な味付けの炒め物も偶には良い。
定食には、御飯、味噌汁、御香香、おから、そして生玉子が付く。
玉子の黄色を見ただけで、如何して人はこんなにも得した気分に成るのか。
御飯を少し取って置き、〆は生玉子をぶっ掛けて、豪快に掻っ込む。
老夫婦が営む、柔らかい雰囲気の店ならではだ…。
其れにしても、何で店名が「２７」なんだろう…。
因みに他のメニューは…、
・「豚肉しょうがやき」七五〇円
・「さんま塩やき」七五〇円
・「かきフライ」七五〇円
・「鳥から揚」七五〇円
・「豚肉とねぎ炒め」七〇〇円
・「豚肉ピーマン炒め」七〇〇円
・「やき魚（さば、さんま開き、しゃけ、ほっけ）」七〇〇円
毎日毎日、すべき仕事が多く、煩雑で苛苛する事も有るが、グッと堪えて黙々と熟す…。
十三時半を過ぎたので、昼御飯を摂りに外へ出る。
時間も無いので、パッと目に付いた「マクドナルド」か「ＶＯＬＫＳ」、
将又、ビルディングの二階に在る怪しげな、「やさしや」と言うラーメン店か…。
腹を決めて「やさしや」に向かおうとした所、不意に路地の奥に定食の幟が見えた。
店の前迄行ってみると、看板には「居酒屋」と記されており、小ぢんまりとした一軒家の様。
窓から中を覗くと、老夫婦の姿が厨房に見え、意を決して飛び込んでみる。
カウンターは四席、テーブル席は四人、座敷のテーブル二つには八人が座れる程度で、
地元の人が主に訪れているだろう雰囲気が漂っている。
店内に貼り出された定食メニューを見渡し、七〇代半ば位の老店主に発注する。
「豚肉とほうれん草炒め定食」を。
豚肉の炒め物に菠薐草が入るのが珍しいと思い…。
厨房では、老店主の夫人らしき女性がフライパンを振っている。
調理は奥さん、配膳と会計は御主人と言う作業分担の様だ。
料理が出て来る迄、女性週刊誌を四冊はパラパラ捲ったろうか。
決して段取り良く、素早く出て来る様な感じでは無かった…。
運ばれて来た御盆の上は、菠薐草の緑が実に鮮やかだ。
豚肉、玉葱、人参と一緒に塩胡椒で味付けしたシンプルな物で、意外に悪くない。
菠薐草自体は、野菜嫌いの僕でも、野菜の中では好きな部類に入るので、苦も無く頂ける。
塩胡椒のみの簡素な味付けの炒め物も偶には良い。
定食には、御飯、味噌汁、御香香、おから、そして生玉子が付く。
玉子の黄色を見ただけで、如何して人はこんなにも得した気分に成るのか。
御飯を少し取って置き、〆は生玉子をぶっ掛けて、豪快に掻っ込む。
老夫婦が営む、柔らかい雰囲気の店ならではだ…。
其れにしても、何で店名が「２７」なんだろう…。
因みに他のメニューは…、
・「豚肉しょうがやき」七五〇円
・「さんま塩やき」七五〇円
・「かきフライ」七五〇円
・「鳥から揚」七五〇円
・「豚肉とねぎ炒め」七〇〇円
・「豚肉ピーマン炒め」七〇〇円
・「やき魚（さば、さんま開き、しゃけ、ほっけ）」七〇〇円
