続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「なんつッ亭」【渋沢】

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◆「なんつッ亭」【渋沢】


 ◎「らーめん」七〇〇円

 …今年最初の秦野廻りだったので、自然と身体は此方へと吸い寄せられる。
  昨年後半は、秦野を訪れれば必ずと言って良い位に通い詰めた。
  如何してもあのロイクーなラーメンが食べたくなってしまうのだ…。
  今日は先客一〇名程度の列が店内で収まっている。
  並ぶと同時に店員に注文をし、列が短く成るのを只管待つ。
  一〇分強で席に通され、腰を気遣い乍ら椅子に座る。
  水で喉を湿らせ、ラーメンの登場を待ち構える。
  丼が熱いのでと、カウンター上から店員が態々丼を下ろして呉れる。
  ん~、年が明けても相変わらずスープは黒い!
  丸で、日本海沖で巴奈馬船籍のタンカーが座礁して垂れ流した重油の様な黒さ。
  例えが分かり辛くて申し訳無い…。
  豚骨スープの白、マー油の黒、此の対比が何とも良い。
  蓮華で啜れば、円やかな豚骨スープと、コクの有る奥深いマー油の味わいが、
  口の中で渾然一体と成って舌に絡み付く。
  如何も癖に成ってしまう…。
  麺は中細で、店内に設えられた製麺室で打たれた自家製麺
  嫋やかな印象で、ツルツルとした喉越しが良い。
  萌やしは細目でシャキシャキとした食感が強く感じられる。
  赤身の部位が多目の叉焼は、ともするとパサパサとしたハムの様な感じを受けなくもないが、
  何回も通って食べ付けて来ると、何だか悪く無い気がして来る。
  かと言って、メニューに有る「ぶたまんま」を頼むかと言ったら、其れは又別の話…。