http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
月末恒例の赤貧生活に突入と言う事で、出来ない自炊をせねばならない…。
今日の御飯は炒飯
貧乏は嫌だね…。
取り敢えず、玉子とベーコンが有れば何か出来るだろうと、日曜日に購入して置いた。
雲丹の様に皺も無くトゥルットゥルに成った脳味噌を使って考えた結果、
炒飯ならば此の材料で行けるだろうと言う結論に至った。
とは言え、炒飯なんて、今世紀に入ってから作った記憶が無い…。
プロの料理人の様な、御飯の粒がパラパラに成る様な物は作れる技術が無いので、
御飯に予め玉子を掛けて、掻き混ぜておいた物を炒めると良いらしいと言う話を聞いた憶えが有り、
今回は其の手順で作ってみる。
ベーコンを、今年初めて握る包丁で切る。
炊き上がった御飯を、玉子掛け御飯の状態にして、満遍無く掻き混ぜる。
熱したフライパンでベーコンを炒め、こんがりした所で玉子掛け御飯を投入。
後はフライパンを返し乍ら炒めるのだが、生来の不器用な為、思う様にフライパンが振れない。
アルコール中毒で左手が痙攣した人みたいにしかフライパンが動かせない…。
彼方此方に御飯が飛び散り、コンロ周りは物凄い事に。
味付けは「ダイショー」の「味・塩こしょう」を此れでもかと振り掛け、醤油もぶちまける。
何と無く其れらしい色に成った所で皿に盛る。
ん~、見た目が不味そう…。
早速、匙で掬って頂くと、パラパラどころかボソボソして、口の中の水分が全て持って行かれる。
此りゃ、水無しでは食べられない。
味は、味見をしなかったので、何だか味らしい味もせず、如何ともし難い味…。
如何して此処迄、炒飯を不味く出来るのだろうと、自分でも感心する位。
料理の才能が無い事は気付いていたが、高倉 健より遥かに不器用だ…。
自分でこんな不味い料理を作って、自分で食べなきゃならない生活が死ぬ迄続くのかと思ったら、
食べ乍ら涙が溢れて来た…。
泣き乍ら炒飯食べたのは、三十三年間生きて来て初めての経験だ。
こんな不味いのを食べ続けなきゃいけないなんて、長生きするだけ損じゃないか!
何の罰ゲームなんだ、一体!
まあ其の前に、自分の作った料理が寿命を縮めそうな気がしないでもないが…。
嗚呼、玉子があと六個も残っているのに如何しよう…。
近所の犬にでも呉れようかな…。