続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「名物 すた丼の店 野猿街道店」【大塚・帝京大学】

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◆「名物 すた丼の店 野猿街道店」【大塚・帝京大学


 ◎「すた丼」五八〇円

 …矢部での仕事を終え、多摩の丘陵を越えて中央自動車道経由で帰宅。
  となれば、道すがらに在る「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」に寄らずには居られない。
  息巻いて店の前を通ると、シャッターが閉まっており、何やら貼り紙がしてある。
  「何だよ…」と、其の儘、車で通過し、野猿街道を直進する。
  運が良いとか悪いとか、人は時々口にするけど、そう言う事って確かに有ると、僕を見ててそう思う…。
  撫で肩をより一層落としたのも束の間、国立府中インターチェンジへと向かう途中に、
  其の昔、多摩地区を担当していた折、来る度に訪れていた、蠱惑的な店が在るのを思い出す。
  「すた丼」…。
  多摩地区の名物と言っても良いのが「すた丼」で、何店もチェーン展開している。
  実に九ヶ月振りの訪店で、心成しか気分も浮き立つ…。
  券売機で「すた丼」の釦を押し、店内に入り、カウンター席へどっかと腰を下ろす。
  店内には大蒜の香ばしい匂いが充満している。
  「二郎」を食べ損ねても、結局頂くのは大蒜臭のする物とは…。
  「すた丼」とは、複数の合わせ醤油に厳選された大蒜を溶かし、何日も寝かせて熟成させたタレを、
  豚バラ肉と葱と絡めて炒め合わせた丼で、腕白中年には堪らない逸品。
  生玉子を掻き混ぜ、上から豪快にドバッと掛け、後は一心不乱に喰らい付くのみ。
  大蒜の風味が食欲を掻き立て、箸を休める事無く掻っ込む。
  「二郎」に負けない位の大蒜の味わいに、生玉子が円やかに絡み合い、究極の腕白飯!
  豚バラ肉は適度な脂身が良く、しっかりと特製の大蒜醤油が染み込んでいる。
  シャキシャキとした葱の食感も良く、御飯と肉に挟まれて隠れている海苔も地味乍ら良い。
  勿論、真っ黄色の沢庵も身体に悪そうで素敵。
  「すたカレー」とも一瞬迷ったが、久し振りに頂くのならば、初心に帰って「すた丼」か…。