続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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◆「ジャンクガレッジ」【東大宮


 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …昨日の鈴木 茂逮捕の衝撃が未だ冷め遣らぬ儘、今日も一日過ごす。
  昼御飯は、空腹なのだが何だか食べるのが億劫で、十五時にカップラーメンとパンで済ます。
  此処最近、今日はあれを食べて、ブログにこう書いて…、と言う欲が無くなって来ている。
  仕事も其れなりに忙しく、合間に抜けて食事を摂りに出る事も出来ないし、面倒臭い。
  移動時間の合間に…と考えると、既に十五時前後で、昼の部の営業を終えている店も多いので…。
  其れに、夙に思うのだが、正直、僕には繊細な味を文章に記す能力が無い。
  「旨味が有る」、「味わい深い」、「食感が良い」ばかりの表現しか出来ない事に辟易している。
  数少ない読者の方々を惹き付ける様な文章が書けず、忸怩たる思いで居る。
  嫌だね、何を遣っても中途半端で、才能が無いってのは…。

  さて、晩御飯。
  もうすっかり、「ラーメン富士丸 北浦和店」の味を楽しめない身体に成ってしまい、
  人間としても駄目に成ってしまった気がする…。
  なので、今週からは平日の「二郎」系通いは、此方の「ジャンクガレッジ」へと変更する。
  灯りに映し出された「ニンニク入れましょう」の黄色い看板が見え、
  其の下には十一人の行列が出来ており、降雪の予報が出ている中、
  独り寂しく震え乍ら、食券を手に列の最後尾へと並ぶ。
  相変わらず【木っ端アベック率】が高く、胸糞悪くしてみる…。
  十五分程で店内に通され、トッピングを訊かれたので「全増し」で御願いする。
  流石、長年通った「ラーメン富士丸 北浦和店」の様に「全増しで宜しかったですか?」とは、
  新参者の僕は訊かれる筈も無く、郷愁に浸ってみる…。
  そうこうしている内に、気高く聳え立つ野菜の塔が運ばれて来る。
  相変わらず、野菜の盛りは頗る良い。
  蓮華の備えが無いので、丼を慎重に持ち、スープをズルリと啜る。
  「課長」も増している為、普通の物よりも一段と味も濃く、真綿で首を絞め、
  じわりじわりと寿命を磨り減らす様な食生活に慣れてしまっている…。
  茶褐色の濃厚な豚骨と背脂のスープは、胃袋に染み入る様に入って行く。
  萌やしはシャキシャキ感が強く、さっぱりとしている。
  「浅草開化楼」の極太麺は、縄暖簾の様に太く、モッチリとした食感。
  「堀切二郎」系同様、ボソボソした感じも何処と無く感じられる。
  豚は柔らかいバラ肉で、赤身はホロホロ、脂身はトロトロ。
  大蒜も程好い辛味が効いて、食欲が増進され、喚き散らしていた腹の虫もすっかり大人しくなる。
  食後の満腹感、満足感は、全盛期の「ラーメン富士丸 北浦和店」と良い勝負だ…。