続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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◆「ジャンクガレジ」【東大宮


 ◎「まぜそば」七五〇円

 …今朝はずっと頭の中で「まぜそばまぜそば…」と、何かに取り憑かれたかの様に、
  丸で、何処かの信者がマントラを唱える如く、頭の中を「まぜそば」が渦巻いていた。
  朝御飯を食べない生活なので、何時も午前中は貧乏の子の様にひもじい思いをしている…。
  昼御飯は此処最近、忙しいのと面倒臭いのとで、コンヴィニエンスストアのパンばかり。
  今日も御多分に洩れず、ハムとチーズが入った違うパンを三つ。
  「どんだけ、ハムとチーズが好きなんだよ!」と言う突っ込みは無視…。
  大和での仕事を二〇時に終え、一路、「ニンニク入れましょう」の黄色い看板を目指す。
  と言うより、普通に帰り道なのだが…。
  駐車場の空きが一台有り、運良く入れ、券売機で「まぜそば」の釦をポチッとな。
  外へ出て、先客一〇名程の行列の最後尾に、寒空の下を震え乍ら並ぶ。
  十五分程で店内に入れ、一番奥のカウンター席に通される。
  トッピングは禁断の【全増し】。
  「まぜそば」の場合は、大蒜、チーズ、脂、課長。
  スープが無いのに課長増しは拙かろうとも考えたが、乗り掛かった笹舟だ。
  こうなったら、一緒に諸共に転覆しよう…。
  「ラーメン」と違って野菜増しが出来ないので、今一、盛りが物足りなく感じられる。
  真ん中に落とされた卵黄や、他の有りと有らゆる身体に悪そうな物をグチャグチャに掻き混ぜる。
  程好く混ざった所で、後は豪快にズルズルと音を立てて啜るのみ。
  ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間掛けて炊き出して旨味だけを凝縮し、
  背脂を投入して、ドロドロのコク、旨味、甘味を出したと言うスープを絡め乍ら頂く。
  課長増しの所為も有り、味は可也の濃い目で、ジャンク度合いは最上級!
  チーズも微かに糸を引き、更にコクを増している。
  黒胡椒のピリッとして居乍らも爽やかな辛味が感じられ、味を引き立ている。
  「浅草開化楼」の麺は、「ラーメン」で頂く時よりもモッチリ感が強い印象。
  麺を味わうならば「まぜそば」の方が良いかも知れない。
  叉焼は大判のバラ肉を巻いた物で、柔らかく、脂身がプルンとしている。
  野菜は「ラーメン」と違って殆ど入っていないので、相当、物足りなさが残る。
  矢張り、僕は「ジロリアン」の様で、「ラーメン」の方が合っている様な気がする。
  だって、野菜の塔が聳えていないんだもの…。