…今月二度目の静岡出張。
クタクタで仕事を終え、静岡駅前の宿へと向かい、転がり込む。
独り、晩御飯を摂ろうと、土地勘の無い静岡駅前を彼方此方と歩き回る。
独りで入るには敷居が高そうな居酒屋や、物足りなさが有るラーメン店等を素通りし、
前回、何とは無しに目星を付けていた回転寿司店へ飛び込みで入ってみる。
隣りに「かに本家」と言う蟹料理店が在り、同じ系列の様に見受けられる。
店内に入り、カウンター席に腰掛ける。
回転寿司店だからと侮っていたら、背のスラッとした長身の綺麗な女性が、
紫紺の着物を着ており、宛ら料亭の様な感じにドキッとしてしまう。
如何やら僕は、長身の細身の女性が好みの様だ…。
クタクタで仕事を終え、静岡駅前の宿へと向かい、転がり込む。
独り、晩御飯を摂ろうと、土地勘の無い静岡駅前を彼方此方と歩き回る。
独りで入るには敷居が高そうな居酒屋や、物足りなさが有るラーメン店等を素通りし、
前回、何とは無しに目星を付けていた回転寿司店へ飛び込みで入ってみる。
隣りに「かに本家」と言う蟹料理店が在り、同じ系列の様に見受けられる。
店内に入り、カウンター席に腰掛ける。
回転寿司店だからと侮っていたら、背のスラッとした長身の綺麗な女性が、
紫紺の着物を着ており、宛ら料亭の様な感じにドキッとしてしまう。
如何やら僕は、長身の細身の女性が好みの様だ…。
◎「生ビール」五三〇円
…赤貧生活中と言えども、旅の空となれば自然と酒が恋しく成るという物。
一昨日の月曜日に酒を抜いただけで、此処半月ばかり、毎日酒が入っている状態。
呑まにゃ遣って居られないよ、全く…。
見知らぬ土地で、一見の店にフラッと入り、仕事の疲れを癒す為に麦酒を呷る。
何だか、もう如何でも良く成って来た…。
…赤貧生活中と言えども、旅の空となれば自然と酒が恋しく成るという物。
一昨日の月曜日に酒を抜いただけで、此処半月ばかり、毎日酒が入っている状態。
呑まにゃ遣って居られないよ、全く…。
見知らぬ土地で、一見の店にフラッと入り、仕事の疲れを癒す為に麦酒を呷る。
何だか、もう如何でも良く成って来た…。
◎「背黒いわし」二二〇円
…先ずは、店頭のホワイトボードをパッと見て気に成った背黒鰯を。
しっかりと産地も記されており、此れは石川県産との事。
普段、「鮨処 いっしん」等で真鰯は食べ慣れているが、背黒鰯は初めてでは無かろうか…。
驚いた事に尻尾付きで出て来た事から、身は随分と小さ目と予想される。
背だけでなく、身も黒っぽい色をしており、口に入れると脂は然程強くない。
然し、しっかりとした旨さが有り、又、草臥れた感じも無く、新鮮さが感じられる。
◎「さば(酢)」一七〇円
…寿司屋に伺うと、如何しても〆鯖で店の技量を見極める癖が付いている様だ。
其れも此れも、「鮨処 いっしん」の〆鯖が素晴らしいので、此れを超える物が現れるのか、
否、現れないと分かって居乍らも、ついつい鯖を頼んでしまう。
此の鯖は三重県産との事。
此方のは少し酢が廻り過ぎている印象で、もっと仄かな酸味で良い。
鯖本来の脂の甘味が感じられる位に…。
◎「かつお」二二〇円
…新緑の季節は上り鰹を頂きたくなる。
此れは鹿児島産。
赤々とした身が眩しく、頬張れば口一杯にさっぱりとした鰹特有の味わいが拡がる。
戻り鰹程の脂の載りは無いが、其の分、若々しさが感じられる。
◎「地魚三種盛」四五〇円
…此方には「まぐろ三種」、「えび三種」、「貝三種」、「炙り三種」と三種盛が豊富。
其の中から、珍しい物が頂ける事を期待して、地魚の三種盛を握って貰う。
すると板前さんが、本来は此処に鰹が入るのだが、先程、僕が鰹を発注したのを気遣って呉れ、
其れに替わるネタとして「赤いか」でも宜しいですかと、御丁寧に訊いて呉れる。
こう言う気配りが嬉しい…。
先ずは、「活〆かんぱち」。
コリッと言う歯触りが強く感じられ、脂の甘さが有る。
お次は件の「赤いか」。
墨烏賊、槍烏賊は食べ付けているが、赤烏賊は初めてかも知れない。
糸造りの様に細く包丁が入れられ、烏賊素麺の様に口の中で解れて行く。
サックリとした歯触りこそ無いが、烏賊の深い甘味がネットリと口中に拡がる。
最後は「昆布〆ひらめ」。
正直、此の三種盛の内容は当たり。
普通の平目ではなく、昆布〆されて一手間加えられているのが良い。
昆布〆の所為か、平目本来のコリッとした弾力は陰を潜め、しっとりとした舌触り。
仄かに昆布の風味が香り、白身の甘さは健在。
◎「あじ」二二〇円
…鰺も忘れずに頂いておく。
近海物との事で、ピカピカと輝きを放っている。
酢飯が小さ目に握られている為、ネタが大きく感じられる。
プリッとした食感で、青魚の旨さが堪能出来る。
生姜の爽やかな辛味と実に良く合う。
◎「生ずわいがに」三七〇円
…蟹味噌は頂いても、蟹の身は滅多に頂かないのだが、蟹料理店と同系列で、
然も生の蟹とは、中々御目に掛かれない代物。
爪の辺りから身が豪快に剥き出しに成っており、見るからに瑞々しい。
トロ~っと、生の蟹の何とも言えない深い甘味が最高!
其の昔、我が故郷・深谷に在る「イル・グランキオ」と言う蟹料理店で、
生まれて初めて生の蟹寿司を頂いた時の衝撃が甦る。
◎「こはだ」二二〇円
…オッといけない。
肝心な小鰭を頂くのを忘れておったわぃ…。
「鮨処 いっしん」では決まって寿司の先頭打者を務める小鰭を。
〆加減は中々で、酢の酸味が心地好く感じられる。
もっとパサパサした、干乾び掛かった物を想像していたが、しっかりとしている。
◎「ビンとろ」二二〇円
…ずっと、御薦めのホワイトボードに記されている物だけを発注して来たが、
定番のメニューの木札の中から鬢長鮪を握って貰う。
「海鮮三崎港」に行くと狂った様に頂く鬢長鮪…。
うっすらと桃色を帯び、適度な脂が載っている。
口に入れるなり蕩けると言う訳には行かないが、此れは此れでさっぱり目で良い。
◎「いくら」二二〇円
…〆は此方でもイクラ。
其れにしても、プリン体の神様的存在のイクラが二二〇円とは安い。
此の値段なので侮っていたが、醤油漬けの出汁の味も絶妙で、
「鮨処 いっしん」の「いくら醤油漬」に引けを取らない旨さだ。
プチプチと口内を暴れ回る橙色の憎い奴…。
此処最近、足の親指がシクシク疼いているのだよ…。
※2009年4月22日時点の情報です。
ID:0004739986
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