昼間、大宮の街へ出た帰り、晩酌の心配をして、スーパーマーケットに立ち寄る。
此処最近、スーパーマーケットで購入する物と言えば玉子ばかり…。
然し、久し振りに財布に紙幣が入った今日は流石に違う。
清水の舞台から輪護謨でバンジージャンプするつもりで、刺身を購入してみる。
玉子掛け御飯以外の晩餐なんて、豪く久し振りな気がする…。
思わず、涙で鮮魚コーナーが翳んだが、気を取り直して物色する。
今回、一番の出色は千葉県産の生の黄肌鮪の赤身。
今日日、冷凍鮪が多い中、生鮪は貴重だ。
嘘か本当かは知らないが、此れが三八〇円だから買いだ…。
御供の酒はと言えば、何時もの手軽に酔える「ストロングゼロ」。
アルコール度数が八パーセントと言うから有り難い。
麦酒の五パーセントじゃ物足りないし、高く付くし…。
最近はすっかりお気に入りだ。
流石、生の鮪とあって、舌触りがしっとりとしている。
赤身なので脂の載りは其処其処だが、ネットリとした鮪特有の味わいが良い。
冷凍物と食べ比べた訳では無いが、矢張り、生が良い。
何でも生が良いのだ…。
些か、卑猥な表現だが…。
此の後はしっかりと玉子納豆掛け御飯で〆る。
と言っても、此の後、夜な夜な、外出しちゃうんだろうな…。