続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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◆「ジャンクガレッジ」【東大宮


 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …日中は今日も引き継ぎで、今日を以って現在の業務を終える。
  センター北での引き継ぎを終え、同僚の方と車で週末の高速道路を縫って帰路へ。
  上尾へ御送りする道すがらに在る此方で、打ち上げを行おうと言う事に相成り、
  三月八日以来、実に三ヶ月振りの訪店と成る…。
  駐車場も空いており、店内の券売機で「ラーメン」の釦を押して、店外の行列へと並ぶ。
  金曜日夜と言う事も有り、二〇名程の混雑を想定していたが、十二名と少な目。
  独りではないので、雑談をし乍らだと案外早く時間の経過が感じられる。
  十五分程で店内へと案内され、コップに水を注ぎ、席に腰を落ち着ける。
  すると、直ぐにトッピングを訊かれる段に成り、「全増しで」と御願いする。
  眼前の厨房内での調理の様子が具に見て取れる。
  例によって、護謨手袋を嵌めた状態で調理が行われている。
  こんもりと、野菜の山を積み上げ、崩れない様に護謨手袋で押さえている。
  大蒜が入れられ、脂と醤油ダレが掛けられ、漸く目の前のカウンター上に置かれる。
  嗚呼、此のラーメンを三ヶ月も我慢出来たのが不思議な位だ。
  此の、雄雄しくも気高く聳え立つ野菜の塔をどれだけ待ち焦がれた事か…。
  銀盆の儘、カウンターに下ろし、後は此の丼と一対一の闘いだ。
  先ずは、銀盆と丼を一緒に持ち、丼を傾ける様にしてスープを啜る。
  うん、実に濃くて旨いっ!
  全増しの為、「課長」も増され、相当な濃い味に成っている。
  ドロッとした茶褐色の濃厚スープは、ズシッと胃袋に伝わる。
  野性味溢れる豪快なスープで、腹を空かせた腕白中年には堪らない濃度だ…。
  今日も今日とて、昼間はカップラーメンのみの貧乏暮らし。
  此の手の破壊力抜群の食事は暫く振りだ。
  次の刺客は野菜の山。
  「二郎」系の萌やしとキャベツだけは何の苦も無く頂ける。
  増して迄も頂く。
  バリバリ、シャキシャキと音を立てて、血迷った兎の様に喰らい付く。
  さて、漸く麺に辿り着く。
  ゴワゴワとした、縄暖簾の様な極太麺は、「浅草開化楼」の物。
  「ラーメン 大」然り、此方の製麺所の麺は実に食べ出が有って、麺自体に旨さが有る。
  とても、箸で手繰り上げるのは至難の業なので、口から御出迎えで、
  頭を持ち上げ乍ら、咥えた麺も一緒に持ち上げる。
  プリプリ、モチモチ、旨さがぎっしり詰まった麺だ。
  バラ肉の叉焼は、ホロトロ感が有って、赤身と脂身、其々の旨さが感じられる。
  上に振り掛けられた背脂はトロトロで、甘味が有って、変な脂臭味は一切無い。
  嗚呼、喰った~!
  腹がはち切れんばかりだ。
  折角、此処最近の粗食でやつれて来始めたと言うのに、腹周りが出っ張ってしまった…。
  此方は旨いのは素晴らしいのだが、相変わらず、木っ端アベックが蔓延っているのが難点。
  ラーメン店はペッティングをする所ではない!