…昨晩。
又しても日中は極めて自堕落に過ごし、身体の静養に充てる。
午睡をし、十七時半過ぎに目覚め、呆け老人の様にボーっとし、
十九時半過ぎに晩御飯を摂りに、すっかり金曜日に訪れざるを得なくなった此方へ…。
又しても日中は極めて自堕落に過ごし、身体の静養に充てる。
午睡をし、十七時半過ぎに目覚め、呆け老人の様にボーっとし、
十九時半過ぎに晩御飯を摂りに、すっかり金曜日に訪れざるを得なくなった此方へ…。
◎「生ビール(中)」五八〇円
…此の梅雨の時期の蒸し暑さが嫌で、と言っても、真夏の灼熱の暑さも嫌いなのだが、
鬱陶しさを晴らす意味でも、と言う言い訳を付けて、今宵も麦酒を頂戴する。
馴染みの心落ち着く店で、独り、ゆっくりと麦酒を呷る瞬間が一番好きだ…。
プリン体を補給出来、足の親指がマスターに宜しく言っている。
…此の梅雨の時期の蒸し暑さが嫌で、と言っても、真夏の灼熱の暑さも嫌いなのだが、
鬱陶しさを晴らす意味でも、と言う言い訳を付けて、今宵も麦酒を頂戴する。
馴染みの心落ち着く店で、独り、ゆっくりと麦酒を呷る瞬間が一番好きだ…。
プリン体を補給出来、足の親指がマスターに宜しく言っている。
◎「とろたく」五一〇円
…七月に入り、流石に鮟鱇肝の入荷も終わった様で、何を摘もうかと悩んでしまう。
ぼんやりし乍ら空を見詰めていると、マスターが「沢庵、嫌いだっけ?」と。
干し葡萄以外は食べられるので、大丈夫である旨を伝える。
そして出て来たのが、鮪の中落ちと沢庵を和えた物。
此方では何度か出して貰っている。
鮪は、決して大きくはないが、富山県産の本鮪らしい。
其の中落ちはと言えば、実に味が濃密で、安物の冷凍鮪とは違う。
脂の載りも良く、醤油皿にパッと脂の華が開く。
ポリポリとした沢庵の食感と、ネットリとした鮪の組み合わせは絶妙!
◎「小鰭」一六〇円
…一頻り鮪の旨さを堪能した後は、寿司に取り掛かる。
一番手は御決まりの小鰭を「握って頂く。
纏わり付く様なジメッとした蒸し暑さに、此の小鰭の酸味が心地好い。
爽やかな感じがして、疲労も緩和されるだろう。
◎「〆さば」二三〇円
…鮟鱇肝が無かったので、摘みに〆鯖を出して貰おうかとも思ったが、矢張り寿司で。
冬場の様なしっかりとした脂の載りは無いが、其れでも十分に旨い。
其れも此れも、マスターの目利きと丁寧な仕事に因る物だろう。
鯖の脂と酸味がフワッと鼻から抜けて行くのが良い。
◎「生とり貝」二三〇円
…周囲の貝フェチではないと思しき客が、「茹でてないの?」、「北寄貝じゃないの?」と、
訳の分からない事をマスターに訊いている。
正真正銘の生の鳥貝であって、湯掻いて護謨の様な噛み切れない物は不味くていけない。
生の貝特有の、コリッと、クニュッとした食感と、じんわり拡がる甘さが旨い。
矢張り、貝は生に限る…。
◎「鰺」二三〇円
…此処最近、「和匠喜酒 かもん」にしろ、此方にしろ、矢鱈と鰺が旨い。
脂の載りが良く、口に入れるとトロンとした鰯と見紛う程の舌触り。
そして、今回のは身がしっかりとしていて肉厚で、脂の載りとプリッとした弾力の両方が愉しめる。
大衆魚の王様である鰺が旨いのは良い事だ…。
◎「やりいか」三二〇円
…久し振りに槍烏賊の入荷が有った様なので頂く。
歳を取り、昔は見向きもしなかった烏賊の旨さが分かる様に成って来た。
サックリとした歯触り、口の中にネットリと拡がる深い甘味。
此方で頂く墨烏賊然り、良い烏賊は本当に旨い。
◎「子持ちしゃこ」三二〇円
…「プリン体摂取強化週間」開催中に付き、甲殻類も頂いておく。
ブリブリとした食感の身と、プチプチと弾ける卵。
此れ等が甘い煮ツメと相俟って、口の中は大変な事に成る。
寿司屋で海老は滅多に頂かないが、蝦蛄は気に成る…。
◎「いくら醤油漬」三二〇円
…此の日の〆は、此れ又、プリン体の王様イクラ。
昼間の「つけめん 蕾」でのつけ麺大盛の影響も何の其の、しっかりと七皿目…。
寄る年波には抗えず、流石に番町皿屋敷程の皿数は食べられなくなってしまった…。
其れは兎も角、出汁醤油に浸されたイクラは味が非常に宜しく、
其れが口内で縦横無尽に弾け飛ぶのだから参ってしまう。
プリン体だけだよ、僕を裏切らないのは…。
此の日は麦酒四杯で帰宅し、午前一時前に夜な夜な徘徊に出掛ける…。
※2009年7月4日時点の情報です。
ID:0000301944
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