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◆「らーめん 近喜屋」【川越】
「らーめん 近喜屋」【川越】
◎「ヒマラヤ」八〇〇円
…十三時からの仕事に備え、乗り換えの川越で昼御飯を摂ろうと画策していた。
予め、目星の店の当たりを付け、前回は「頑者」だったので、今回は別の店にしようと、
「ラーメンデータベース」上で、川越市の括りで第二位の此方に決定。
此方には、七~八年前に一度だけ訪れ、其の節は「つけ麺」を頂いた様に記憶している。
此方に決めたもう一つの大きな要因として、かの「ラーメン 二郎」を模したメニューが有るらしい。
其の名も「ヒマラヤ」。
恐らく、野菜の山が高く聳える様子から、「ヒマラヤ」と名付けたのだろう。
江戸っ子が発音すれば「シマラヤ」だな…。
あっ、個人的に江戸っ子ブームなもので、つい…。
其れはさて置き、十一時半の開店時間の二〇分前に店の前に到着するも、待ち客は居ない。
馴染みの無い店の行列の先頭に並ぶ程の勇気は持ち合わせていない。
常連の間での暗黙の決まりが有るやも知れないし、其れが怖く、暫く周囲を散策する。
開店時間の一〇分前に再度訪れると、一人の先客が有り、安心して其の後ろへと付く。
残暑が厳しく、照り付ける陽射しを肩口に受け、室外機の風を浴び乍ら待つ。
定刻より一~二分早く開店し、店内へ通され、券売機の前に立つ。
事前に予習した通り、「ヒマラヤ」と言う釦は無い為、「八〇〇円」の釦を押す事は知り得ている。
券売機にも「ヒマラヤ」の写真が貼付され、其れなりの宣伝が行われている。
「たっぷりモヤシとキャベツの頂にチーズとニンニク、
そしてスープに牛脂を浮かべたガッツリ系ラーメン」と言う謳い文句だ。
「八〇〇円」の釦を押し、何もメニュー名が記されていない食券を手渡し、「ヒマラヤで」と告げる。
すると、「大蒜とチーズが入りますが大丈夫ですか?」と言う旨を訊かれ、
こちとら、此れ等が入る事を寧ろ望んでいるので、「大丈夫です」と受け答えする。
スポーツ新聞や、少し時期遅れの三沢光晴追悼のプロレスリング雑誌を眺めて時間を潰す。
開店時間から十五分が経とうとした頃、「御待ちどう様でした」と丼が遣って来る。
此れが「ヒマラヤ」…。
野菜の山は然して高く聳えてはいないが、其の上に載せられたチーズと大蒜が良い感じ。
自分の中で、自然と期待が高まって行くのが感じられる。
蓮華を手にし、スープを啜ろうと覗き込むと、表面に油膜が段々に張って行くのが見える。
スープは魚介系を中心としたコッテリ系の物で、実際に啜ると和風な感じが強く伝わる。
此方の基本の魚介系を「二郎」系に用いた、「近喜屋」解釈の「二郎」インスパイヤ系。
其れで居て、トロトロ、プルンプルンとした牛脂の甘さがふんわりと感じられる。
此の辺りは、「麺家 うえだ」の「二郎」系の「鬼麺王」の味わいが存分に感じられる。
更には、トッピングのチーズが蕩け、まったりとした味わいが感じられる辺りは、
「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」の様な趣きも、此れ又、感じられる。
然し、全体的な味わいは正に魚介系。
魚介―「麺家 うえだ」―「ジャンクガレッジ」と言う三つ巴の様な、何とも不思議な味わい…。
野菜はキャベツと萌やしで、少々、クタッとした感じで、個人的には好み。
量は然程多くない。
大蒜は生の物を出す直前に潰して入れた物で、強烈な風味が漂い、仕事前に精が付きそうだ。
さて、懸案の麺は、驚いた事に、佐野ラーメンの様な平打ち麺。
ピロピロとした感じで、幅は広く、茹で加減は柔らか目。
「二郎」系を模した物に、如何して此の種の麺を選んだのだろうか…。
個人的な見解としては、此方のスープの基本である魚介系に合う様に、
あっさり系のスープに使用される此の手の平打ちのピロピロ麺を選択したのではないかと…。
此れで、「二郎」系に有り勝ちな極太の縄の様なゴワゴワ麺を使用したのでは、
「二郎」系の亜流に成ってしまうと言う、此方の抵抗なのかとさえ勘繰ってしまう…。
具は、細かく刻まれた叉焼と、ホロホロと解れる叉焼が一枚。
牛脂の甘味、大蒜の強烈な風味、チーズのコクの有る味わいが巧くスープに染み出し、
スープは粗方飲み干し、灼熱の外へと飛び出し、仕事へと向かう…。
予め、目星の店の当たりを付け、前回は「頑者」だったので、今回は別の店にしようと、
「ラーメンデータベース」上で、川越市の括りで第二位の此方に決定。
此方には、七~八年前に一度だけ訪れ、其の節は「つけ麺」を頂いた様に記憶している。
此方に決めたもう一つの大きな要因として、かの「ラーメン 二郎」を模したメニューが有るらしい。
其の名も「ヒマラヤ」。
恐らく、野菜の山が高く聳える様子から、「ヒマラヤ」と名付けたのだろう。
江戸っ子が発音すれば「シマラヤ」だな…。
あっ、個人的に江戸っ子ブームなもので、つい…。
其れはさて置き、十一時半の開店時間の二〇分前に店の前に到着するも、待ち客は居ない。
馴染みの無い店の行列の先頭に並ぶ程の勇気は持ち合わせていない。
常連の間での暗黙の決まりが有るやも知れないし、其れが怖く、暫く周囲を散策する。
開店時間の一〇分前に再度訪れると、一人の先客が有り、安心して其の後ろへと付く。
残暑が厳しく、照り付ける陽射しを肩口に受け、室外機の風を浴び乍ら待つ。
定刻より一~二分早く開店し、店内へ通され、券売機の前に立つ。
事前に予習した通り、「ヒマラヤ」と言う釦は無い為、「八〇〇円」の釦を押す事は知り得ている。
券売機にも「ヒマラヤ」の写真が貼付され、其れなりの宣伝が行われている。
「たっぷりモヤシとキャベツの頂にチーズとニンニク、
そしてスープに牛脂を浮かべたガッツリ系ラーメン」と言う謳い文句だ。
「八〇〇円」の釦を押し、何もメニュー名が記されていない食券を手渡し、「ヒマラヤで」と告げる。
すると、「大蒜とチーズが入りますが大丈夫ですか?」と言う旨を訊かれ、
こちとら、此れ等が入る事を寧ろ望んでいるので、「大丈夫です」と受け答えする。
スポーツ新聞や、少し時期遅れの三沢光晴追悼のプロレスリング雑誌を眺めて時間を潰す。
開店時間から十五分が経とうとした頃、「御待ちどう様でした」と丼が遣って来る。
此れが「ヒマラヤ」…。
野菜の山は然して高く聳えてはいないが、其の上に載せられたチーズと大蒜が良い感じ。
自分の中で、自然と期待が高まって行くのが感じられる。
蓮華を手にし、スープを啜ろうと覗き込むと、表面に油膜が段々に張って行くのが見える。
スープは魚介系を中心としたコッテリ系の物で、実際に啜ると和風な感じが強く伝わる。
此方の基本の魚介系を「二郎」系に用いた、「近喜屋」解釈の「二郎」インスパイヤ系。
其れで居て、トロトロ、プルンプルンとした牛脂の甘さがふんわりと感じられる。
此の辺りは、「麺家 うえだ」の「二郎」系の「鬼麺王」の味わいが存分に感じられる。
更には、トッピングのチーズが蕩け、まったりとした味わいが感じられる辺りは、
「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」の様な趣きも、此れ又、感じられる。
然し、全体的な味わいは正に魚介系。
魚介―「麺家 うえだ」―「ジャンクガレッジ」と言う三つ巴の様な、何とも不思議な味わい…。
野菜はキャベツと萌やしで、少々、クタッとした感じで、個人的には好み。
量は然程多くない。
大蒜は生の物を出す直前に潰して入れた物で、強烈な風味が漂い、仕事前に精が付きそうだ。
さて、懸案の麺は、驚いた事に、佐野ラーメンの様な平打ち麺。
ピロピロとした感じで、幅は広く、茹で加減は柔らか目。
「二郎」系を模した物に、如何して此の種の麺を選んだのだろうか…。
個人的な見解としては、此方のスープの基本である魚介系に合う様に、
あっさり系のスープに使用される此の手の平打ちのピロピロ麺を選択したのではないかと…。
此れで、「二郎」系に有り勝ちな極太の縄の様なゴワゴワ麺を使用したのでは、
「二郎」系の亜流に成ってしまうと言う、此方の抵抗なのかとさえ勘繰ってしまう…。
具は、細かく刻まれた叉焼と、ホロホロと解れる叉焼が一枚。
牛脂の甘味、大蒜の強烈な風味、チーズのコクの有る味わいが巧くスープに染み出し、
スープは粗方飲み干し、灼熱の外へと飛び出し、仕事へと向かう…。
※2009年9月7日時点の情報です。
ID:0000350965
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