続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「GRILL HUNTER」【池袋】

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 ◎「特製からあげ&ハンター焼き」八六〇円+「アイスコーヒー」一〇〇円

 …昨日。
  池袋での仕事も、僕は此の日で御役御免で、来週は別の地へと旅立つ。
  其れは其れで一抹の寂しさが有り、充実した昼御飯の喰い歩きとも御別れだ…。
  「喰い物担当大臣」の最後の日は、最多の六人で徒党を組んで出掛ける。
  先週木曜日の「麺 えるびす」から始まり、「麺場 七人の侍」、「我空」、
  「らーめん 瞠」、「らーめん つけめん 鶏の穴」と来て、最終日は此方。
  数年前、同じく池袋での仕事の折、入ってみたいと思っていたものの未遂に終わり、
  今回、こうして初訪店の機会が廻って来る。
  店頭には写真でメニューが大々的に掲示されており、見ているだけで食欲がそそられる。
  「手ごねハンバーグ」、「チーズハンバーグ」、「特製からあげ」、「ハンター焼き」…、
  蠱惑的な文字と写真が次々に目に飛び込んで来て、嬉しくて眩暈がしそう…。
  一体、どんな「グリル」がハント出来るのだろうか。
  何はさて置き、六人して店頭でうっとりしていても始まらないので、店内に入る。
  地下への階段を下り、薄明かりの店内に入ると、印度料理店の様な雰囲気が漂う。
  勿論、店員も印度、錫蘭、孟加拉国辺りの浅黒い感じの方々。
  ソファの席に「ヨッコイ、ショーイチ」と腰掛け、差し出されるメニューに見入る。
  俵型のハンバーグにチーズがトロリと蕩けたり、巨大な唐揚げがゴロゴロしていたり、
  薄切りの牛肉が玉葱と一緒に炒められていたりと、腕白中年は悩んでしまう。
  熱が出てしまいそうだ…。
  そんな中から吟味した結果、店名にも成っている「ハンター焼き」と、
  腕白中年が大好きで堪らない「特製からあげ」が盛り合わされた物に決定!
  発注の際、御飯の大盛も出来る様なので、腕白要素を増やしてみる。
  更に、浅黒い店員から、昼時は一〇〇円で飲料が付けられると唆され、冷やし珈琲を御願いする。
  さて、「早くグリりたいなぁ~」と心の中で呟いていると、鉄板が遣って来る。
  正にグリルで、ヂウヂウと「特製からあげ&ハンター焼き」が音を立てている。
  見るからに腕白で、魅惑的で、素敵だ。
  御飯は茶碗に装って、其れを引っ繰り返して皿に盛った様な、円墳の様な形をした山盛り。
  割り箸を割り、一心不乱に喰らい付こう。
  先ずは「特製からあげ」。
  三個盛られ、南亜細亜系らしく、香辛料の効いたスパイシーな味わい。
  表面はカリカリとして、少々、口の中を切りそうに成るが、軽い歯触り。
  鶏肉はプリプリとした食感を感じる物ではないが、ジャンクな風味も有って、此れは此れで良い。
  「三丁目 にしや食堂」で絶品の鶏の唐揚げを食べ慣れているので、其れと比べるのは酷か…。
  さて、店の主力メニューと思しき「ハンター焼き」に取り掛かる。
  薄切りの牛肉と玉葱を炒め合わせた様な物で、味付けは簡素な塩胡椒。
  塩胡椒であっさりとしたのも良いが、大蒜やらが効いたタレで絡めてあると尚宜しい。
  下にはゲッティーが敷かれ、脇には玉蜀黍があしらわれている。
  御飯の盛りが素晴らしく、おかずを一口食べる毎に御飯を口に運ぶ。
  それでも、おかずっ喰いではない僕は、最後におかずが少し残ってしまう…。
  次に訪れる機会が有ったら、「チーズハンバーグ」をチーズダブルで頂いてみたい。   

グリルハンター [ エスニック、無国籍 ] - Yahoo!グルメ

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住所: 東京都豊島区東池袋1丁目40-9
営業時間、定休日:
最寄り駅: 池袋
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※2009年10月17日時点の情報です。
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