続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 松壱家」【平塚】

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◆「ラーメン 松壱家」【平塚】


 ◎「豚骨醤油ネギラーメン(並)」九〇〇円+「味つき煮たまご」一〇〇円

 …発熱の所為で、フラフラ、朦朧とした中で何とか仕事を熟し、事無きを得る。
  茅ヶ崎駅から電車に乗車し、宿の在る平塚へと移動する。
  宿に転がり込み、流石に呑もうと言う元気は無く、取り敢えず食事だけを済ましに街へ出る。
  朝方よりは幾分は回復傾向とは言え、トボトボと独り、平塚駅方向へと向かう。
  先程、駅を降り立った折、ラーメン屋が見えたので、他に彼是と迷うのも面倒臭いので、
  妥協して、とっとと宿に戻って休息を取る事に専念する…。
  店に入ると券売機が有り、先に食券を購入する方式。
  「家系」のラーメン店なので、味の想像は容易に出来るので、後は何を載せるか。
  パッと目に入ったのが「ネギラーメン」。
  そうだ、葱を頂いて、発汗作用を高め、風邪の菌を追い出しちまおうと言う寸法だ。
  後は、栄養ドリンクだけでは何なので、滋養強壮を高めようと、高級品の玉子も付けてみる。
  此れが見付かれば、戦時中ならば、非国民として近所から投石されても致し方無い豪華さだ…。
  食券を手渡す際、好みを訊かれ、意識が朦朧としている所為で思わず「伊東美咲です…」と、
  女性の好みを答えそうになりつつ、「麺固めで…」と御願いする。
  相変わらず、リンパ腺の腫れに因る、喉の痛みと、首のグリグリ感は快方に向かう気遣いは無い。
  首の後ろを摩ったり、リンパ腺の腫れを恐る恐る触ったりして遊んでいると、ラーメン登場。
  丼は随分と小振りな分、上に載っている具が豪勢に見える。
  卓上の箸と蓮華を手にし、先ずはスープから啜る。
  一口目の印象は、スープが少し温い。
  表面は鶏油で覆われている様だが、其の肝心の鶏油が冷たい所為か、全体的に冷めた感じを受ける。
  能書きには、「濃厚でクリア、コクと切れをコンセプトにした豚骨スープ」としてあり、
  更に、「甘さと優しさ、強さを兼ね備えた鶏白湯スープ」とも謳っている。
  確かに豚骨の臭味は無いが、減点は免れまい…。
  途中、卓上の卸大蒜を投入し、更に風邪の菌を追い詰めてみる。
  固めで御願いした麺はモッチリ感が有り、矢張り「家系」は麺固めに限る。
  中太のストレート麺で、先ず先ずの出来。
  具の叉焼は、多少のパサパサ感が感じられ、しっかりとした噛み応えが有るのは宜しいが、
  取り立てて特色の強い叉焼と言う印象は感じられない。
  さて、一番重要な葱は、胡麻油ベースの特製のタレで味付けされており、香ばしさが漂う。
  シャキシャキと言う歯触りも良く、此れならば風邪の菌を退治して呉れるだろう…。
  味付け玉子は、黄身が飛び出す様な半熟加減ではないが、中迄しっかりと味が染みており、
  ネットリと濃厚な黄身の味わいが口中を支配し、大蒜の効いたスープで押し流す。
  具は他に、味付け鶉玉子、麺麻、海苔三枚、菠薐草。
  スープは喉に染みるので、僅かに残して御馳走様。

  食後、コンヴィニエンスストアで「ヴィタミンウォーター」と栄養ドリンクを購入し、
  宿に戻り、滅多に入らない湯船に浸り、風邪を菌に抗ってみる…。