「伝説のすた丼屋 池袋店」【池袋】

◆「伝説のすた丼屋 池袋店」【池袋】

　◎「すたみなカレー」六五〇円＋「生玉子」五〇円

　…昨日。
　　此の日の日帰り仕事ぶらり旅は池袋。
　　会社の営業日は晦日迄だが、未消化の特別休暇が残っている為、
　　個人的には此の日が仕事納めと成り、一年の締め括りと成る…。
　　そんな日と言うのに、腰の具合が絶望的に悪く、木槌で腰骨を叩き割って貰いたい程。
　　上司は無理しないで帰って良いと仰って下さるが、頑固者の石頭、
　　腰痛が痛い位で、仕事を打っ棄る様な堕落した真似は出来ない…。
　　腰を摩り乍ら、十三時に昼御飯を摂りに池袋の街に出る。
　　伴天連正月が過ぎ、一気に年末の様相が加速して来た様に感じられ、
　　冬休みの学生等でごった返す様な混雑に、吐き気すら催しそうだ…。
　　今年の〆は、此方に決定。
　　最近、東京二十三区内にも出店が続いている、国立名物の「すた丼」屋。
　　御当地Ｂ級グルメの王様と言っても差し支えないだろう。
　　店内は満席に近い状態で、賑わっている。
　　券売機で「すたみなカレー」と「生玉子」の食券を購入する。
　　最後の最後迄、「すた丼」と迷ったが、カレー臭を嗅ぎたくなってしまう…。
　　カウンター席に通され、只管、ジッと待つ。
　　混雑している為、時間が掛かり、十五分後に漸く提供される。
　　此の手の、早さを売りにしている物が十五分待たされると、些か拍子抜けしてしまう…。
　　まあ、此の混み様だから致し方有るまいと、グッと堪えて食事に取り掛かる。
　　見た感じ、御飯の白が目立ち、肉の量が少ない様に見える。
　　生玉子を割り入れ、蓮華で掬って喰らい付く。
　　カレーのルウはドロドロした物で、挽肉が入っている。
　　作った翌日のカレーの様なドロドロ加減で、此れは此れで旨い。
　　辛い物が駄目な僕でも大丈夫な辛さで、寧ろ、挽肉から染み出す甘味が強い。
　　此のルウと一緒に頬張ると最高に旨いのが、此の「すた丼」の具である豚肉。
　　何でも、ホエー豚を使用している様で、其のバラ肉を薄く切った物を、
　　特製の大蒜醤油ダレで炒めた物が載る。
　　カレーと、大蒜風味の香ばしい豚肉の組み合わせは筆舌に尽くし難い旨さで、
　　其の量の少なさを帳消しにしてしまうだけの旨さは有る。
　　別注の生玉子がより一層円やかにして呉れ、ドゥルドゥルさせて呉れる。
　　此の生玉子を入れる、入れないでも味が大きく変わって来る。
　　矢張り、玉子は人を幸せにして呉れるな…。
　　丼に装われている為、御飯の量は可也多く、腹っ減らしの腕白中年は大満足だ。

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住所： 東京都豊島区東池袋1丁目22-1
営業時間、定休日：
最寄り駅： 東池袋
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※2009年12月29日時点の情報です。
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