続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「さぬき手打うどん やま泉」【大宮】

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◆「さぬき手打うどん やま泉」【大宮】


 ◎「ちく天ぶっかけ」八〇〇円

 …漸く雨も止み、重たい鞄を背負っての仕事中の移動も幾らかは楽に成る。
  今日は一日、同行で大宮市内を動き廻る。
  バスに乗ったり、二〇分近く歩いたり、電車に乗ったりして、
  十四時前に大宮駅へと舞い戻って来る。
  漸く昼御飯に有り付ける段に成り、地元・大宮で店を探す。
  上役に提案し、久し振りに此方で讃岐饂飩を頂く事にする。
  此方を訪れるのは、実に二〇〇七年一〇月八日以来、二年五ヶ月振り。
  別段、避けていた訳ではないのだが、此方は旨い讃岐饂飩を頂ける貴重な店だ。
  店内には、我が敬愛するさだまさし師のサイン色紙も飾られている。
  店内は昼時から少し外している所為か空いており、安心して席に着ける。
  腰掛け、メニューをザッと眺める。
  此方では「ざる」を頂く事が殆どだが、新しいメニューを発見する。
  其の名も「ちく天ぶっかけ」。
  言葉の響きでは嫌らしい事を想像してしまうが、どんな物かの予想は出来る。
  そう、竹輪の天麩羅が載ったぶっかけ饂飩…。
  揚げ物の割りには、一〇分と掛からずに出て来るのが有り難い。
  然も、揚げ立てなのが嬉しい限りだ。
  別皿の薬味の浅葱と卸生姜を入れ、ぶっかけ饂飩の醍醐味を味わう。
  店に入った時も、打った饂飩を切っている音が聞こえる通り、店内で饂飩は打たれている。
  其の手打ち饂飩は、ピカピカと光り輝き、ツルツルとした口当たりで、
  其の上、歯を押し返す様な強靭な腰が効いており、此れぞ讃岐饂飩と言う旨さ。
  饂飩は冷たく水でしっかりと〆られ、暑がりの僕には持って来い。
  矢張り冷たい麺は、麺の旨さが堪能出来て最高だ…。
  竹輪の天麩羅はと言えば、竹輪の食感を損ねる事無く、ふっくら、ふんわりとした揚がり。
  衣は表面はカリッとしていて香ばしい。
  饂飩のタレは、キリッとした洗練された切れ味が前面に出るが、芳醇な仄かな甘味も感じられる。
  決して甘ったるくなく、飽きの来ない引き締まった味だ。
  他に大根卸が入り、特有の辛味は無く、寧ろ、甘ささえ感じられる。
  さっぱりとした感じが味わえるのが清清しい。
  具は他に若布、鰹節、胡麻が入り、清涼感は満点だ。
  暑がりの汗っかきには丁度良いメニューと言えよう。