続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「和匠喜酒 かもん」【宮原】


 …昨晩。
  日立での仕事を十八時半に終え、日立駅発十九時丁度の「スーパーひたち五十八号」に乗車し、
  長い一週間の疲労を感じつつ、宮原駅に二十一時半前に辿り着く。
  此の長い一週間、池袋、静岡、清水、富士、富士宮、沼津、北茨城、日立に出掛け、
  忙しいわ、暑いわ、雨に濡れるわ、鞄は重たいわ、汗だくだわ、もう嫌…。
  夏の時期だけ、冬眠成らぬ「夏眠」をしていたい。
  尤も、暑くて寝られないんだろうけど…。
  そんなこんなで、今週の〆も毎度の此方へ、今週三度目の訪問。

 ◎「生ビール(中)」五五〇円
 …何時ものカウンター席の一番奥の端っこの席に腰掛け、一息吐く。
  此の暑さで体力の消耗も激しく、精神的な苛苛も半端ではない…。
  まあ、今宵もこうして麦酒が遣れるのがせめてもの救いだ。
  帰りの「スーパーひたち」の車内でも贅沢にも発泡酒を空けたが、
  矢張り、生麦酒は旨さが違い、打ち上げには持って来いだ。

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 ◎「真鯛造り」八三〇円
 …麦酒を発注した際、真鯛が有ると言うので、マスターに発注すると、
  何でも活〆の物らしく、と成れば、鮮度、旨さも最高であろう。
  硝子製の涼やかな器に盛り付けられた真鯛の刺身は、実に綺麗。
  皮の部位は桃色に染まり、身は白く、瑞々しいのが分かる。
  此れを特製の甘味の有る刺身醤油に付けて頂いてみる。
  活〆と言うだけあって弾力が強く、口の中でアウンアウン言ってしまいそう。
  白身はこうでないと困る。
  旨味がギュッと凝縮されている感じで、噛めば甘味が拡がる。
  関東の人間だが、偶に頂く鯛は旨いと感じる。
  まあ、鮪には敵わないだろうが…。

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 ◎「サバ唐揚げポン酢」七六〇円
 …今回は久し振りに卓上に此の日の御薦めメニューが、マスターの癖の有る字で書かれた物が有り、
  其の中から、日進に店が在った時分にも頂いた事の有る、此れを頂いてみる。
  鯖を唐揚げにし、此れを自家製のポン酢で頂くと言う物。
  鯖はこんがりと揚げられ、其の儘でも十分に美味しく頂けそうだが、
  実は此方のポン酢が大好きで、爽やかで切れが有り、スッキリとして実に旨い。
  此れに紅葉卸を溶かし、鯖の唐揚げを浸して齧り付く。
  サクッと、カリッと軽い歯触りを感じた後、鯖のギュッと引き締まった肉質が伝わり、
  勿論、ポン酢の爽快な味わいが脂っこさを和らげて呉れる。
  骨を丁寧に取ったと言うので、安心してガブリと齧れる。
  鯖は生でも、〆ても、焼いても、煮ても、こうして揚げても旨いのだから素敵だ…。

 此の日は麦酒五杯を頂戴し、店長T氏に送って貰って大人しく帰宅…。