続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん せたが屋」【京急鶴見】

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◆「らーめん せたが屋」【京急鶴見


 ◎「魚郎らーめん」九〇〇円

 …昨晩は氷枕をし、脳味噌を冷やして寝、幾分、風も吹き込んで来て、
  明け方の隣家の換気扇の排気口からの油の臭いも感じられなかった所為か、
  何と無く眠れた気がするが、朝起きれば物凄くぐったりしている…。
  今日も今日とて家を出れば矢鱈と暑く、目を開けているのも辛く、
  眼球が日焼けしそうで、思わず再び家に戻ろうかとさえ思う…。
  そんな良からぬ思いを吹っ切り、埼京線東急東横線を乗り継いで綱島へと出掛ける。
  灼熱の陽射しが容赦無く照り付け、立ち眩みがしそう。
  汗を止め処無く噴出させ、煩雑な仕事を熟し、十三時半過ぎに終了。
  乗り合いバスに乗車し、次の川崎に移動するべく、京急鶴見駅に向かう。
  今日の昼御飯は京急鶴見駅前に在る此方に寄ろうと固く心に決めていた。
  前々回、乗り合いバスで初めて京急鶴見駅に辿り着いた際、此方が在るのに気付き、
  前回は其の前に綱島の「洋食屋さん ポワレ」で食事をしてしまっており、今回が三度目の正直。
  世田谷区の環状七号線沿いに本店が在る有名ラーメン店だが、何時の間にか系列店も増え、
  まさか、こんな鶴見に在るとは全く知らず、初めての訪店を果たす。
  前回、此方のメニューを店頭で眺めた所、何と、「ラーメン 二郎」を模したメニューが有り、
  此れを頂く為だけに訪れたと言っても差し支えない。
  店内に入り、券売機に対峙し、其のメニュー「魚郎らーめん」の釦を押して食券購入。
  カウンター席に腰掛け、食券を中華人民共和国人風の女性従業員に手渡すと、
  「ニンニクハ、ドウシマスカ?」と訊かれ、「御願いします」と答える。
  すると、「ギョロ、イッチョー!」と注文を通している。
  一体、どんな解釈の「二郎」系が出て来るのか待ち侘びていると、一〇分程で遣って来る。
  見た目は「二郎」系と、背脂チャッチャの燕三条系を融合させた様な感じ。
  表面には背脂がびっしり浮かび、ラードの油膜が張っている。
  期待を胸に、蓮華でスープから啜ってみると、最近の流行りの魚粉に頼った魚介系とは違う、
  魚の出汁がしっかりと出ていると言った趣きで、久し振りに頂く懐かしい味わい。
  魚粉のジャリッと言う口当たりのラーメン、つけ麺が多いだけに、逆に新鮮だ。
  魚介の香りがブワッと拡がり、何だか癖に成る。
  野菜は流石に「二郎」と比べると控え目で、一寸寂しい…。
  麺は二二五グラム有ると言い、極太面と言うよりは中太麺と言った感じで、
  モソモソした食感で、個人的には好きな食感。
  そして豚は、其の都度、七輪で炙って出されるバラ肉だが、食感がブリンとして、
  豚トロの様な感じで、肉の弾力と、肉を噛み千切って喰らい付く様な感じで良い。
  炙ると香ばしくて良いのだが、煮豚の儘の方が好きかな…。
  卓上には「ガツン汁」と言うラーメンダレが有り、此れを途中で投入してみる。
  「昆布、煮干し、鰹節から取った濃厚旨味カエシ」らしく、魚介の風味が一層増す。
  更に、「ガツンカレー」と言う物も有り、其の名の通りカレー粉。
  味が極端に変わるので、終盤に入れる様にと但し書きがされている通り、
  矢張り、カレーの味は強く、一気にカレー味に変わってしまう。
  和風カレーと言った感じで、少し入れられている大蒜とも相性が良く、刺激的だ。
  昨日下ろしたばかりの背広のズボンにスープを撥ね散らかして汚し、気分が萎えるも、
  何とか此のラーメンが補って余り有る味わいだったので、良しとしよう…。

せたが屋 京急鶴見駅店 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-30-22-1F
営業時間、定休日: 通常 11:00~23:00 /朝ラーメン 08:00~10:30 出勤前に朝ラーメンをご賞味下さい。 無休 年中無休
最寄り駅: 京急鶴見
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※2010年8月3日時点の情報です。
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