続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「バラ焼ジョニー」【池袋】

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◆「バラ焼ジョニー」【池袋】


 ◎「バラ焼きカラアゲセット(並)」八二〇円

 …週末もあっと言う間に過ぎ去り、今日から再び齷齪働く日々が始まる。
  只でさえすべき事が多く、煩雑な事も多いのに、此の暑さが妨げになる。
  暑さの所為で捗る仕事も捗らず、汗を拭うのが鬱陶しい…。
  夏は作業効率が落ち、世間的にも生産性が低下しているに違いない。
  如何して夏と言う季節が有るのか、不愉快で不愉快で仕方無い…。
  明け方に溶けた氷枕のグニャリとした不快感を感じつつ目覚め、身支度を整えて出掛ける。
  朝一で池袋に出向き、溜まりに溜まった電子メールを片付けたりと、
  パーソナルなコンピューターと睨めっこをし、十三時前に昼御飯を摂りに外へ出る。
  何時もよりは幾分過ごし易いとは言え、少しでも汗をかく以上、涼しい内には入らない。
  汗をかく事程、気持ちの悪い事は無い…。
  そんな汗ばんだ額を拭いつつ、全く当ても無く大都会・池袋の街を徘徊する。
  街はすっかり夏休みの様相で、ゆとり教育の弊害の産物が大勢で我が物顔で闊歩している。
  レディオ体操に行って、朝顔の観察絵日記でも描いていろ!
  気怠そうに、周囲に気遣って歩こうとしない様な人波を縫う様に擦り抜け、路地に入る。
  すると、何だか「魅惑のチキルーム」並みに魅惑的な店を発見。
  其の名も「バラ焼ジョニー」と名乗り、鉄板焼きを提供している店の様だ。
  此れ又、腕白中年が身震いして喜びそうな店で、即決し、飛び込みで入ってみる。
  券売機に向き合い、此方の一押しは「バラ焼」の様だが、折角なので、何かを足してみる。
  相変わらずの堪え性の無さが顔を出し、鶏の唐揚げが追加した此のメニューの食券を購入。
  カウンター席に腰掛け、食券を従業員に手渡すと、無料トッピングが有ると言う。
  御飯の大盛りか、野菜の大盛りか、刻み大蒜が選択出来ると言う。
  ラーメン業界で「二郎」を模した店が増えている一方、ラーメン以外の店でも、
  メニューが「二郎」化して来ているのだろうか…。
  と言う事で、今回は御飯の大盛りだけを御願いする。
  一〇分足らずで、目と鼻の先の厨房内から、ヂウヂウと音を荒げた鉄板が運ばれて来る。
  何ともジャンクで、何処か安っぽさが感じられ、B級っぽさが堪らなく良い。
  見た感じ、味が薄そうなので、卓上の醤油ベースの葡萄酒を使用したタレを振り掛け、
  萌やしには粗挽き胡椒を振り掛け、全てを整えてから頂く。
  先ずは、店で手仕込と言う唐揚げから齧り付く。
  ともすると口の中を切りそうなカリカリ具合で、チープな感じが漂う。
  肉質はジューシーでプリップリと言うよりは、パサパサ感が強め。
  然し、タレが染み込むに連れ、しんなりとして来て中々良い。
  そして、主役のバラ焼きを。
  薄切りの牛バラカルビ肉を、葡萄酒を使用した特製のタレで炒めたと言う物で、
  肉は確かに柔らかく、丸で、牛丼屋の牛丼の肉の様な食感で、ジャンクさは満点。
  卓上のタレを掛けずとも、しっかりと味が付いていた様で、味が濃くなり、此れは此れで良い。
  肉の下にはゲッティーが敷かれており、此れが地味な脇役乍ら、良い存在感を出している。
  タレの染みたゲッティーは、其れだけで十分におかずとして成立し、御飯の御供に成り得る。
  御蔭で、おかずっ喰いでない僕は、何時もの通り、おかずが随分と余ってしまい、
  最後はおかずだけを黙々と食べると言う悪い癖が未だに直らない…。
  他にも魅力的なメニューが多そうなので、再訪する事としよう。

バラ焼きジョニー [ その他 ] - Yahoo!グルメ



住所: 東京都豊島区東池袋1丁目23-8
営業時間、定休日:
最寄り駅: 池袋
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※2010年8月9日時点の情報です。
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