続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「魚定食 丸や」【横浜・泉】

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◆「魚定食 丸や」【横浜・泉】


 ◎「イワシサシミ定食」一二〇〇円

 …日曜日からの二泊三日の清水出張から昨晩戻り、一週間労働したかの様な疲労
  其れも此れも、此の暑さがそうさせるのは分かっている。
  一体、何なんだ、此の殺人的な暑さは!
  人を死に追い遣る暑さで、体内の水分が全て枯渇するかの様で、汗をかく不快感ったら無い。
  運動倶楽部に入り、金を払って汗を流す人間の気が知れない。
  汗をかく事は、こんなにも不愉快極まりないのに…。
  そんな怒りを覚えつつ、朝、駅迄歩けばもう蒸し風呂から出たかの様な濡れ具合。
  気が狂いそうになり乍ら、満員電車に乗車し、横浜へと出掛ける。
  八月で此れだけ暑いのに、十二月に成ったら、どれだけ暑くなるのだろうとさえ思う…。
  湘南新宿ライン相模鉄道を乗り継ぎ、毎度の横浜市の外れへと遣って来る。
  容赦無い暑さの中、とてもネクタイをして仕事なんて出来ない様な状態で、
  煩雑な仕事を熟し、十三時に一旦、昼御飯を摂る事にする。
  向かう先は決まっており、毎回愉しみな此方へ。
  店に入ると空席が目立ち、ゆっくりと静かに食事が出来そうで安堵する。
  日替わりのメニューを手渡される前に、先ずは冷水を大量に飲む。
  僕がどれだけ暑さが嫌いか、御伝えする事が出来ないのがもどかしい…。
  前回は「サンマサシミ定食」を頂き、初物の旨さを堪能し、非常に有意義だった。
  今回も、流石に此の暑さの中では、煮魚や塩焼きはとても食べられそうにないので、
  予め、刺身にしようと決めており、其の中でも、鰺か鰯と決めて訪れている。
  どちらにしようかと悩んだ挙句、鰺よりも二〇〇円高い鰯を発注してみる。
  件の山梨県での悲劇で十分金が無いにも拘らず、目先の欲望には頗る弱い…。
  「鰯刺身一丁!」と、丸で江戸っ子のべらんめぇ口調の様に、威勢の良い女性従業員が発する。
  すると、奥の調理場で、必殺仕置き人の様に、老女が包丁を手に、魚を捌き始める。
  一〇分程経った頃、期待の鰯の刺身が運ばれて来る。
  何せ、「鮨処 いっしん」でも鰯の旨さは十分に知り得ている。
  其の鰯の刺身を見て吃驚!
  一切れが大きく、鰯の半身、其の儘が一切れで、其れが八切れ盛られている。
  と言う事は、鰯四匹分の身が、豪快に惜し気も無く盛り込まれている。
  一二〇〇円も取るだけあり、期待を裏切る事は絶対に無い。
  小皿に醤油を注ぎ、刺身の皿の脇に添えられた卸生姜を溶かし、食べる準備を整える。
  箸で其の一切れを摘み上げると、見事としか言い様が無い程の立派さ。
  醤油に浸して頬張ると、口の中でトロ~ンとした舌触りを感じる。
  其れは見るからに脂の載りは分かるが、実際に頂いてみると、想像通り、否、想像以上に旨い。
  口の中にブワッと拡がる脂だが、決して諄いと言う事は無く、肌理細かい脂が、
  サッと引くかの様に消え、後味の良さだけがふんわりと残る感じ。
  鰺のプリッとした弾力と、口の中で躍る様な食感も堪らないが、
  中々如何して、鰯も負けておらず、光物の旨さが十分過ぎる程に堪能出来る。
  又、青魚のDHAも摂取出来、無駄に健康に成ってみる。
  午後からの業務の英気を養うには十分で、今日一日、何とか乗り切れそうな感じがする…。

 因みに、此の日の他のメニューは…、
 (サシミ定食)
 ・「中トロ上」一八〇〇円
 ・「金目鯛」、「ブンゴアジ」一五〇〇円
 ・「シマアジ」、「カサゴ」一三〇〇円
 ・「ヒラメエンガワ」、「コチ」、「新サンマ」、「ホッキ貝」、「ホタテ」、「カツオ」一二〇〇円
 ・「サーモン」、「マグロホホ」、「アジ」、「小鯛酢〆」、「マグロづけ丼」、
  「スズキ」、「カンパチ」、「カツオづけ丼」、「シコイワシ」一〇〇〇円
 ・「酢ダコ」、「ハマチ」八五〇円
 ・「スキミ」六五〇円
 (煮付定食)
 ・「金目鯛」一八〇〇円
 ・「メロカマ(銀ムツ)」、「カサゴ」一三〇〇円
 ・「マグロカマ」、「マグロ円盤」、「イワシ」、「真鯛」、「ブリ」、「サワラ」、
  「ドンコ」、「アジ」、「サンマ」一〇〇〇円
 ・「サバ」、「小イカ」、「真鯛カブト煮」八五〇円
 (焼魚定食)
 ・「のどぐろ干」二五〇〇円
 ・「金目鯛干」一五〇〇円
 ・「ツボ鯛干」、「うなぎ蒲焼」一三〇〇円
 ・「カマス干」、「新サンマ」一二〇〇円
 ・「ハラス」、「マグロてり」、「新巻鮭辛口」、「イワシ」、「マグロ円盤」、
  「アジ開干」、「スズキ」、「アジ」一〇〇〇円
 ・「サバ」、「シマホッケ」八五〇円
 ・「マグロホホ」八〇〇円
 ・「イカゲソ」六五〇円
 (単品)
 ・「湯引きハモ」六五〇円
 ・「メカブ」三〇〇円
 ・「マグロ皮」三〇〇円
 ・「くらげ」六五〇円
 ・「ホッキ貝焼(2コ)」六〇〇円
 ・「ホタテ貝焼(2コ)」五〇〇円