続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 桐生」【岩宿】

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◆「ラーメン 桐生」【岩宿】

 ◎「かにチャーハン」九九八円

 …週の初めに清水に居たと思ったら、昨日は終日横浜市内を暑さの中を巡り、
  今日は群馬県の辺鄙な所へ、本数の少ない、老朽化した国鉄色の電車に揺られて出掛ける。
  ガタゴトと、重たい車体を揺らす様に、暑さで歪みそうな線路の上を進んで行く。
  埼玉県より少し北上したとは言え、暑さが和らぐ訳じゃ無し、暑さの衰えは感じられない。
  無駄に滴り落ちる汗、肌に突き刺さる様な殺人光線の様な陽射し…。
  もう、此の太陽光線で殺される自信が有る程に、此の暑さで生きる全精力を失う。
  そんな折、こう言う日に限って、独りぼっちで作業負荷の高い仕事を熟さねば成らず、
  一日掛かりで、性根を据えて、じっくりと、みっちりと仕事する覚悟を決める…。
  止め処無く噴き出す汗が、煩雑な仕事の進捗を阻み、にっちもさっちも如何にもブルドッグ
  矢張り、応援を頼むべきだったと後悔しつつも、此の御時勢、人手もそうは割けない。
  取り敢えず、十三時に成った所で昼休憩を取り、独り作戦会議と、息抜きも兼ねてみる…。
  此の暑さで、ともすると食欲も落ちるのだが、今日は朝から昼御飯だけを愉しみに踏ん張って来た。
  行く場所は決めてあり、前回同様、過去二回訪れている此方。
  最初は三月二十五日に、熱熱の餡掛けの「スタミナラーメン」を啜り、
  二回目は前回、七月二十二日に猛暑の中、「冷やし中華海藻入り」を啜る。
  何をそんなに意気込んでいるかと言うと、前回訪れた際、後から入って来た客が発注した、
  炒飯の量が矢鱈と多く、食べ応えが有りそうで、腕白中年には持って来いと言う感じだったのと、
  此処最近、外で食べる炒飯は妙に旨いと言うのに気付き、密かな盛り上がりを見せている。
  自分で作れる様な料理でもなく、炒飯は外で食べるしかないので、余計にそう感じるのだろう…。
  店内に入り、冷房の効きの良い席に着き、メニューを眺める。
  炒飯メニューは、「かにチャーハン」、「海老チャーハン」、「にんにくチャーハン」の三種類。
  其の中で、御薦めの印が付いている「かにチャーハン」を発注してみる。
  今し方、店の家頁を閲覧してみると、「海老チャーハン」に御薦め印が付いていたが…。
  発注した時点では其の事は知らないので、「かにチャーハン」を御薦めされたのだから其れで良い。
  何処かに行っていた何時もの店主が戻り、厨房内で調理を開始する。
  中華鍋に油を注ぎ、具材、御飯、調味料を長年培った勘と技で炒め合わせ、あっと言う間に仕上げる。
  其れを中年女性が運んで来て、目の前にドンと配膳される。
  量の多さが自慢でも有り、写真では伝わり辛いが、丼飯二膳分は優に有ろう…。
  腹っ減らしの腕白中年は心躍らせ、序に出っ張った腹も揺らして喜んでしまう。
  蓮華を手に取り、先ずは一口目を頬張る。
  うん、旨い!
  如何してこうも、店で食べる炒飯は美味しいのだろうか。
  一体、如何やって味付けをしているのだろうかしら。
  何の調味料を使用しているのか、皆目見当が付かない。
  化学的な調味料がふんだんに使用されているだろう事は容易に想像出来るが…。
  米粒はパラッとして、玉子で包まれ、口の中でパラパラと解れる。
  具の、賽の目に刻まれた鳴門巻きの大きさや弾力が面白い食感を醸し出している。
  具は他に、刻んだ叉焼、葱、そして、主役の蟹が僅かに感じられる。
  鱈場蟹の様な身ではなく、毛蟹の様な身で、勿論、缶詰であろう…。
  其れにしても、量が多い。
  其れ以上に、九九八円と言うのは些か値が張る印象は否めない。
  然し、此方は全体的に価格設定は高めで、「生ビール(中)」が七三五円、
  「酢豚」に至っては一二六〇円と、成金でないと発注出来ない様な感じ…。
  尤も、此方で一杯引っ掛ける様な機会は絶対に無いのが幸いだ。
  余所で食べる炒飯の旨さを存分に堪能し、腹も膨れ、出費も嵩み、午後の業務に戻る。
  其れにしても何だ、此の暑さで、今日は二リットル以上の水分を補給したな…。

ラーメン桐生 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 群馬県みどり市笠懸町阿左美1284
営業時間、定休日:
最寄り駅: 岩宿
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※2010年8月26日時点の情報です。
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