続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「豚骨専門 影武者」【静岡】

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◆「豚骨専門 影武者」【静岡】


 ◎「影つけ麺」八〇〇円

 …静岡での最終日の仕事も何だかんだで、後半の追い上げが効き、
  最終的には進捗良く進み、無事に恙無く作業が終わり、事無きを得る。
  仕事が終わり、東京に帰る人、名古屋に行く人、三々五々、明日の仕事に備える。
  僕は明日は清水、沼津を巡る為、今晩も静岡宿泊。
  皆が居なくなり、独りだけ取り残された感じがして、妙に寂しい気分に陥る…。
  宿の部屋で少しゆっくりし、寝そべったりしている内に数分、気絶する様に転寝をしてしまい、
  目覚めると何だか身体が重く、疲労の疲れが一気に表出したかの様な感じ。
  十九時に成り、晩御飯を摂りに、独りで静岡の街に出る。
  昨晩は六人して静岡名物の御田を喰らいに呑みに出掛けたが、今宵は独りきり…。
  昨年、静岡出張の折に訪れた「本格回転寿し 寿司本家」に昨年六月二日以来に行こうとも思うも、
  如何せん、首に汗拭き用のタオルを巻いた格好をした人は、「やきとり大吉」だって入れて呉れまい…。
  と言う訳で、自主規制を敷き、以前から目星を付けていたラーメン店に甘んじる。
  店の名を「麺行使 伊駄天」と言い、本店は藤枝に在る様だ。
  店の前に行くと、何だか暖簾が違う。
  「豚骨専門 影武者」と染め抜かれた黄色い暖簾が掛かっているが、店は「伊駄天」で間違い無い。
  何でも此方は、火曜日と土曜日の夜の部は、「豚骨専門 影武者」と屋号を変え、
  メニューも変え、魚介系豚骨を主体としたメニューを提供している様だ。
  運が良いのか悪いのか分からないが、取り敢えず、店に入ってみる。
  先ずは券売機で食券を購入し、此の暑さなので、「影つけ麺」と言うのを頂いてみる事にする。
  カウンター席のみで、奥から順に詰めて着席する様にと、自由は利かないらしい。
  冷水を呷り、ドッと出た疲れに参りつつ、麺を茹でるタイマーのデジタル表示をぼんやり眺め、
  茹で時間に七分掛かる様で、数字が減って行く様子を見詰めて過ごす…。
  そして七分後、「影つけ麺です」と言って運ばれて来る。
  つけ汁は今流行りの魚介系醤油豚骨で、茶褐色をしており、期待が持てそうだ。
  麺は、ラーメンが出される丼に入っている様だが、量が妙に少ない。
  麺の上に盛られた穂先麺麻をつけ汁に投入した後、麺を箸で手繰り、茶濁したつけ汁に潜らせる。
  黄色っぽい麺はツルツルとした喉越しが良く、強靭な腰は余り感じられず、
  モッチリとした弾力が幾分感じられ、水でしっかりと〆られている印象派は有る。
  つけ汁は魚粉の風味がブワッと薫り、ややとろみが有り、適度に濃厚さが感じられる。
  豚骨の出汁が良く出ており、九州産豚頭と国産ゲンコツ等を使用し、
  大寸胴で二〇時間以上煮込むと言う本格豚骨白濁スープを売りにしているだけある。
  其処に最高級魚和節を合わせて作ると言い、芳醇な甘味も有って、中々に悪くない。
  つけ汁には刻み叉焼が沈んでおり、此れは炙られており、香ばしい風味が有る。
  個人的には炙っていない物の方が、苦味が少ないので好きだ。
  穂先麺麻はシャキシャキとし乍らも、柔らかさが有り、薄味だが食感が宜しい。
  其れにしても、麺の量が異常に少ないので、一〇回程手繰っただけで食べ終わってしまう。
  二〇〇グラム程度だろうか。
  あっと言う間に食べ終わってしまい、つけ汁も大量に余る程。
  残ったつけ汁は、例によってスープ割りなんぞをせず、原液の儘、グイッと飲み干し、
  丼の底に沈殿した骨粉と魚粉のジャリッとした食感を感じ、店を後にする…。

伊駄天静岡 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ




※2010年9月14日時点の情報です。
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