◆「手打そば 刀屋」【上田】
◎「もりそば(普)」六五〇円
…昨日。
先週の袋田の滝に続き、諸般の事情で、折角なので、紅葉を愛でに出掛ける。
朝は八時半に出、関越自動車道は渋滞も無く、至って快調に流れ、
藤岡ジャンクションから上信越自動車道に乗り換え、一路、上田を目指す。
上田と成れば、僕は上田と深谷のハーフなので、身体に上田の血が半分流れている。
今年は春先に仕事で訪れ、夏は盆に訪れ、言わば、勝手知ったる土地だ…。
上田菅平インターチェンジでは下りず、一つ手前の東部湯の丸インターチェンジで下り、
浅間サンラインを上田方面に走らせ、父親の実家を擦り抜け、上田駅前へ遣って来る。
其処から、上田城址へ出向くと、図らずも、運良く「紅葉まつり」と称して、
紅葉を大々的に宣伝し、観光客を集めている様だ。
城址に入ると、先ずは目も眩いばかりの公孫樹が出迎えて呉れる。
単に黄色と片付けてしまうには憚られる程で、黄金色に近い、美しい黄色。
門を潜り、中に入ると、正面に真田神社を見、其の右手には目にも鮮やかな紅葉が拡がっている。
真っ赤に色付き、秋の深まりを感じさせる、実に深い赤。
秋の京都に行った事は無いが、京都に行かずとも、上田で十分な気がする。
猫も杓子も「京都、京都」と騒ぐので、況してや人も多かろう。
其の点、上田は「信州の鎌倉」、ゆっくりと散策が出来よう…。
一頻り、紅葉狩りをした所で、十三時に迫ろうと言う時間の為、食事を摂りに移動する。
信州と言えば、矢張り蕎麦。
そして、蕎麦と言えば、矢張り此方、「刀屋」。
かの池波正太郎も愛したと言う此方は人気店で、店頭には二〇名程の行列が形成されている。
停め難い駐車場に、何とか一台分の空きが有ると言う幸運にも恵まれ、最後尾に並ぶ。
思ったよりも回転は良く、二〇分程の待ちで、相席乍らも店内に入る事が出来る。
此方に来たら、決まって「もりそば(普)」と決まっているので、其れを発注。
此方の蕎麦の量は、「小」→「中」→「普」→「大」と成っている。
そして、更に待つ事、一〇分。
こんもりと盛られた盛り蕎麦が目の前に運ばれて来る。
蕎麦つゆに薬味の山葵と大根卸を投入してから、蕎麦を手繰り始める。
蕎麦は田舎蕎麦と言った趣きで、鼠色をし、蕎麦の実の粒の点点が見える様だ。
一口啜ると、ひんやりとした冷たさが心地好く、しっかりと水で〆られているのが窺える。
更に、ボキボキと言う強靭な腰が効いており、ボソボソとした食感も好きだ。
蕎麦には造詣が浅く、詳しい事は分からないが、藪やら更科等の上品な細く、白い蕎麦よりも、
此の手の蕎麦の方が、蕎麦を食べていると言う実感が感じられて好きだ。
蕎麦つゆはと言えば、僕が味覚障害に陥ったのか、随分と味が薄い様に感じられる。
元々、濃い味の部類ではなく、あっさり目の味だが、此の日は余計に薄く感じられる。
まあ、蕎麦つゆを飲みに来た訳ではないので良いか…。
蕎麦の山もあっと言う間に平らげ、善光寺へと向かう。
先週の袋田の滝に続き、諸般の事情で、折角なので、紅葉を愛でに出掛ける。
朝は八時半に出、関越自動車道は渋滞も無く、至って快調に流れ、
藤岡ジャンクションから上信越自動車道に乗り換え、一路、上田を目指す。
上田と成れば、僕は上田と深谷のハーフなので、身体に上田の血が半分流れている。
今年は春先に仕事で訪れ、夏は盆に訪れ、言わば、勝手知ったる土地だ…。
上田菅平インターチェンジでは下りず、一つ手前の東部湯の丸インターチェンジで下り、
浅間サンラインを上田方面に走らせ、父親の実家を擦り抜け、上田駅前へ遣って来る。
其処から、上田城址へ出向くと、図らずも、運良く「紅葉まつり」と称して、
紅葉を大々的に宣伝し、観光客を集めている様だ。
城址に入ると、先ずは目も眩いばかりの公孫樹が出迎えて呉れる。
単に黄色と片付けてしまうには憚られる程で、黄金色に近い、美しい黄色。
門を潜り、中に入ると、正面に真田神社を見、其の右手には目にも鮮やかな紅葉が拡がっている。
真っ赤に色付き、秋の深まりを感じさせる、実に深い赤。
秋の京都に行った事は無いが、京都に行かずとも、上田で十分な気がする。
猫も杓子も「京都、京都」と騒ぐので、況してや人も多かろう。
其の点、上田は「信州の鎌倉」、ゆっくりと散策が出来よう…。
一頻り、紅葉狩りをした所で、十三時に迫ろうと言う時間の為、食事を摂りに移動する。
信州と言えば、矢張り蕎麦。
そして、蕎麦と言えば、矢張り此方、「刀屋」。
かの池波正太郎も愛したと言う此方は人気店で、店頭には二〇名程の行列が形成されている。
停め難い駐車場に、何とか一台分の空きが有ると言う幸運にも恵まれ、最後尾に並ぶ。
思ったよりも回転は良く、二〇分程の待ちで、相席乍らも店内に入る事が出来る。
此方に来たら、決まって「もりそば(普)」と決まっているので、其れを発注。
此方の蕎麦の量は、「小」→「中」→「普」→「大」と成っている。
そして、更に待つ事、一〇分。
こんもりと盛られた盛り蕎麦が目の前に運ばれて来る。
蕎麦つゆに薬味の山葵と大根卸を投入してから、蕎麦を手繰り始める。
蕎麦は田舎蕎麦と言った趣きで、鼠色をし、蕎麦の実の粒の点点が見える様だ。
一口啜ると、ひんやりとした冷たさが心地好く、しっかりと水で〆られているのが窺える。
更に、ボキボキと言う強靭な腰が効いており、ボソボソとした食感も好きだ。
蕎麦には造詣が浅く、詳しい事は分からないが、藪やら更科等の上品な細く、白い蕎麦よりも、
此の手の蕎麦の方が、蕎麦を食べていると言う実感が感じられて好きだ。
蕎麦つゆはと言えば、僕が味覚障害に陥ったのか、随分と味が薄い様に感じられる。
元々、濃い味の部類ではなく、あっさり目の味だが、此の日は余計に薄く感じられる。
まあ、蕎麦つゆを飲みに来た訳ではないので良いか…。
蕎麦の山もあっと言う間に平らげ、善光寺へと向かう。