続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 ◎「魚介豚骨つけ麺(特盛)」七八〇円+「メンマ増し」一〇〇円

 …十一月に入り、徐々に歳末の様相が感じられ、忙しない感じが迫り来る。
  今日は十一月二日に次ぐ忙しい日で、川口、浦和で仕事を熟す。
  一日が三〇時間位有れば良いと感じる季節が、今年も遂に遣って来る。
  すべき事が山の様に有り、時間はあっと言う間に過ぎ、猫の手も借りたい…。
  こんな状況なので、昼間は「ケンタッキーフライドチキン」で、
  「ローストチキンサンド」を短時間で詰め込む簡単な食事で済ませる。
  十六時に浦和に着き、十九時半過ぎに何とか終了し、家路を辿る。
  久し振りに帰りは日進駅に降り立ったので、此方で晩御飯を済ませて帰る事とする。
  一〇月十一日以来、約一ヶ月振りの訪問と成る。
  行列は無いにしろ、満席を覚悟したが、空席も有り、聊か拍子抜け…。
  店に入り、券売機と対峙し、未食の「カレーつけ麺」か「味噌らー麺」の気で居たが、
  生憎、「売切」の赤い明かりが灯っている。
  と言う訳で、前回が「濃厚煮干しつけ麺」だったので、今回は「魚介豚骨つけ麺」で。
  麺の量は勿論、「特盛」四四〇グラムで…。
  今は、開店当初から居た、柔和な笑顔の店主は居ない様で、二名の若者に任せている様だ。
  味が落ちさえしなければ良い。
  一〇分程、疲労に襲われて項垂れていると、三月二十八日以来、七ヶ月半振りの御対面。
  「魚介豚骨つけ麺(特盛)」の御出座しだ。
  こんもりと盛られた麺の山が、雄雄しく、気高く聳えている様に感じられる。
  其の山頂にあしらわれた貝割れ大根をつけ汁に投入し、いざ実食。
  やや茶色を帯びた麺を手繰り、濃厚な茶褐色をしたつけ汁に潜らせる。
  煮干しを始めとした魚介系の良い風味がふわりと薫り、かと言って、魚粉をたっぷり投入し、
  味を誤魔化す様な感じは無く、上品な感じを受ける。
  そして、動物系もしっかりと出ており、ドロッドロな感じは無く、寧ろ、サラッとしている。
  甘味も程好く感じられ、甘過ぎて下品な感じは無い。
  麺は緩い縮れが効いており、箸で手繰ると重量感が伝わる。
  完全国産小麦麺を謳う麺は、しっかりとした腰と弾力が有り、密度の濃い麺と言った趣き。
  噛むとミシっと言う音がしそうだ。
  具の叉焼はと言えば、開店当初、其の味に随分と惚れ込んだものだ。
  一時期、やや出来にブレが出始めた嫌いが有ったが、今回のは上出来の旨さ。
  以前はバラ肉を巻いた物だったが、今はバラ肉を其の儘で使用している感じ。
  赤味の部位はギューっと噛み締めたくなる旨さで、味もしっかりと染み込んでいて旨い。
  脂身はプルンプルンとして、コラーゲンたっぷり感が良い。
  そして、「メンマ増し」にした麺麻は、枕木の様な太さの物がゴロゴロ沈んでおり、
  シャキシャキとした食感が強い物から、柔らかい物迄、色々愉しめて良い。
  〆は例によって、スープ割りなんて軟弱な真似はせず、男らしく、原液の儘、グイっと。
  しっかりと腹拵えが出来、出っ張った腹を抱える様にして店を出る…。