…十八時半過ぎに仕事を終えて外に出ると、夜風は涼しく、何とも心地好い。
此の風を、世間様は冷たいと言うのかも知れないが、僕には至って清清しい。
池袋駅迄歩き、湘南新宿ラインの到着を待って乗車すれば、車内はモワっと蒸し暑く、
人熱れで熱が充満し、核燃料容器だったら大変だ…。
乗車して直ぐに毛穴から汗がブワッと噴出し、額からは汗が今にも滴り落ちようとしている。
三〇分強、重たい鞄を肩に背負い、脱臼しそうになる一方で、汗を拭い、
電車に乗車するだけで疲労困憊で、駅に着いて外に出た時の涼しさたるや、
如何してこうも電車は通気性が悪く、換気しようとしないのだろうか…。
こんな日は暑気払いをせにゃならんと、毎度の此方へ転がり込む。
此の風を、世間様は冷たいと言うのかも知れないが、僕には至って清清しい。
池袋駅迄歩き、湘南新宿ラインの到着を待って乗車すれば、車内はモワっと蒸し暑く、
人熱れで熱が充満し、核燃料容器だったら大変だ…。
乗車して直ぐに毛穴から汗がブワッと噴出し、額からは汗が今にも滴り落ちようとしている。
三〇分強、重たい鞄を肩に背負い、脱臼しそうになる一方で、汗を拭い、
電車に乗車するだけで疲労困憊で、駅に着いて外に出た時の涼しさたるや、
如何してこうも電車は通気性が悪く、換気しようとしないのだろうか…。
こんな日は暑気払いをせにゃならんと、毎度の此方へ転がり込む。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…店に入り、席を確保し、重たい鞄を置くと同時に、「ルービーを!」と発注する。
駅から此処迄の道程を歩いただけで再び汗が噴出し、シャツは汗でびしょ濡れだ。
こんなに汗をかくなんて、僕は何かの病気だろうか…。
チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーが運ばれて来て、一口呷っても、
そう簡単には冷却機能は回復せず、窓を開け、勢い良く吹き込む夜風を真っ向から受け止め、
丸で僕は核燃料棒にでも成ったかの様な心持ちで、火照った身体を冷却する。
こんな陽気なので、麦酒は滅法旨く、喉に炭酸が、足の親指にプリン体が染み入る…。
…店に入り、席を確保し、重たい鞄を置くと同時に、「ルービーを!」と発注する。
駅から此処迄の道程を歩いただけで再び汗が噴出し、シャツは汗でびしょ濡れだ。
こんなに汗をかくなんて、僕は何かの病気だろうか…。
チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーが運ばれて来て、一口呷っても、
そう簡単には冷却機能は回復せず、窓を開け、勢い良く吹き込む夜風を真っ向から受け止め、
丸で僕は核燃料棒にでも成ったかの様な心持ちで、火照った身体を冷却する。
こんな陽気なので、麦酒は滅法旨く、喉に炭酸が、足の親指にプリン体が染み入る…。
◎「深谷産すり大和芋とうるいのからしマヨ和えとたらの芽の天ぷら定食」八〇〇円
…一頻り、身体の冷却作業も落ち着いた所で、晩餐へと取り掛かる。
今日は何にしようかと悩んでいると、御薦めを記した黒板には、見慣れた文字が。
我が故郷「深谷」と言う文字を発見する。
然も、其の後には「すり大和芋」と続き、とろろフェチの心を一気に鷲掴み。
更には、「うるいのからしマヨ和え」、「たらの芽の天ぷら」と続き、
何とも盛り沢山で、長い名前の定食に惹かれ、野菜嫌いの僕が珍しく飛び付く。
尤も、とろろの威力が絶大と言う事だ。
此処で一つ疑問が浮かび、「うるい」とは何だ。
今し方、調べた所に因ると、擬宝珠と言う花らしく、山菜としても利用されるらしい。
隣町の指扇で獲れた物らしい。
そして、思ったよりも早く、盆に載せられて定食が運ばれて来る。
盆一杯におかずが載り、普段、僕が食べない色合いの物が揃っている。
何だか、和食好きのオフィスレデーの昼御飯の様な感じで、思わず、長財布を片手に、
カーデガンを羽織って、サンダルを突っ掛けて駆け出そうかと思う程…。
其れは兎も角、先ずは、滅多に頂いた事の無いたらの芽から。
たらの芽と聞いても、「たらの芽洋子」と言う駄洒落しか出て来ない…。
第一、たらの芽と蕗の薹の区別も怪しい。
見た感じ、草だ。
醤油を掛けて齧ると、サクッと軽い歯触りの揚がり具合が心地好く、苦さやえぐみは無い。
春菊の様な癖の有る物を想像していたが、余程、たらの芽の方が食べ易い。
お次は、「うるい」と言う草を辛子マヨネーズで和えた物。
おっかな吃驚頂いてみると、肉厚のキャベツの一番外側の葉っぱの様な感じで、
此方も灰汁や癖は無く、辛子マヨネーズと合い、シャキシャキして中々だ。
そして、〆は深谷産の大和芋を擂ったとろろだ。
此方ではずっと阿武隈産の山芋を使用していたが、東京電力が遣って呉れちゃった所為で、
福島県産の物を使用出来ずに居た所、偶々、農業協同組合で深谷産の大和芋に巡り合ったと言う。
地元の人間からすると、そんなには驚かないが、山芋に比べ、擂ると粘度が強い。
出汁を投入して割り、少し緩くしたと言うが、其れでも十分な濃さだ。
此れを頂けば、無駄に精が付き、濃い~のが出そうだ。
済みません、昼は親切、夜は猥褻なもので…。
真ん中に落とされた卵黄諸共に攪拌し、醤油を回し入れ、御飯の真ん中に穴を開け、
ドバッと一気に全てをぶっ掛け、後は豪快にヅルヅルと卑猥な音を荒げて掻っ込むのみ。
芋の風味が、山芋よりも強く感じられ、とろろを食べている気にさせて呉れる。
嗚呼、とろろ飯は如何してこうも美味しいのだろう。
此れだけで御飯何杯でも行けてしまう。
山芋を出汁で割った緩いのも旨いが、こうしてドロッと濃いのも、元気が付きそうで最高だ。
明日、黄金週間前最後の一日を乗り切る栄養は十分に賄えたに違いない。
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※2011年4月27日時点の情報です。
ID:0000302098
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