…一〇連休の黄金週間も今日で六日目。
好い加減、髭もヴォーヴォーに成り、何処ぞの戦場キャメラマンの様…。
面倒臭がりの無精も、此処迄来ると病気だ。
一〇日も休みを取ったは良いものの、何もする事が無く、暇にも程が有る。
今日も今日とて、誰かが構って呉れるじゃ無し、何の予定も有りゃしない。
普段、あれ程に寝起きが悪く、ずっと寝ていたいと思っているにも拘らず、
意外とそんなには寝られず、九時半頃、普通にむっくり起き上がる。
起きた所で、何かする用事も無く、只、ボーっと抜け殻の様に過ごす。
そうこうしていると、あっと言う間に昼に成る。
テレヴィヂョンでは「森田一義アワー」が始まり、そろそろ昼御飯の心配をしてみる。
天気は無駄に良いので、如何しても呑みたく成ってしまう。
偶には、餃子を摘みに麦酒を呷ろうと、駅の方へ歩き出し、久し振りに此方へ…。
好い加減、髭もヴォーヴォーに成り、何処ぞの戦場キャメラマンの様…。
面倒臭がりの無精も、此処迄来ると病気だ。
一〇日も休みを取ったは良いものの、何もする事が無く、暇にも程が有る。
今日も今日とて、誰かが構って呉れるじゃ無し、何の予定も有りゃしない。
普段、あれ程に寝起きが悪く、ずっと寝ていたいと思っているにも拘らず、
意外とそんなには寝られず、九時半頃、普通にむっくり起き上がる。
起きた所で、何かする用事も無く、只、ボーっと抜け殻の様に過ごす。
そうこうしていると、あっと言う間に昼に成る。
テレヴィヂョンでは「森田一義アワー」が始まり、そろそろ昼御飯の心配をしてみる。
天気は無駄に良いので、如何しても呑みたく成ってしまう。
偶には、餃子を摘みに麦酒を呷ろうと、駅の方へ歩き出し、久し振りに此方へ…。
◎「中ジョッキ」四三〇円
…店に入り、奥の方のテーブル席に通され、髭面の中年はどっかと座る。
若い溌溂とした男子アルバイトの青年に麦酒を発注する。
恐らく、髭も当たらず、昼間っから酒を呑む駄目な大人と、彼の目には映ったに違いない。
そんな臆面も無く、運ばれて来た麦酒をグイッと遣れば、「ザ・プレミアム・モルツ」。
余所ではとても四三〇円では頂けない高級な麦酒で、此方のチェーン全店は、
「サントリー樽生達人の店」に認定されている様で、企業努力が感じられる。
「しまむら」、「かっぱ寿司」、「山田うどん」と並ぶ、埼玉県を代表する企業だ。
然し、普通の麦酒でさえ四三〇円は安く、況してや、ジョッキで出て来ない店も有るのに、
此の高級な「ザ・プレミアム・モルツ」をジョッキで此の価格で出すのは素晴らしい!
…店に入り、奥の方のテーブル席に通され、髭面の中年はどっかと座る。
若い溌溂とした男子アルバイトの青年に麦酒を発注する。
恐らく、髭も当たらず、昼間っから酒を呑む駄目な大人と、彼の目には映ったに違いない。
そんな臆面も無く、運ばれて来た麦酒をグイッと遣れば、「ザ・プレミアム・モルツ」。
余所ではとても四三〇円では頂けない高級な麦酒で、此方のチェーン全店は、
「サントリー樽生達人の店」に認定されている様で、企業努力が感じられる。
「しまむら」、「かっぱ寿司」、「山田うどん」と並ぶ、埼玉県を代表する企業だ。
然し、普通の麦酒でさえ四三〇円は安く、況してや、ジョッキで出て来ない店も有るのに、
此の高級な「ザ・プレミアム・モルツ」をジョッキで此の価格で出すのは素晴らしい!
◎「焼餃子」二一〇円*二人前
…摘みは勿論、餃子に決まっていよう。
普段は「ダブル餃子定食」を発注するのだが、今日は餃子を単品で発注してみる。
世間様では「餃子の王将」を矢鱈と持て囃しているが、此方の餃子の方が余程旨い。
味は勿論の事、餃子一個の大きさも違うし、価格も一〇円安い。
テレヴィヂョンでの影響に左右され過ぎで、日本人の悪い所だ…。
小皿に何時も通り、酢を多目、醤油少々、今日は気紛れで辣油を垂らしてみる。
箸で摘み、酢醤油に浸け、慎重に齧る。
如何して慎重にかと言うと、馬鹿みたいに何も考えずに齧ると、中から肉汁が洪水の様に溢れるからだ。
なので、齧ると同時に吸うと言う作業を同時並行で実施しなければ成らない。
其れを忠実に遵守し、じっくりと味わう。
此方の餃子の第一の旨さは皮に有る。
皮がモッチリ、モチモチとした食感で、噛み締めると甘味が有って実に味が有る。
表面はパリッと、カリッと香ばしく、中はしっとりとと言う物だ。
すると、中から溢れ出た肉汁で口内が満たされる。
全て国産の素材を使用していると言う拘り通り、餡のキャベツは甘味が有り、
又、挽肉が多過ぎないので、あっさりとしていて、幾つでも簡単に食べられてしまう。
餃子を頬張り、口内が肉汁で熱くなったら、後は冷たい麦酒で流し込めば良い。
餃子で御飯も良いが、矢張り、餃子には麦酒だ。
二人前、十二個も餃子が有るので、麦酒が一杯で足りる筈も無く、二杯目を頂戴する。
◎「ごまだれ冷し中華」六〇〇円
…一頻り、餃子と麦酒を堪能した後は、一応、しっかりと食事をしておこう。
炒飯も偶には良いかなと思いつつも、如何せん、此の灼熱の陽気だ。
既に夏バテ気味で、熱い物は余り喉を通りそうに無い。
折りしも、メニューには冷やし中華が始まったと、大々的に宣伝が打たれている。
夏が大嫌いな僕としては、毎年、「冷やし中華始めました」の文字が死刑宣告にも思えるが、
今年は胡麻ダレ味の冷やし中華が新たに加わった様で、早速、其れを頂いてみようかね。
酢醤油の冷やし中華は、子供の時分、夏休みに頻繁に宛がわれた印象から、食傷気味なので、
胡麻ダレ味の冷やし中華が有れば、率先して頂く様にしている。
涼しげな硝子製の皿に盛り付けられて遣って来た冷やし中華は、正に夏の風物詩だ。
具は叉焼、錦糸玉子、若布、萌やし、胡瓜、紅生姜。
日本の夏らしくて良い。
通常のラーメンよりも茹で時間を要すると言う麺は、しっかりと水で〆られており、
今日の様な陽気には最高で、夏バテ気味の身体には優しく感じられる。
もっとフニャフニャしただらしない麺を想像したが、ムニっと言う弾力の有る麺で中々。
胡麻ダレのコクが良く、さっぱりとし過ぎないので、満足感が得られる。
夏は素麺と冷やし中華だな…。