続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 ◎「カリーつけ麺(大盛)」八〇〇円

 …木曜日。
  一〇連休の黄金週間も七日目にも成り、大分、連休明けの社会復帰が憂鬱に成って来ており、
  気分が重く、塞ぎ勝ちに成りそうだが、何とか、あと三日も有ると脳味噌を油断させ、
  少しでも気分良く、有意義に過ごそうと努力をしてみる…。
  中盤の二日から四日迄、余りにする事が無くて暇過ぎて、脳細胞が死滅する音が聞こえそうな程。
  木曜日からの三日間は、終盤の追い込みを掛けるべく、暇を持て余す事も無さそうだ…。
  余談だが、愚痴る場所が無いので此処で記すが、此の日、五月五日は世間様では餓鬼の日と言うらしい。
  ゆとり教育の弊害と、躾の出来ない、餓鬼を拵える行為だけが好きな大人が増えた所為で、
  行儀の悪い、糞生意気な餓鬼が増殖し、持て囃すから付け上がるし、調子付くので困る。
  悪事を働いた餓鬼には、一人の人間として対峙し、目には目を歯に歯を、厳罰に処すべきだ。
  周りの人に怒られるから止めろと言う注意の仕方しかしないから、良くない大人が出来上がるのだ…。
  昼に成り、諸般の事情で日進駅へと出掛ける事に成ったので、昼御飯も序に摂ってしまおう。
  日進駅界隈で一〇〇〇円以下で手軽に食事が出来る様な飲食店は此方のみ。
  尤も、二月十三日以来と御無沙汰の為、此の黄金週間期間中に一度は出掛けようと決めていた。
  すっかり人気店に成ってしまった所為か、店に着くと、先客四名の待ち。
  先に食券を購入しようと、券売機に対峙する。
  此方では、主力商品の「濃厚煮干しつけ麺」と「魚介豚骨つけ麺」を交互に頂く事が屡だが、
  何時の頃からか、限定メニューだった「カリーつけ麺」とやらが定番化されているが、
  行く度、行く度、売り切れの赤い灯りが点いている事が多く、未食の儘。
  然し、今回はちゃんと残っている様で、喜び勇んで、其の釦を押す。
  此方では、麺の量の「並盛」、「大盛」、「特盛」が同一価格なのだが、
  此の「カリーつけ麺」に関しては「大盛」迄しか設定されていない様なので、渋渋諦める。
  食券を購入して直ぐに席も空き、事無きを得、カウンター席の端っこに尻を捻じ込む様にして座る。
  先客の発注した商品の調理の途中である事から、十五分近く待たされる。
  散々の焦らしプレイの後、漸く、待望の「カリーつけ麺」が目の前に差し出される。
  つけ汁は見事な迄にドロッとしていそうだが、然程のカレー臭は感じられない。
  いざ、麺を手繰り、其の褐色のドロドロのつけ汁にサッと潜らせて啜る。
  此れにドップリと浸けてしまっては、絶対、最後迄、つけ汁が持たないので…。
  一口啜った印象としては、唐辛子を始めとした香辛料が効いている感じで、
  辛さに関しては唐辛子に因るものが大きいと思われるが、思いの外、辛さは強くは無い。
  そして、微塵切りの赤茄子が入っているので、其の酸味が円やかにしているのだろう。
  カレーの風味は強過ぎず、少し控え目な印象を受ける。
  もっとカレーの風味を前面に押し出した方が良いと思う人も居るだろうが、
  個人的には、余りにカレーが強過ぎると、カレー饂飩と何ら変わらなくなってしまうので、
  カレー饂飩には無い、一線を画した味わいの方が良く、此れは此れで好印象。
  麺は、例によって「完全国産小麦麺」を謳う極太麺。
  久し振りに訪れた所為か、麺が以前よりも細くなったと思ったが、気の所為か。
  如何せん、休みが長いと、身体の様々な機能が遣られて来る様で…。
  しっかりと水で〆られた麺は、程好い腰と、モッチリとした弾力が有り、変わらず旨い。
  家の近所で此の出来栄えのつけ麺が頂けるのは非常に有り難いし、重宝する。
  具は、賽の目状に刻まれた叉焼、微塵切りの赤茄子、菠薐草、揚げ大蒜、葱。
  特に叉焼は味が良く染みた部位が入っており、酒の摘みでも行けそうな感じで美味。
  味が濃くないと、何にしても旨くはない。
  〆は何時もの通り、スープ割りだなんて、通を気取った気障で軟弱な真似はせず、
  原液の儘、ドロッとしたのをヅヅヅィっと啜り、中年は加齢臭とカレー臭を組み合わせてみる…。