◆「鮨処 いっしん」【日進】
…日曜日。
前の晩の土曜日は渋谷で呑み会が有り、懐かしい面々と酒を酌み交わし、愉しくなってしまい、
二次会では四人で葡萄酒の瓶二本を空け、何とか、川越行きの終電車に乗車し、
運良く座る事が出来たのが運の尽きで、気付けば終点の川越駅…。
当然、上り電車も終了しており、久し振りに乗り過ごし、シータクも勿体無いので、
取り敢えず、家に向けて歩き出すも、何処から如何考えても、歩いて帰る事は困難で、
冷静に成り、川越駅に引き返し、先ずは「松屋」で腹拵え。
其の後、自主的帰宅難民は川越駅構内で、段ボーラー（段ボール＋ｅｒ)の方々に混ざり、
程好い一画を見付け、半袖で出掛けたので、寒さに震え乍ら、夜を明かす駄目中年…。
朝四時五十一分発の電車で帰り、帰宅して寝直し、昼前に起床する。
日中は、そんな事でボーっと過ごし、晩に成り、週末最後の贅沢に、毎度の此方へ出掛ける…。
前の晩の土曜日は渋谷で呑み会が有り、懐かしい面々と酒を酌み交わし、愉しくなってしまい、
二次会では四人で葡萄酒の瓶二本を空け、何とか、川越行きの終電車に乗車し、
運良く座る事が出来たのが運の尽きで、気付けば終点の川越駅…。
当然、上り電車も終了しており、久し振りに乗り過ごし、シータクも勿体無いので、
取り敢えず、家に向けて歩き出すも、何処から如何考えても、歩いて帰る事は困難で、
冷静に成り、川越駅に引き返し、先ずは「松屋」で腹拵え。
其の後、自主的帰宅難民は川越駅構内で、段ボーラー（段ボール＋ｅｒ)の方々に混ざり、
程好い一画を見付け、半袖で出掛けたので、寒さに震え乍ら、夜を明かす駄目中年…。
朝四時五十一分発の電車で帰り、帰宅して寝直し、昼前に起床する。
日中は、そんな事でボーっと過ごし、晩に成り、週末最後の贅沢に、毎度の此方へ出掛ける…。
◎「生ビール（中）」五八〇円
…店に入ると、先週のマザーの日の様な俄か客は居らず、座敷席の定位置は空いていないも、
カウンター席の一番奥は空いており、腰掛け、自動的に麦酒が運ばれて来る。
前の晩に麦酒、葡萄酒をしこたま呷ったが、日が変われば又呑みたくなるのが酔っ払い。
去り行く週末を惜しむかの様に、麦酒をじっくりと味わい、五臓六腑に染み渡らせる。
馴染みの店で、何時もの曜日、何時もの時間に一杯遣るのは、最早、恒例行事だ。
…店に入ると、先週のマザーの日の様な俄か客は居らず、座敷席の定位置は空いていないも、
カウンター席の一番奥は空いており、腰掛け、自動的に麦酒が運ばれて来る。
前の晩に麦酒、葡萄酒をしこたま呷ったが、日が変われば又呑みたくなるのが酔っ払い。
去り行く週末を惜しむかの様に、麦酒をじっくりと味わい、五臓六腑に染み渡らせる。
馴染みの店で、何時もの曜日、何時もの時間に一杯遣るのは、最早、恒例行事だ。
◎「天然鮃」三二〇円
…市場が休みの日曜日と言う事も有り、魚種は大分品薄の様子。
今回も初っ端に摘みを頂かずに寿司から頂く事にし、小鰭も、〆鯖も無いので、
珍しく白身から、通振って鮃から頂いてみる事にする。
しっとりとした柔らかい口当たりで、淡白乍らもギュッと旨味が凝縮している旨さ。
◎「鰺」一六〇円
…何時もは二三〇円の鰺が、サーヴィス品として、今回は一六〇円と言う。
前回の鰺は脂が載って、去年のトロ並みの鰺を思わせる絶品の鰺だったが、
今回のは脂の載りは控え目だが、トロンとした口当たり其の儘に、旨味が強い。
プリッとした活きの良さも感じさせつつ、矢張り、此の時期の鰺は鉄板だ。
◎「ぼたんえび＋みる貝」三二〇円
…黙って麦酒を呑み、寿司の旨さに浸っていると、マスターが黙って握って出して呉れる。
残り僅かだったのか、牡丹海老二貫に海松貝一貫を三二〇円皿で御出座し。
牡丹海老はトロットロの口当たりで、甲殻類特有のブリッとした食感で、甘味が非常に強い。
海松貝は貝の王様らしく、コリッと、クニュッとした歯触り、奥深い旨味が絶品。
◎「天然ワラサ」二三〇円
…魚種が少なくても、若鰤が有れば頂いておきたい所。
旧い話だが、今年1月に訪れた金沢で堪能した寒鰤が遠い昔の事の様に思える程、今は暑過ぎ…。
勿論、寒鰤の様な強い脂が載っていれば十分に旨いのだが、鰤よりも小さい若鰤でも、
十分過ぎる程に旨味が有り、しっとりとした口当たりで、思わず唸ってしまう。
◎「まぐろ」二三〇円
…幾ら、市場が休みで魚種が少なくても、鮪だけは常備されている。
冷凍物は余程の事が無い限り使用せず、生の鮪に拘るマスターが仕入れる鮪だけに期待大。
中トロに近い部位で、天然物でしか醸し出せない脂の甘味、旨味は筆舌に尽くし難い。
トローっと蕩ける旨さは、そんじょ其処等じゃ味わえない旨さで、此の価格では有り得ない旨さ。
◎「子持ち昆布」三二〇円
…そろそろ〆へと向かい、プリン体を摂取しに掛かる。
此処最近は他に頂く物が多いので、随分と御無沙汰の子持ち昆布を久し振りに。
昆布に産み付けられた鰊の卵は、数の子とは違った食感で、サクサクしている。
数の子は正月しか頂かないが、昆布の旨味も加わり、久し振りだと秀逸だ。
◎「すじ子」三二〇円
…プリン体第二弾は、御決まりの筋子。
もう、筋子や鱈子には絶大な信頼感を置いているので、安心で有り難い。
毎度記して申し訳無いが、鮭ではなく姫鱒の筋子だが、プチプチ感が強く、弾ける食感が良い。
弾けた途端、プリン体が一気に溢れ出す感覚が、足の親指を挑発して来る…。
◎「煮穴子」三二〇円
…運良く、煮穴子はしっかり残っている様で、ホッと一安心。
此方を訪れたら、此の穴子を頂かないと言うのは、痛恨の極みだ…。
大団円を迎えるに相応しいデザート感覚の旨さで、ふっくら、ふんわりとした柔らかさは最高。
煮ツメの濃厚な甘味が、崩れ去る穴子の身に纏わり付き、此方の一番の御薦めたる所以だ。
此の日は麦酒四杯を頂いて堪能し、週末の終焉を迎える…。
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※2011年5月17日時点の情報です。
ID:0000301944
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