◎「チキンカレーつけ麺」八五〇円
…少なからず飲酒をすれば、身体は猛烈に水分を欲し、乾涸びた身体を潤そうと水分を摂取する。
更に、此の暑さも加われば、一層、暑さを緩和する為に水分を摂取する。
今が其の季節で、仕事帰りにスーパーマーケットで其の他雑酒を買い込み、
刺身を摘みに一杯遣れば、寝る迄にコップ二～三杯の水分を摂取する。
そうすれば自ずから、夜中に何度も雪隠に起きざるを得ないのは承知だが、如何しようも無い。
因って、夜中に何度も目覚め、睡眠不足、浅い眠りに陥り、寝起きも悪い。
そんな毎日を送っているのだが、如何したものか…。
毎朝、やる気を奮い立たせ、十五分で身支度を整え、瞬く間に家を出る。
駅迄歩けば、例によって汗が瀧の様に噴き出し、真夏の陽気に辟易している。
汗だくで満員電車に揺られ、大井町へと出掛ける。
もう、ぐったりとする様な暑さで、仕事中の疲労感は強く、心身共に堪える…。
背広のズボンの裏地はペットペトで太腿に張り付く感覚が気持ち悪く、心的外傷を与えて来る。
いっその事、ランニングシャツにステテコ、ネクタイだけは結んで仕事をしたい程…。
午前中の労働で既にバテ気味で、十三時に一息入れるべく、昼御飯を摂りに出る。
最近、大井町を訪れると、毎回違う店に出掛けており、前回は「麺場 風天」。
今回は如何しようかと思うも、事前に目星は何とは無しに付けてある。
初めて池上通りを渡って東に行き、其の高架の側道にラーメン店が在ると言う。
「鶏白湯らぁめん」を売りにしているらしく、コラーゲンを摂取してみる。
系統としては、池袋の「鶏の穴」や川口の「まる玉」の様な感じなのだろうか。
店は小ぢんまりとしつつも、小洒落た雰囲気の佇まいで、中に入るとカウンター席のみ。
先ずは券売機と対峙する。
普通、初めて訪れる店では、メニューの一番上の一押しメニューを頂く事にしているが、
予習した所に因ると、「チキンカレーつけ麺」と言うのが、改良されて再登場と言う。
「鶏白湯らぁめん」を謳う店で、「チキンカレーつけ麺」が旨くない筈は無いと踏み、
其の食券を購入し、カウンター席の端っこに腰掛ける。
食券を手渡すと、「麺は冷たくて良いですか？」と訊かれる。
馬鹿を言っちゃぁいけない。
つけ麺で麺が冷たくないなんて、美味しくも何とも無く、温盛りを頼む人の気が知れない。
況してや、此の大の暑がりの上に猫舌だ。
温盛りを啜る位なら、舌を噛んで自害する…。
一〇分程で、カレー臭を漂わせ、「チキンカレーつけ麺」が運ばれて来る。
麺の器には、麺の上に半熟味付け玉子半個、三つ葉、そして、叉焼は勿論、鶏肉。
つけ汁は思ったよりもドロッドロの粘度の強い物ではなく、サラッとしていそうだ。
カレー味のつけ汁に具を一切合財投入し、後は麺を手繰り、汗をかく前に平らげるのみ。
麺は意外にも細麺で、「麺処 花田」同様、「三河屋製麺」の物の様だ。
しっかりと水で〆られた麺は、コリコリと言う音がしそうな位に腰が効いている。
此れが温盛りだったら、麺はフニャフニャで、病院食の様で、寝込みそうだ。
しっかりと引き締まった、バツッと言う食感の麺でなければいけない。
つけ汁はと言えば、十三種類の香辛料を用い、チャツネを使用して適度な甘味と奥深い味にしたと言い、
以前の物よりも辛口に仕上がっていると言うが、如何せん、前の物を知らないので分からないが、
確かに、香辛料の辛味が効いているが、味に角が無く、円やかな口当たりで、
鶏白湯スープに因る円やかさと、チャツネの甘味に因る奥深さなのだろう。
見た目の想像通り、粘性は低目で、サラッとしており、麺にゴテッと纏わり付く様な感じではない。
其の為、麺をたっぷりとつけ汁に浸しても、最後につけ汁が不足する虞も無さそうで安心。
鶏肉の叉焼は、テレレを纏っており、此れが甘辛で旨いが、皮が無いのでパサパサ感が有る。
半熟味付け玉子は黄身がネットリと濃厚で、味が染み込んでいて及第点。
〆は、御飯を投入すると言うのを御薦めしている様だが、そんな、資産家の様な真似は出来ないので、
大人しく、カレー汁をヅヅヅと飲み干し、加齢臭にカレー臭を混ぜ合わせ、午後の業務に戻る…。
更に、此の暑さも加われば、一層、暑さを緩和する為に水分を摂取する。
今が其の季節で、仕事帰りにスーパーマーケットで其の他雑酒を買い込み、
刺身を摘みに一杯遣れば、寝る迄にコップ二～三杯の水分を摂取する。
そうすれば自ずから、夜中に何度も雪隠に起きざるを得ないのは承知だが、如何しようも無い。
因って、夜中に何度も目覚め、睡眠不足、浅い眠りに陥り、寝起きも悪い。
そんな毎日を送っているのだが、如何したものか…。
毎朝、やる気を奮い立たせ、十五分で身支度を整え、瞬く間に家を出る。
駅迄歩けば、例によって汗が瀧の様に噴き出し、真夏の陽気に辟易している。
汗だくで満員電車に揺られ、大井町へと出掛ける。
もう、ぐったりとする様な暑さで、仕事中の疲労感は強く、心身共に堪える…。
背広のズボンの裏地はペットペトで太腿に張り付く感覚が気持ち悪く、心的外傷を与えて来る。
いっその事、ランニングシャツにステテコ、ネクタイだけは結んで仕事をしたい程…。
午前中の労働で既にバテ気味で、十三時に一息入れるべく、昼御飯を摂りに出る。
最近、大井町を訪れると、毎回違う店に出掛けており、前回は「麺場 風天」。
今回は如何しようかと思うも、事前に目星は何とは無しに付けてある。
初めて池上通りを渡って東に行き、其の高架の側道にラーメン店が在ると言う。
「鶏白湯らぁめん」を売りにしているらしく、コラーゲンを摂取してみる。
系統としては、池袋の「鶏の穴」や川口の「まる玉」の様な感じなのだろうか。
店は小ぢんまりとしつつも、小洒落た雰囲気の佇まいで、中に入るとカウンター席のみ。
先ずは券売機と対峙する。
普通、初めて訪れる店では、メニューの一番上の一押しメニューを頂く事にしているが、
予習した所に因ると、「チキンカレーつけ麺」と言うのが、改良されて再登場と言う。
「鶏白湯らぁめん」を謳う店で、「チキンカレーつけ麺」が旨くない筈は無いと踏み、
其の食券を購入し、カウンター席の端っこに腰掛ける。
食券を手渡すと、「麺は冷たくて良いですか？」と訊かれる。
馬鹿を言っちゃぁいけない。
つけ麺で麺が冷たくないなんて、美味しくも何とも無く、温盛りを頼む人の気が知れない。
況してや、此の大の暑がりの上に猫舌だ。
温盛りを啜る位なら、舌を噛んで自害する…。
一〇分程で、カレー臭を漂わせ、「チキンカレーつけ麺」が運ばれて来る。
麺の器には、麺の上に半熟味付け玉子半個、三つ葉、そして、叉焼は勿論、鶏肉。
つけ汁は思ったよりもドロッドロの粘度の強い物ではなく、サラッとしていそうだ。
カレー味のつけ汁に具を一切合財投入し、後は麺を手繰り、汗をかく前に平らげるのみ。
麺は意外にも細麺で、「麺処 花田」同様、「三河屋製麺」の物の様だ。
しっかりと水で〆られた麺は、コリコリと言う音がしそうな位に腰が効いている。
此れが温盛りだったら、麺はフニャフニャで、病院食の様で、寝込みそうだ。
しっかりと引き締まった、バツッと言う食感の麺でなければいけない。
つけ汁はと言えば、十三種類の香辛料を用い、チャツネを使用して適度な甘味と奥深い味にしたと言い、
以前の物よりも辛口に仕上がっていると言うが、如何せん、前の物を知らないので分からないが、
確かに、香辛料の辛味が効いているが、味に角が無く、円やかな口当たりで、
鶏白湯スープに因る円やかさと、チャツネの甘味に因る奥深さなのだろう。
見た目の想像通り、粘性は低目で、サラッとしており、麺にゴテッと纏わり付く様な感じではない。
其の為、麺をたっぷりとつけ汁に浸しても、最後につけ汁が不足する虞も無さそうで安心。
鶏肉の叉焼は、テレレを纏っており、此れが甘辛で旨いが、皮が無いのでパサパサ感が有る。
半熟味付け玉子は黄身がネットリと濃厚で、味が染み込んでいて及第点。
〆は、御飯を投入すると言うのを御薦めしている様だが、そんな、資産家の様な真似は出来ないので、
大人しく、カレー汁をヅヅヅと飲み干し、加齢臭にカレー臭を混ぜ合わせ、午後の業務に戻る…。
