続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 無限大」【津田沼】

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 ◎「つけ麺(かつお風味)」七〇〇円
 
 …梅雨入りしてからと言うもの、比較的涼しい日が続いていると巷間言われているが、
  こちとら全く涼しくなく、朝、外に一歩出た瞬間にやる気を一気に吸い取られ、
  気が滅入り、辟易とし、思わず、踵を返して家に戻ってしまいたくなる程だ。
  駅迄の道程を歩けば汗が噴き出し、電車を待っている間に其れは激しさを増す。
  電車に乗ったら乗ったで蒸し暑いし、金を払って、如何して拷問を受けねば成らないのか…。
  暑さ対策として、少しでも、一人でも人が少ない車輌に乗車する様に心掛けている。
  そして、今日は運良く、一枚しか無いステテコを穿いており、背広のズボンの裏地が、
  ベトッと纏わり付く不快感から解放されるのは非常に助かる…。
  とは言え、暑さの不快感は軽減したものの、電車の遅延に因る苛苛が募り、
  予定到着時刻より遅れ、やっとこさっとこ津田沼に辿り着く。
  何れにしても、外に出れば苛苛の種は其処等中に落ちており、ストレス耐性の低い人間は困る…。
  気を取り直して仕事に取り掛かり、朝一から重たい物を移動したりで、
  力んで、踏ん張るだけで汗がドッと噴き出し、暑いったら有りゃしない。
  肉体労働も一段落し、十三時に成り、昼御飯を摂りに外へ出る。
  此処最近、津田沼に来ると此方にばかり御邪魔している。
  別段、目ん玉が飛び出る程に旨い訳でもなく、「ラーメン 二郎」の模倣メニューが有ると言うだけで、
  何とは無しに訪れているだけで、他に選択肢が少ないからと言う理由が大きい…。
  「茨城大勝軒」こと、「麺屋 こうじ」系列の此方を訪れるのは今回で三度目。
  初回は「二郎」擬きの「ラーメン」、前回は「ホルモンめん」と頂き、今回は如何しよう…。
  「油そば」にしようか、「つけ麺」にしようか、思案し乍ら券売機に対峙し、
  取り立てて理由は無いが、「つけ麺(かつお風味)」の釦を押す。
  一応、曲がりなりにも「東池袋大勝軒」系の流れをごく僅かに汲んでいるので、
  盛り蕎麦、つけ麺の類は先ず先ずではなかろうかと思って…。
  食券を手渡す際、麺が細麺か太麺が選択出来ると言うので、太麺で御願いする。
  席に着き、何時もの様に、駆け付け三杯とばかりに、火照った身体を冷やすべく冷水を呷る。
  丁度、目の前にピッチャーが備えられているので助かる。
  麺の茹で時間に一〇分を要すると言う貼り紙通り、十五分弱でつけ麺が出来上がる。
  見た目は、「東池袋大勝軒」系統の物よりも濃厚そうなつけ汁だ。
  麺も縮れの効いた極太麺で、「二郎」擬きの「ラーメン」で使用される麺と一緒の様だ。
  其の極太麺を手繰り、濃厚茶褐色をしたつけ汁にサッと潜らせ、汁を飛び散らせて、
  背広のズボンを汚す虞が有るので、少し慎重に、自重気味に啜る。
  つけ汁は「東池袋大勝軒」系特有の妙に甘酸っぱい感じとは全く異なり、
  魚粉が投入され、魚介風味が出ており、甘味、辛味、酸味は均整が取れている様に感じられる。
  表面温度が外気に触れて下がる毎に膜が張って行き、とろみこそ無いが、コッテリ感が有る。
  麺はやや平たい断面で、縮れが効いているので、つけ汁との絡みも悪くない。
  ムッチリ、モチモチした食感で、弾力も有り、意外に好きな麺だ。
  途中、卓上に配置された魚粉を投入し、更に魚介風味を強めたり、「花胡椒」を振り掛け、
  胡椒の爽やかな辛味を加え、味わいを変えてみたり遊んでみる。
  具は叉焼、麺麻、半熟味付け玉子半個で、叉焼はガシっと言う食感の物で、脂身は有るものの、
  齧ると歯の隙間に肉の繊維が挟まる感じの、しっかりとした固さの有る物。
  〆は何時も通り、つけ汁は原液の儘、グイッと飲み干し、しっかりと腹拵えをする。