続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ イオンレイクタウン店」【越谷レイクタウン】

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◆「ジャンクガレッジ イオンレイクタウン店」【越谷レイクタウン

 ◎「ラーメン(中)」七二〇円+「豚増し」二〇〇円

 …昨日。
  金曜日迄、猛暑が続き、昨日の土曜日は随分と涼しくなった…、
  なんて馬鹿げた、巫山戯た事を言っている人が居るらしいが、十分過ぎる程に糞暑い。
  二〇度を超えれば夏日、二十五度で真夏日で良いではないか。
  七月一日から、電力使用制限令とやらで、何処も彼処も暑い。
  節電と言うのは十分に分かっている。
  此の暑さに因って具合が悪くなった場合、東京電力は補償して呉れるのか…。
  老人でなくても倒れて死ぬ。
  倒れる自信が有る…。
  熱帯夜続きで熟睡も出来ず、偶の休みでも、此の暑さで落ち落ち寝ても居られない。
  こんな調子じゃ、週末で疲労が抜ける訳も無く、翌週に持ち越して、
  延々と其の繰り返しで、衰弱して行くに違いない。
  そんな訳で、ゆっくり寝て居たいにも拘らず、八時半には起床し、薄ぼんやりと暑い中を過ごす。
  陽炎の様に揺ら揺らと、今にも消え入りそうにボーっとする。
  十一時に成り、漸く重たい腰を上げ、諸般の事情で越谷へと出掛ける。
  着くと既に正午なので、買い物も兼ね、と言うより、昼御飯に此方を訪れたいが為に、
  超巨大な商業施設「イオンレイクタウン」へと出掛け、三階の雑多な飲食店街へと向かう。
  簡易的な食事処が密集した此の区画は、芋を洗う様な大混雑で反吐が出そう…。
  然し、此の「ジャンクガレッジ」を味わうには我慢せざるを得ない。
  相変わらず、躾のされていない糞餓鬼が、此の混雑の中を走り回っており、足を引っ掛けたくなる。
  何とか席を見付け、確保し、一目散に「ジャンクガレッジ」の行列へと並ぶ。
  こう言う場所なので、凡そ、本店には行った事のないであろう、
  凡そ、此の手のラーメンにとは不釣合いな年配の御仁も散見される。
  行列に並び五分程でレジスター前に辿り着き、発注をし、料金を支払う。
  本店で頂く時と同様、「ラーメン(中)」に、此方は本店で言う「子豚増し」が「豚増し」で、
  料金は五〇円高く、然し、枚数は同じと言う違いに釈然としないが、致し方有るまい…。
  普通であれば八五〇円で頂けるのだが、此方では九二〇円と割高感は否めない。
  そして、前回四月二日に訪れた際は、トッピングは出来上がった折に其の場で訊かれたが、
  今は発注の際に訊かれる様に方式が変更された様で、何時も通り、「全増しで」と御願いする。
  四〇番の紙を渡され、出来上がりを待たされる。
  店の前には、家電量販店の開店を待つ、朝から暇そうな人々の様な人集りが出来ており、
  其の人々に混ざり、一〇分強、ジッと堪えて待つ。
  そして、四〇番から四人纏めて、丸で、動物病院で予防接種を受けるかの様に呼ばれる。
  真っ先に受け取り口に出向き、盆と箸、蓮華を取り、目の前で盛り付けられるのを見届ける。
  野菜の盛りは此れで良いかと訊かれ、受け取り、脇に置かれた醤油ダレをドバドバとぶっ掛ける。
  ズシリと重く、重量感の伝わる盆を慎重に持ち、走り回る糞餓鬼が来ようものなら蹴飛ばしてやろうと、
  ゆっくりと歩いて席に戻り、さあ、後は喰らうのみだ。
  先ずは、蓮華を手に取り、野菜の山で見えないプースーを、蓮華を沈める様にして掬う。
  此方のラーメンを味わうのは、本店を訪れた五月二日以来、二ヶ月振りの御無沙汰。
  本店で頂く様な、強烈なパンチの有る、ドロッとした濃厚で濃密な味わいと迄は行かないが、
  そんなには遜色無く、あの旨さが感じられ、思わず「旨いっ!」と唸ってしまう。
  厨房内で、店員が黄色いポリエチレン製容器から醤油ダレを注いでいるのが見えたので、
  「ラーメン 二郎」同様、「カネシ醤油」が使用されている事が裏付けられる。
  続いては、堆く盛られた野菜の山を遣っ付ける。
  本店同様、茹で加減はシャキシャキとクタクタの丁度中間で、僕の此の好みだ。
  醤油ダレをドレッシング感覚で大量にぶっ掛けたので、味が付いて食べ易い。
  卓上に醤油ダレの備えが無い「二郎」系の亜流を出す店では、大量の味の無い野菜を遣っ付けるのが大変。
  そんな心配も無く、黙々と、草食動物の様に只管に野菜の山に立ち向かう。
  其処に山が在るから…。
  噴き出す汗を拭い、途中、休み休み遣っ付け、粗方片付いた所で、麺に取り掛かる。
  丼の奥底から引き揚げる様に穿り出した麺は、「浅草開花楼」製の特注麺。
  丼の中の方はプースーが冷めておらず、麺が熱い儘で掘り出される。
  此の麺は何度も御案内の通り、啜ると言うよりは喰らい付くと言った感じ。
  悠長に啜っていては日が暮れてしまい、一心不乱にワッシワッシと掻っ込む。
  僕の場合、最大の敵は止まらぬ汗だ。
  此れだけの大勢の人間が密集していれば、蒸し風呂の中で食べている様なもので、
  僕の身体を機械を通して画面で見たら、全身、恐らく黄色、橙色、赤色で表示されるだろう…。
  そうは言っても、麺は強靭な腰と、モッチリとした力強い弾力が効いて旨いので、
  噴き出す汗に梃子摺り乍らも、伸びない様に急いで啜る。
  豚は、本店の物より少し劣るものの、脂身と赤身の均整が取れていて旨い。
  其れにしても暑い!
  嗚呼、冷凍鮪にでも成りたい…。