続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「韓国創作料理屋 ぶるだっく食堂」【高崎】

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◆「韓国創作料理屋 ぶるだっく食堂」【亀戸】

 ◎「チーズ豚バラぶる定食」八八〇円

 …昨夜は割かし涼しい部類に入るのだろうか、開け放った窓からは涼風が吹き込み、
  比較的寝易く、日中に大汗をかいて疲労した身体をじっくりと休める。
  とは言え、朝方に成れば、隣家の換気扇の排気口からは揚げ物の油の臭いが流れ込み、
  厠からは、親仁の鼻をかむ汚らしい音が聞こえて来るので、気分は宜しくない。
  此方も負けじと、寝っ屁を嚼ましてやる事にする。
  目には目を、歯には歯を、屁には屁を…。
  尾篭な話で誠に恐縮だが、此の一ヶ月ばかり、胃腸の調子が悪いもので。
  起きてから、しっかりと用を済ませ、身支度を整え、昨日に続いて高崎へと出掛ける。
  何時もと違い、下りの電車に乗るので、空いていて良い。
  朝から上司と、すべき事が堆く積もっている仕事を黙々と熟して行く。
  賽の河原で石を積んでは崩され、積んでは崩されと言うのを繰り返しているかの様だ…。
  十三時を前に、昼休憩と相成り、各自、適当に済ます事にする。
  流石に、昨日と同じ「SUBWAY」で野菜麺麭と言うのも味気無く、
  駄ブログ休止中にも訪れた、毎度御馴染みの「どかスタ」はと言えば、
  元祖の「伝説のすた丼屋」と比べてしまうと、味も、満足感も低く、食指が動かない。
  仕方無く、飲食店街を彷徨い、其れらしい店を探す事にする。
  ラーメン、中華人民共和国料理、伊太利亜料理、串揚げ、しゃぶしゃぶ、彼是と逡巡し、
  其の中に、二〇〇八年三月二十八日に一度だけ、亀戸で入った事の有る大韓民国料理店を発見。
  偶には良かろうと、三年五ヶ月振りに潜入してみる。
  テーブル席に座り、メニューを物色する。
  前回は「ぶるでじ定食」と言うのを頂いたので、他の物にしてみよう。
  パッと目に付くのが、「チーズ豚バラぶる定食」と言う代物。
  チーズフェチとしては見過ごす事が出来ないに決まっている。
  冷水を運んで来て呉れた、日本人離れした美しい顔立ちの、まあ綺麗な女店員に発注する。
  勿論、冷めた仕草で熱く見乍ら。
  パイオツカイデーだわ、あれにむしゃぶり付く男に、激しく嫉妬してみる…。
  冷水を立て続けに呷り、核燃料棒を冷却しつつ、出来上がりを待つ。
  厨房内の様子が見え、鉄板を大きな焼き器の様な機械に入れて調理する様だ。
  件の別嬪さんが、鉄板が熱くなっていると促して配膳して呉れる。
  さて、別嬪さんも宜しいが、中々如何して、此の鉄板焼きもそそられる。
  豚バラ肉を大韓民国の調味料に絡め、其の上にチーズを乗せて焼いた物の様だ。
  金属の箸を繰り、早速頂いてみる。
  赤々としたテレレは、甘辛く濃厚な、大韓民国式甘辛味噌の様な感じで、
  辛さも殆ど無く、尤も、チーズが辛味を和らげて呉れているのだろう。
  テレレの濃厚さと、チーズの円やかなコクが絶妙に混ざり合う。
  豚肉はと言うと、厚味は無いが、脂身がジュワっと溢れ出す感じで、表面はカリッと香ばしい。
  其れにしても、チーズが糸を引き、焼き色が付いた部分は、チーズの香ばしさが有り、
  宛ら、ザーピーでも頂いているかの様で、少々、病み付きに成りそうだ。
  御飯を大盛りで御願いしておいて良かった。
  汗を流し乍ら、何度も冷水を呷りつつ、しっかりと胃袋に栄養を充填する。
  食べ終わり、レジに件の乳製品ちゃんが入った所で、会計を済ませる。
  其の間、ジッと、穴が開く程に、赤城山の様な膨らみを凝視してしまった事は言う迄も無い…。