◆「つけめん KOKORO」【大船】
◎「つけめん」八〇〇円+「大盛」五〇円
…颱風がチンタラチンタラしているらしく、来るなら来る、来ないなら来ない、
はっきりとした態度を示して貰いたいものだと、此処数日、ずっと憤っている。
御蔭で、尋常ではない蒸し暑さで、身体はグッタリと疲労している。
じわりじわりと体力を奪われる様な感じで、汗も狂った様に噴き出す。
駅迄歩いただけで草臥れるのに、其処へ追い討ちを掛ける様に電車の遅延…。
何でも、群馬県内での大雨の影響と言い、実にこう言う時は脆弱だ。
特にJRさんは…。
乗車する予定の湘南新宿ラインは二〇分以上も遅延していると言い、
そんなのを待っていたんじゃ日が暮れてしまうと思い、上野駅経由で大船へと向かう。
とんだ災難で、大船駅には予定より二〇分遅れて、ヘトヘトで到着。
其の儘、仕事へと雪崩れ込めば、汗がドッと噴き出し、士気にも影響し兼ねない。
豚骨臭い汗を流しつつ、仕事を熟し、十三時に一休み、一休み。
しっかりと胃袋に食べ物を充填しないと、ぶっ倒れてしまうわぃ。
奇しくも今日は、僕の大好きな「伝説のすた丼屋」の大船店がプンオーすると言う。
様子見がてら出掛けると、プンオー記念で「すた丼」が一杯一〇〇円と言う所為で、
普段、絶対に「すた丼」なんて食べないだろうし、見た事もないであろう人種迄も混ざり、
四〇~五〇人程の大行列が出来ており、思わず「阿呆か…」と吐き捨てて立ち去る。
仕方無く、次を探す事とし、昨年十一月十二日以来、凡そ九ヶ月振りに此方へ。
個人的に、味に関しては一目置いているので外れは無い。
店に着くと、先客一名のみと拍子抜けで、以前、混雑している時は満席だった。
L字型のカウンター席のみで、着席し、メニューを熟考する。
此方では決まって「つけめん」だが、貼り紙では「あえそば」が復活したとな。
御好みで刻み大蒜も付けられると添え書きされており、大いに心を奪われる。
然し、和え蕎麦、混ぜ蕎麦、油蕎麦の類はグチャグチャに掻き混ぜて頂く為、
僕の此の陳腐な文才では、細かな味の表現は不可能と思い、何時も通り「つけめん」を発注。
昼時は、通常一〇〇円の大盛りが、五〇円で出来ると言うので御願いする。
麺の量は並盛りで二四〇グラム、大盛りにすると八〇グラムが加わる。
つけ麺の茹で時間は七分と書かれているが、十五分近く待ち、漸く出来上がりを迎える。
器を受け取り、さて、昼餉と相成る。
麺の上に配置された麺麻、青菜、海苔をつけ汁に投入してから頂く。
系列の「らーめん HANABI」で打たれると言う自家製麺は、圧巻の太麺。
色はやや茶色を帯び、緩やかな縮れが効いており、箸で手繰ると重みが伝わる。
此れを、濃厚茶褐色のつけ汁にドブンと沈め、サッと持ち上げて啜る。
ポキポキと音がしそうなしっかりとした腰と、モッチモチの力強い弾力が感じられる。
噛もうとする歯を押し返さんばかりの強靭な弾性だ。
ザラザラとし過ぎておらず、程好くツルツルしているので、喉越しも良い印象。
つけ汁はと言うと、濃厚魚介豚骨と謳う通り、味付けも濃い目で、甘味が強めか。
粘度は低く、サラッとしているが、豚骨と魚介の出汁が十分に出ており、昨今の流行りの王道の味。
そして、此方の出色は、何と言っても巨大な叉焼。
予め、つけ汁の中に沈んでおり、表面が炙られており、焦げ目が付いている。
枕木の様な感じで、がぶりと齧り付くと、何と言う事だろう。
丸で、ビフテキの様な香ばしさ、歯触り、食べ応えで最高。
表面はカリッと香ばしく、噛み締めるとしっかりとした噛み応えで、脂身と赤身の均整が取れている。
持ち帰り用の叉焼も用意されている様で、一〇〇グラム四〇〇円で、一本八〇〇グラム程度と言う。
此れを持ち帰り、酒の摘みにするも良かろう。
麺麻はサックリとした歯触りが良く、青菜は菠薐草とは違った食感と風味。
終盤、つけ汁の器の底を箸が掠めた際、何か閊える様な感じが手に伝わる。
器の底を探索してみると、豚骨の骨粉と魚粉が沈殿しており、丸で、砂浜の砂が堆積している様。
其りゃ、存分に出汁が出ている訳だ。
食べ始めから、つけ汁を満遍無く攪拌して頂けば良かったと、食べ終わる頃に後悔する…。
〆は、ドロッドロの、汚泥が溜まった様なつけ汁を、スープ割りをせずに其の儘、グイッと飲み干す。
はっきりとした態度を示して貰いたいものだと、此処数日、ずっと憤っている。
御蔭で、尋常ではない蒸し暑さで、身体はグッタリと疲労している。
じわりじわりと体力を奪われる様な感じで、汗も狂った様に噴き出す。
駅迄歩いただけで草臥れるのに、其処へ追い討ちを掛ける様に電車の遅延…。
何でも、群馬県内での大雨の影響と言い、実にこう言う時は脆弱だ。
特にJRさんは…。
乗車する予定の湘南新宿ラインは二〇分以上も遅延していると言い、
そんなのを待っていたんじゃ日が暮れてしまうと思い、上野駅経由で大船へと向かう。
とんだ災難で、大船駅には予定より二〇分遅れて、ヘトヘトで到着。
其の儘、仕事へと雪崩れ込めば、汗がドッと噴き出し、士気にも影響し兼ねない。
豚骨臭い汗を流しつつ、仕事を熟し、十三時に一休み、一休み。
しっかりと胃袋に食べ物を充填しないと、ぶっ倒れてしまうわぃ。
奇しくも今日は、僕の大好きな「伝説のすた丼屋」の大船店がプンオーすると言う。
様子見がてら出掛けると、プンオー記念で「すた丼」が一杯一〇〇円と言う所為で、
普段、絶対に「すた丼」なんて食べないだろうし、見た事もないであろう人種迄も混ざり、
四〇~五〇人程の大行列が出来ており、思わず「阿呆か…」と吐き捨てて立ち去る。
仕方無く、次を探す事とし、昨年十一月十二日以来、凡そ九ヶ月振りに此方へ。
個人的に、味に関しては一目置いているので外れは無い。
店に着くと、先客一名のみと拍子抜けで、以前、混雑している時は満席だった。
L字型のカウンター席のみで、着席し、メニューを熟考する。
此方では決まって「つけめん」だが、貼り紙では「あえそば」が復活したとな。
御好みで刻み大蒜も付けられると添え書きされており、大いに心を奪われる。
然し、和え蕎麦、混ぜ蕎麦、油蕎麦の類はグチャグチャに掻き混ぜて頂く為、
僕の此の陳腐な文才では、細かな味の表現は不可能と思い、何時も通り「つけめん」を発注。
昼時は、通常一〇〇円の大盛りが、五〇円で出来ると言うので御願いする。
麺の量は並盛りで二四〇グラム、大盛りにすると八〇グラムが加わる。
つけ麺の茹で時間は七分と書かれているが、十五分近く待ち、漸く出来上がりを迎える。
器を受け取り、さて、昼餉と相成る。
麺の上に配置された麺麻、青菜、海苔をつけ汁に投入してから頂く。
系列の「らーめん HANABI」で打たれると言う自家製麺は、圧巻の太麺。
色はやや茶色を帯び、緩やかな縮れが効いており、箸で手繰ると重みが伝わる。
此れを、濃厚茶褐色のつけ汁にドブンと沈め、サッと持ち上げて啜る。
ポキポキと音がしそうなしっかりとした腰と、モッチモチの力強い弾力が感じられる。
噛もうとする歯を押し返さんばかりの強靭な弾性だ。
ザラザラとし過ぎておらず、程好くツルツルしているので、喉越しも良い印象。
つけ汁はと言うと、濃厚魚介豚骨と謳う通り、味付けも濃い目で、甘味が強めか。
粘度は低く、サラッとしているが、豚骨と魚介の出汁が十分に出ており、昨今の流行りの王道の味。
そして、此方の出色は、何と言っても巨大な叉焼。
予め、つけ汁の中に沈んでおり、表面が炙られており、焦げ目が付いている。
枕木の様な感じで、がぶりと齧り付くと、何と言う事だろう。
丸で、ビフテキの様な香ばしさ、歯触り、食べ応えで最高。
表面はカリッと香ばしく、噛み締めるとしっかりとした噛み応えで、脂身と赤身の均整が取れている。
持ち帰り用の叉焼も用意されている様で、一〇〇グラム四〇〇円で、一本八〇〇グラム程度と言う。
此れを持ち帰り、酒の摘みにするも良かろう。
麺麻はサックリとした歯触りが良く、青菜は菠薐草とは違った食感と風味。
終盤、つけ汁の器の底を箸が掠めた際、何か閊える様な感じが手に伝わる。
器の底を探索してみると、豚骨の骨粉と魚粉が沈殿しており、丸で、砂浜の砂が堆積している様。
其りゃ、存分に出汁が出ている訳だ。
食べ始めから、つけ汁を満遍無く攪拌して頂けば良かったと、食べ終わる頃に後悔する…。
〆は、ドロッドロの、汚泥が溜まった様なつけ汁を、スープ割りをせずに其の儘、グイッと飲み干す。