続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「欧風カレー gii」【大和田】

イメージ 1

イメージ 2

◆「欧風カレー gii」【大和田】

 ◎「アサリカレー」一二五〇円+「チーズ」一五〇円+「セット」二五〇円

 …昨日。
  三連休二日目も、引っ越し携わる事でてんてこ舞い。
  朝から新居の鍵を受け取りに不動産屋に出掛け、新居に行って寸法を測ったり、
  汗をかきかき忙しなく動き回り、午前中で既に御疲れ気味…。
  此の日も「ビックキャメラ」に、温水洗浄便座と瓦斯台を購入しに出掛ける為、
  再度、行動を開始し、其の前に、昼御飯をしっかりと頂き、栄養を摂らないといけない。
  何にしようかと思案し、何とは無しにカレーが頭に浮かんだので、
  毎度の「CoCo壱番屋」でも十分に良いのだが、偶には趣きを変えようと、
  過去に数度御邪魔している、大和田に在る欧羅巴風のカレーを出す此方へ。
  前回はと言うと、余り良い想い出が無く、二〇〇七年九月二十二日、
  前の八歳下の娘に別れを告げられた日だったっけナァ…。
  さて、苦い想い出は闇に葬り、本題に取り掛かろう。
  店に着くと、駐車場は其れなりに埋まっており、数年御邪魔しない間に、すっかり人気店へ。
  店に入ると、幸いにも待ち客は居らず、母屋から少し食み出た、硝子張りの露台席へ通される。
  メニューを捲り、何を頂こうかと熟考する。
  此方の難点は、全てのメニューが一〇〇〇円超えと言う点。
  まあ、此の際だから、月末だが金の事は考えないようにしよう…。
  此方では「チーズカレー」を頂く事が多いのだが、何と無く惹かれたのが、
  開店当初にはメニューに無く、後から加わった様で、メニューに急拵えでシールが貼られている、
  「アサリカレー」と言う物で、「CoCo壱番屋」でも期間限定で登場の折は頂く様にしている。
  カレーに貝が入るだなんて、貝フェチには堪らない。
  其れにチーズを付加し、辛さは中辛で御願いする。
  又、「セット」にすると飲料と冷菓が付くと言うので、冷やし珈琲と柚子シャーベットで御願いする。
  緑に囲まれており、外を眺めると長閑で癒される様で、此の辺りは小学校時分は庭も同然で、
  自転車で走り回っていた遠い昔を思い出し、妙に落ち着いてしまう。
  先ず、生野菜と、此方では必ずカレーに付く、蒸かしたじゃが芋が運ばれて来る。
  生野菜はミモザサラダとか言う物で、外来の伴天連の横文字にはとんと弱いので割愛…。
  此のじゃが芋が地味に美味しく、軽い塩気で、其処にバターを乗せて齧る。
  じゃが芋はこんなにも旨いのかと感心する程で、流石、炭水化物は良い仕事をする。
  じゃが芋の旨さの余韻に浸る事、一〇分、主役のカレーが運ばれて来る。
  御飯とルウが別々で配膳され、御飯の上には刻まれたチーズ、漬物、梅干があしらわれ、
  ルウにはトッピングのチーズが更に入り、とろりと蕩けている。
  別で運ばれて来た、福神漬けと思しき容器を開けると、茶色い福神漬け、辣韮、
  そして、僕が此の世で一番嫌いな食べ物の干し葡萄が入っており、福神漬け、辣韮のみを取る…。
  ルウを匙で御飯の上に掛けて頂く。
  五日間煮込んで作ると言う此のカレーは、印度のカレーとは全く趣きが異なり、
  果物と野菜の甘味の中に香辛料の辛味、刺激が感じられるのが特徴との事で、
  口当たりは甘目で、非常に円やかで優しい味わいが真っ先に感じられる。
  然し、徐々に香辛料の辛味がじんわりと湧き上がって来る様で、単純な味ではない。
  が、印度カレーの刺激的な味わいが好きな人には物足りないかも知れない。
  具の浅蜊は、ゴロゴロと入っており、丸で潮干狩り会場の様だ。
  プリプリとした弾力と、腸のほろ苦さが何とも良く、此れをチーズが丸味を与えて呉れる。
  そして、西洋松茸も大きい物が入っており、柔らかくて旨い。
  西洋松茸や山菜の類いは食べ過ぎると発癌性が有るので、積極的には頂かないが、偶には良い。
  チーズは阿蘭陀産のゴーダチーズとの事で、濃厚な味わい。
  矢張り、チーズの入っていないカレーなんて、カレーではない。
  カレーは飲み物なので、あっと言う間に平らげ、〆の冷やし珈琲、柚子シャーベットも頂き、
  ゆったりとした昼御飯を頂戴した後は、引っ越し用の散財をしに行く…。