続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「本格インド料理レストラン ミナール」【大宮】

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 ◎「Aランチ」一二〇〇円

 …日曜日。
  前日はid190氏と「鮨処 いっしん」でさんざっぱら、旨い寿司とルービーを堪能し、
  其の後は大宮の街に繰り出し、思い出作りをし、其れから拙宅に戻り、
  酒を呑みつつ、ジョージ・ハリスン追悼コンサートや、LIVE AIDの映像を観、
  午前二時前に各々轟沈し、夜も明け切らない内に氏は帰られ、僕は泥の様に眠る…。
  八時半過ぎに起床し、風呂に入り、小ざっぱりとし、真人間に戻る。
  午前中は薄ぼんやりと、薄羽蜉蝣の様に過ごす。
  正午を前に、午後から大宮に出掛ける用事が有る為、身支度を整えて徐に外出。
  其の道中、昼御飯に何を頂こうか、食べる事が唯一の愉しみなので慎重に考える。
  ん~、本当に迷う。
  其処で、不意に浮かんだのが、如何言う訳だか印度料理。
  印度料理と言えば、上大岡に在る「インドカレーハウス サニー・タージ」が専らのお気に入りだが、
  其れを超える店が有れば良いなと軽い気持ちで、文明の利器・携帯電話で検索する。
  探してみると、大宮と言う街は、意外と印度料理店が少ない。
  然し、カレーであれば、「CoCo壱番屋」が有れば、十分に事足りてしまう気がしないでもない…。
  桃色繁華街である南銀座を抜け、地図を頼りに目的地を目指す。
  路地を入った所に、目立つ看板が見え、印度臭が漂っている。
  店内を覗くと、人影が見え、取り敢えず、客は居そうなので入店決定。
  入ると、浅黒い印度人店員が出迎えて呉れ、好きな席に座る様に促される。
  店内に客はアベック一組のみで、テレヴィヂョンでは印度歌謡の映像が流れている。
  席に着き、卓上のメニューをザッと見ると、昼時のメニューが目に入る。
  「Aランチ」と言うのが一番安価な様なので、貧乏人は此れを発注。
  「本日のカレー」の三種類の内、二種類が付くと言い、「キーマ」、「チキン」、「野菜」と言う。
  僕は宗教上の理由で野菜が食べられないので、「キーマ」と「チキン」で御願いする。
  何度も記すが、「本日のカレー」にしろ、「本日の定食」にしろ、食べ物は「本日」に限る。
  「昨日の刺身定食」では一寸ね…。
  其れは兎も角、更に、御飯とナンが選択出来、ナンで御願いし、
  「フライドチキン」と「ベジタブルサモサ」が選択出来、「フライドチキン」で御願いする。
  飲料は勿論、ラッシーで。
  出来上がりを待つ間、テレヴィヂョンを観ていると、如何してああも、印度人女性は美しいのだろう。
  尤も、ピンからキリ迄居るだろうが…。
  そうこうしていると、腹っ減らしの中年の前に、カレー臭を漂わせてカレーの御出座し。
  見た感じ、ナンは小さ目で、其れだけで「インドカレーハウス サニー・タージ」に軍配。
  先に生野菜を遣っ付けた後、其のナンを千切り、先ずは「チキン」に浸けて頂く。
  鶏肉のカレーはサラッとしており、粘性は低く、あっさりとした味わい。
  ナンはと言うと、残念乍ら、老婆の垂れ下がった乳房の様だが、豪快さが物足りない。
  表面はカリッとしているのだが、ふっくら、ふんわり感が今一。
  又、バターの芳しい風味も物足りず、「インドカレーハウス サニー・タージ」には遠く及ばない。
  キーマカレーはと言うと、挽き肉がゴロゴロ入り、香辛料の刺激的な味わいで先ず先ず。
  カレーに関しても、どちらも薄味な感じがして、味の奥行きが感じられずにガッカリ…。
  さて、印度料理と言うと、普通はタンドリーチキンだと思うのだが、何故かフライドチキン。
  頂いてみると、冷凍食品っぽさが否めず、特筆すべき点は見られず、余計にしょんぼり…。
  〆にラッシーを飲み、此れが一番美味しかったかな。
  矢張り、大宮の街は未だ未だ、印度料理店が入り込む余地は多分に有ろう…。